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自民党総裁選と保守層はどこへ向かうのか?

はじめに

 日本保守党員なので、これまで記事にしなかったが、ご存知のように9月27日に行われた自民党総裁選で、石破茂氏が第28代総裁に選出された。
総裁選には過去最多の9人が立候補し、党所属の国会議員と全国の党員による合計736票で投票が行われ、初回の投票では過半数を超える候補者がいなかったため、高市早苗氏と石破氏による決選投票が実施され、石破氏が215票を獲得して勝利した。
 敗れた高市早苗氏はマスコミ、執行部、外国勢力のネガティブキャンペーンにも関わらず、第一回投票では党員票が1位、議員票が2位と合計で第1位で決選投票に進むと言う大健闘であった。決選投票も僅差で本当に選挙制度のテクニカルな問題で石破氏が勝利したとも言えよう。両者拮抗しているため組閣人事次第では保守層支持者が離れていくことも考えられる。自民党の保守層はどこへ向かうのか考えてみる。

第一回投票結果
決選投票の二人
党員票の都道府県別配分
決選投票結果
ドル円為替の変動
第一回投票で円安に振れ、決選投票後円高に振れる
「石破ショック」

今回の総裁選の感想

 高市氏へのバッシングにも関わらず、下馬評では石破氏が党員票を一番取ると見られたが、党員票では高市氏一番得票数が多かった。保守と言われている青山繁晴氏や高市氏がこの3年党員獲得に力を注いでいたことが挙げられ、LGBT法や移民政策で失望している日本の行く末に危機感を持っている保守層が今回の総裁選のためになんとか留まりこの結果となったのではないだろうか。
 岸田文雄総裁は、前日に党員票1位の候補に決選投票では投じるとしていたが、実際には旧岸田派は石破氏に投票したようであり、党員の思いと議員の投票行動には乖離があったと思う。
 石破氏が選出されたときのパラパラの拍手のシーンは初めて見たし、分断が表面化したシーンであったのではないか。

石破新総裁はどう動くのか

 選択的夫婦別姓、再エネ、移民政策を進めるとしており、いよいよ日本が混乱する波乱の第二幕が始まると思われる。
 緊縮財政、消費税増税も考えられ、市場はすでに反応しており、ドル円為替相場も一気に円高に振れて「石破ショック」の様相となっている。
 また、解散には選挙戦に慎重だったが、早期解散に舵を切った模様だ。

自民党保守派と支持者の岩盤保守層はどこに行くのか。

 組閣では、恐らく俗に言う裏金議員や、今回決選投票で戦った高市氏、麻生派は登用しないとなれば、分断を起こし最悪離党して新党を立ち上げるのでは。その気概がなく党内に残り続けるならホント彼らはおしまいだと思う。
 もし、保守派が出て行ったら、立憲と連立政権と言うのもありえるかもしれない。
 保守派議員は残るとしても、支持者は今回で愛想を尽かして、約30万人の岩盤保守層は自民党を去るのでしないだろうか。

日本保守党の勢い

 日本保守党が結党して約1年が経ったが、この夏サマーキャラバンと銘打って全国街宣を行っているが、依然としてたくさんの聴衆が集まっている。これほど聴衆が集まる政治団体はそうそうないのではないか。これだけ日本に危機感を持つ人が多いと思う。

 総裁戦後、Xに日本保守党員になりましたと言うポストが多く見られる。
有本香氏のライブでも今日党員が増えていると述べている。
 国政選挙が近いと思われ、候補予定者をどれだけ擁立できるかも鍵である。

最後に

 日本保守党代表の百田尚樹氏や飯山あかり氏が述べているように、高市氏が負けたからと言って、日本が終わったわけではない。(石破氏が首班指名されるかもわからないw)
 保守勢力はここが頑張りどころ。大事なものがある「保守」の皆さんは下を向かずに、今日からまたがんばりましょう!! 

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