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禅 × ビジネス

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このマガジン「禅×ビジネス」では、20年になる禅の修行の経験を踏まえて、禅とビジネスに関する学びについて、つづっていきます。10,000時間以上のメンタルトレーニングやコーチング…
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2021年2月の記事一覧

京都からだ研究室 KyotoKarada Labがスタートします

コロナ禍の中で、今あなたは何を感じているでしょうか。社会や環境が大きく変化する中で、私たち個人も変化を迫られていると感じている方も少なくないのではないでしょうか。 私もその一人です。 ただ、いきなり「どう生きるか?」という問いは難しすぎます。 これまでの延長線ではない新たな世界を生きる上で、まずは「まっさらに」戻ること。 このたび、禅をともに学ぶ仲間とともに"京都からだ研究室"を立ち上げました。 からだ研究室という名前の通り、まさに「身体(からだ)とともに生きる」が

【ビジネスに禅を活かす】 禅は儲からない道

今から7年前のことです。禅の師匠である藤田一照老師に初めてお会いしたとき、「コーチをしています」と自己紹介しました。 そのとき、一照さんが「禅を使ってしっかりお金を稼いでくださいね」と笑顔でおっしゃいました。 その言葉は衝撃的でした。そんなにお金に執着があるように見えたのだろうか。今も問いとして残っています。 おかげさまで、コーチとしては、食べていけるようになりました。そういう意味では、禅を使って、お金を稼がせていただいています。 noteの記事でも今年食堂をオープン

祈りと思いやり

食堂もオープンから4週間が経ちました。まだまだ慣れませんね。ひとつひとつ対応するだけで、精一杯の日々を過ごしています。 ちょっとしたことで辛い気持ちになります。 最近、一番心に動揺を与えたのは、食堂について書かれたネガティブな評価です。 大した批判ではないのですが、こんなにも自分の心を動揺させることに驚きました。繊細で、傷つきやすく、動揺が止まらない自分。日々心震わせながら生きています。 ただ、この感覚ははじめてではありません。子供の頃、いじめられたときの感覚を思い出

【禅をビジネスにいかす】 魂の修行とエゴに出会う旅

食堂のオープンから二週間が経ちました。 いろいろなことがありましたが、あっという間の二週間でした。 毎日、分からないことの連続。傷つくことの連続。不安と緊張でいっぱいの日々。 ご飯も喉を通らず、気がつけば3キロ痩せました。 なんでこんなに苦しいのだろう。 予想以上のお客様も来てくれていますし、スタッフの皆さんも協力して頑張ってくれています。私が成すべきことはやれているのでは・・・ もともと楽しむことが大の苦手なのですが、今回の試練は私の課題を浮き彫りにしてくれまし