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ぬい作り 完結編
いよいよ、残されたぬい2種の製作編です。
今回作っていたぬいは全部で3種。
しかし、1体は自分用にも作っているので作った合計は4体でした。
つい数ヶ月前まで並縫いしかできなかった裁縫初心者がようやったなと自分でも思います。
これもひとえに、型紙の配布や制作に関するノウハウの発信、そして生地や道具の需要を上げて市場に出回りやすくしてくださった、ぬい作りの先人たちのおかげです。
こんな初心者でも、気軽に制作を試みられるような環境を生み出してくださり、ありがとうございます。
では、完成まで進めていきたいと思います。
この記事を書くの2~3ヶ月放置しました。
三日坊主がまろび出ましたね。
髪型ァ
髪型。
ぶっつけ本番だと上手くいかなそうな髪型ですのでしっかり試作を重ねました。
百均の手芸コーナーに売っていた、型紙用不織布を用いて作っていきます。
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使わない生地で本体の試作をしつつ、不織布で髪型の構想を練り、切ったり加えたりしながら位置や形を合わせていきます。
しっくり来る形になったら、いよいよぬい本体を作り上げていきます。
ぬい本体
作っていく上でわかったこと。
・後ろ髪やハネ髪を一緒に縫い込むタイプは、生地が重なり針通しが大変なので手をケガしないよう注意が必要
・型紙と作り方は信じろ
これです。
まず、今回のぬいのひとつは
前髪
顔面
ハネ髪
後頭部
後ろ髪
ハーフアップ
といった具合に重なる布が大変多いぬいになっております。
そのため、縫い込んだ時にズレが発生したり形が乱れやすかったので、綺麗に作るには少し技術と集中力が必要でした。
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この部分だけめちゃくちゃ固くなります。
色々重ねて縫う必要がある場合、針で指を刺さないよう気をつけて進めていきましょう。
続いて型紙と作り方について。
「これ……作り方通りに体作ったらちょっと小さ過ぎる体にならない?」
体を縫う際、私はこの思考にぶち当たってしまいました。
そのため、切り出した布を少しいじり、縫うポイントも変えてしまいました。
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こうなります。
型紙の製作者さんが載せてくださっている作り方を信じましょう。
綿を詰めれば形も多少整えられますが、やはり作り方通りにする方が綺麗にできます。
アレンジはプロになったらやってみましょう。
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作り方通りならこんな感じでバランスよくなります。
くびれなどは出ませんが、ぬいぐるみらしい丸みのあるフォルムになりますよ。
この傷模様のあるぬいは、肩にタトゥーがあるのですが、しっかり作り方通りに縫えばこのように。
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綺麗に合わさります。
そして今回、自分用の方には試しにボーンを入れてみました。
ボーンはLINKさんの針金での作り方を参考にさせて頂きました。
(https://x.com/link_nui/status/1539904981809377280?s=46&t=pVmNyVfKqC2XrpV-WVfVyQ)
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少し強度が欲しかったので針金を二重のようにしてねじって作りました。
かなり強度が出たのですが、動かし続けるとそのうち綿が寄ってぬいの形が崩れそうなので、そうなった場合は手直しが必要そうですね。
市販のボーンも入手したのですが、どうにもサイズが合わず、調整しようとしても上手くいかずこの針金ボーンに落ち着きました。
完成
端折ります。
完成しました。
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体も縫い付けてみると、さっき作り方通りにしなかった場合どんな完成になるかの比較になりますね。
1枚目のぬいのエアインテークの作り方はこちら参照↓
21:20辺りから
2体目の髪型に関しては、集めた色んな情報の集大成です。
とにかく色んなぬい作り方法を見ていくのが大事だなぁと感じました。
それぞれの髪のハネ髪や前側にある特徴的な髪は、アイロン接着のシートを使い髪を貼り合わせてあります。
その分厚みも出るので縫う時注意ですね。
後ろ髪はそれぞれこんな感じ
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2枚目のぬいの結んだ髪に巻かれたリボンは、百均にあったラッピング用リボンを半分に裂きほつれ止め。
そこにラッピング用の針金を巻いて巻いてます。
結んだ髪は縫い付けてあるので、そこに巻く感じです。
そうすれば、リボンを外したかったらすぐ外せますのでね。
そしてこの2枚目の方のぬい、ちょっと特殊な髪型も作りました。
着脱式ポニーテール
そう、着脱式のポニーテールです。
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可愛いです。
なぜこのポニーテールを作ったかというと、完成直前にリアルイベントでの描き下ろしが発表され、まさかのポニーテール姿が公式からお出しされたからです。
どうやって作ったか。
用意するもの
・百均に売ってるネオジム磁石の1番ちっちゃいやつ
・ポニーテールパーツ
・磁石を隠すための、髪と同じ布の端切れ
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ポニーテール用のパーツは、上部に切り込みを入れ、縫って立体感を出しています。
パーツの内側に端切れを縫い付けます。
この時、磁石を仕込むために1箇所隙間を開けておきます。
磁石を内包。
端切れを完全に縫い付けて、パーツは完成。
これをどう頭部にくっつけるか。
もう1個磁石を取り出し、後ろ髪の内側に指で良き位置に押し入れて、ポニーテールパーツをペタッ!
これだけです。
それだけでお手軽ポニーテールの完成です。
最後に
もううろ覚えも良いところでかなり端折ってしまいました。
作り方全然伝わらない!と思われるかもしれませんが、型紙配布してらっしゃる方々の作り方を見て作った方が良いのでぜひそちらをご参照ください。
今回、制作には3~4ヶ月ほどかかっています。
制作の際は余裕を持って制作を進めましょう。
裁縫初心者でも作り終えられるぐらいには、市販のアイテムも、作り方の指南も豊富にあります。
いま作ろうか悩んでる初心者さんがいたら、大丈夫だよと背中を叩きたい所存です。
私が出来たのできっと大丈夫です。
その時出来なくても、時間を置けばなぜか進められたなんてこともあります。
試作の過程も楽しんで進めましょう。
以上が全能感でぬい作りを始めたオタクの備忘録です。
本当はもっと丁寧にまとめられたら良かったのですが、如何せん三日坊主なもので……。
補足等あればこの後に新たに記事を書いておきます。
この記事たちが、誰かの創作の手助けになれば幸いです。