90年代、ケルト・ミュージックの癒し‼
90年代初頭、エンヤの登場により、ヒーリング・ミュージックがジャンルとして出てきました。このヒーリング・ミュージックという呼び名は日本独自であり、欧米ではニュー・エイジというジャンルにカテゴリーされています。実は、これも和製英語なので注意が必要です。正直、このヒーリング・ミュージックと言った方が、直感的に伝わりやすいと思ってますが、どうでしょう⁉
当初、ヒーリング・ミュージックと言えば、エンヤと言われる程、高い人気がありました。彼女の音楽ベースの基になったのは、アイルランドの音楽一家に生まれ、兄妹が創ったバンド「クラナド」にピアノとコーラスで参加していた事でした。その後、エンヤはライアン夫妻と共にバンドを脱退し、ライアン夫妻と一緒に音楽制作に入り、映画音楽に提供した『ケルツ』が認められ、本格的に音楽制作に入ります。そして、満を持して発表したアルバム『ウォーターマーク』がヒットして、世界的に知られていきます。
曲は「Enya - Orinoco Flow」
今、聴いても、彼女の瑞々しい感性が伝わってきます。そして英国やアイルランドに根付いているケルト・ミュージックのDNAを引き継ぎ、世界を席巻していきます。
次に紹介するのが、エンヤが所属していた兄妹バンド、クラナドです。このバンドのメイン・ボーカルは姉のモイヤ・ブレナンでした。
曲は「Clannad - Theme from Harry's Game」
この曲を聴くと、エンヤの音楽的ベースを垣間見る事ができます。
続いて紹介するのが英国のケルティック・ロック・バンド、アイオナです。このバンドは80年代後半にVoのジョアンヌ・ホッグとデイヴ・べインブリッジによって結成されました。バンド名は英国のアイオナ島から来ています。
デビュー当時、Voのジョアンヌはよくエンヤと比較されたそうです。彼女は音楽性が違うので、困惑していたと後年述べています。
曲は「IONA - Wave After Wave」
続いて紹介するのは、アイルランド出身のトラッド・バンド、アルタンです。
曲は「Altan - Blackwaterside」
最後に紹介するのが、オーストラリアのエンヤと呼ばれた、ミシェル・トゥームスです。
曲は「Michelle Tumes - Feel」
それでは、この辺で…