男脳と女脳の話
突然だが、私のパートナーはとても男脳だ。
そして自分はかなり女脳だ。
男脳は、結果であったり、なにかが起きた状況でも、次にどうすれば同じことが起きないか、を優先して話す傾向がある(と思っている)。
そして女脳は、結果を導くために様々な視点に立って現状を見ることができて、家庭のやり取りを踏まえたうえで結果を出す傾向がある(と思っているし、男性脳よりも解決にもっていくまで時間が必要、という面もあるとも思っている)。
この傾向を記事を読んでくれる方にも想像しやすいように、最近あった出来事を書いてみる。
川の流れの話
休日にはなにかと理由をつけて(やれお酒がない、やれタバコがない)、コンビニまで散歩をする習慣がある。
いつも通る道に割と幅が広めの川があるのだが、不思議な現象が起きていた。
川上から川下に向かって水が流れているのはまあ良しとして、川下から川上に向かっている水流があり、川のど真ん中で互いの水流がぶつかって大きな渦ができていたのだ。
私はそんな状況初めて見た。
面白い。近所でこんなことが起きてるなんて。
なんで逆流してきているんだろう。
家の近くが海なので海から来ている水流なのは分かる(そのため住宅街のど真ん中を流れている川なのにクロダイが泳いでいることがある)。
でも逆流?今日気持ち風が強いから?地震起きてないよね?んーーーー。
面白いから相方に話した。
みてみて、川の水と海水が逆流して渦になってる!なんでやろ??
相方からはどんな反応が返ってきたか。
①潮の満ち引きがあるんじゃない?満月も近いし
②大きい魚でも泳いでんじゃない?
③なんでだろ・・・?
④俺だったら聞かないですぐググるけど。
え~~~~~~~~~~~~~~~~~~
うそ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~んww
て思うでしょ、女脳の皆さん。自分の気持ちわかります?(笑)
もちろん、理由は知りたい。
誤解がないように言うておくが、自分もこの現象についての答えはシンプルに知りたい。
こういうことが起きていて、こんな背景があるから逆流するんだって。
へぇ、そうなのか!これはたしかに求めてる。
だから、なんでだろう?って聞いてるしね、うん、理由は、知りたいYO!!
ただ何もそんな
突き放さんでもええやん!(ちゅどーん)
なんでおきてるんだろ、を一緒に考えたり、こういうことがあるんかね?
とか色々考えてみたあとで答え合わせする方が考えることに頭も使うし知識になるしなによりも「会話」になるやんか!!!
やばいな書いてたら自分もなかなかだるい脳みそやんけ話を戻そうww
④という衝撃な回答りにより発生したいろんな感情をどう伝えるか悩んで(その間約5秒)悶々としていると、相方が続けてこう言った。
「分からないから、答えを知るためにも知識や答えの材料もってない俺に聞く前に調べたほうが早くわかると思う。」
これを聞くと、男脳の人も相方の気持ちがわかるんじゃないだろうか。
自分が知っている知識や経験を集めても正しい答えを伝えることはできないから、調べてみた方が善の欲しい答えはすぐ見つけられるな、という判断からくる発言。
自分を突き放していたんじゃなくて、気になっていることが早くわかるように、あくまでも「提案」をしている脳なのだ。
なるほど、全っ然悪気はないんだな。←
これは間違いなく性分だし、変わってほしいとももちろん思わない。
多分変わるように矯正を試みたとして、そこにもっていかれる体力はえげつないものがあるだろう。おまけになってほしい姿になる保証もないのだから、おもっくそ割に合わない(突然の男脳)。
まあそんな皮算用する以前に、自分のために考え方を改めてほしいと思っていないから、そもそもそんな見積もりすらもいらない。
思ってることを伝えるのが一番だ。
「答えも欲しいけどどっちかっていうと一緒に考えたかっただけだからいいんだ~」
って言ったら、
「そっか、じゃあ合ってるかわからないけど、俺は潮の満ち引きじゃないかなって思った。昨日月丸くなってる感じしたし。」
これができるだけで自分は満足、花丸、満点である。
これにて川の流れ問題、一件落着(特になにも起きてないが)
今回川だったからすんなり相方の言いたいことが分かった。
いやでもしかし、これが別物の話だったらどうなっているだろう。
一時期こういう画像?あったよね。
女「レポート提出しなくちゃいけないのに、PCの電源が落ちちゃって動かなくなっちゃった…明日提出期限なのに、どうしよう…」
男「どういう症状なの?再起動はしてみた?」
女「できてない・・・保存する前に落ちちゃったからもうほんとにショックで・・・」
男「サポートセンターには問い合わせしてみた?」
女「でもすごく良い出来だったのに…もう同じものは書けないよ…」
男「コンセント入れなおしてもう1回立ち上げてみなよ!明日までなら急がなきゃ間に合わないよ!」
女「ごめん、もういいや・・・」
男「なんでよ!!!!!!!!!!」
みたいなやつ。
自分ここまで女脳じゃないしここまで悲劇のヒロインな内容じゃなかった気がするけど(笑)、例えばこれが仕事で悩んでる的な話だったり、同居してる義両親の相談だったり(自分同居してないっす)、子育ての相談だったり(自分子供いないっす)、妄想止まらないからやめるけどw
ここまで読んで下さって、「あ、自分男脳だ」って思った方。
要するに、相談者が追いつめられるぐらい困っていたり、メンタルも体力もなにも残ってないような絶賛大ピンチの時にこの返答されてみ?
女脳、秒で死ぬよ?(笑)
あちょっと待って、だからって男脳、ちょっと言葉選べよ!って言いたいんじゃない。
ここからはちょっと女脳の話。
女脳の皆さんのメンタルが死ぬ前に、ちょっと話したい。
難しいよね、男脳タイプの相手に「こうしたかっただけだからいいんだよ」を言葉にできるまで、自分は何年もかかった。
絶対違う角度で言ってしまうのだ。
「なんでそんな突き放すように言うの?」
「そんな言い方しなくてもいいじゃん」
↑これはマジで全く男脳には(正直男脳じゃなくても)通じない。
女脳が男脳とやり取りするためには、
「こいつ(おっと失礼)は、こういう感情を持ってるって相談した私に対して、なぜこの返答をしてきたのかしら」
と一回自分に問うてみること。
ここが本当に大きいなと思っていて。
男脳さんの発言には(変なサディストじゃない限り)絶対に理由がある。
そここ汲み取りをしながら自分の話やら感情やらを組み込んでいくのがすごく大切だと思う。
女脳さんは、相手の感情を読むのが得意な傾向があるらしい。
自分の問題を解決するために自分が選んだ相談相手なら、相手の真意も探ることがより自分の欲しい答えにつながりやすいと思う。
あ、ただ愚痴やら悩みを聞いてほしいだけなら、男脳さんを選んではいけないよ。←
自分もメンタルえぐられるし、何より男脳さんもかわいそうやで。
相方も会社でそれに挟まれて辛そうだった。
愚痴吐きたいだけなら、クチが固いかだけじゃなくて、聞き流せる人かどうかも考えないとね。
言いたい放題だけど、ブログみたいなものなので…許してください(^^;)
そして男脳さん。
そのままでいいっす(どーん)
多分、女脳の考えていることを全部読み解くのは、たぶん無理です(爆)
だし、解決法をスピーディに見つけ出せるお姿、尊敬しております…
なぜか解決を求めてない奴らにばっか相談されんだって男脳さん、いますよね。
めちゃくちゃ頼られてるんすそれって。
自分にはどうしてもそっちに振り切れん…クゥッ…←
でももし、、、彼女の相談をうまく聞けないんだとか、もっと相手の気持ちを分かったうえで自分の意見も伝えたいと思ってくれているのであれば、、
魔法の言葉があるんす・・・。
いや人にもよるんで百発百中じゃないかもしれないけど(魔法の言葉)
「そっかぁ」です・・・「そんなことがあったんだね」です・・・
何が言いたいかっていうと、解決的意見を投げる前に、女脳さんが言ってることを「ちゃんと理解して、気持ちも伝わっているよ」というワンクッションがほしいんですわ…時間かかってすまんね。
その思いを理解したうえで(過程)、話を聞くとこういう考えが出てきたよ(結果)
これが女脳さんの答え方のベストです(どこポジションで話しているかわからんくなってきた)。
カップル、夫婦、友達、師弟、家族、、、
どんな関係でも絶対生じる(と思う)男脳と女脳。
相手の言葉の外側だけでなくて、中身も見てみると、意外と悩みも早く解決するかも・・・。
簡単に「共感」という言葉を使いたくなくて文章がかなり遠回しだが、要するにお互いを認め合いながら話すことが大事なんだろうなあ。
あ、何度も書いちゃうけどこの考え方は愚痴だけ吐きたいときは全く効力を成さないのでご注意。←
吐きたいときもあるから、そういうときも魔法の言葉。
「今から話すことにただただひたすら寄り添ってくださいませお願いいたしますぅ」
自分も相手も平和に終わるのはも〜〜〜これ一択!愚痴を吐きたいときは忘れずに!!!!(終)