作品制作の話
最近、「洋裁教室コモノ」の先生業の他に、先月からキッズラインサポーター登録もしたので(ベビーシッターサービスであるが、保育士免許持たないので私は5歳以上対象。実質工作指導のセンセですね)ますます何屋?状態であるが、ショボショボと作品制作もしてます。
自主企画イベント目白押しで予告と報告に追われ、ブログ記述を忘れてましたが、先月やっとオーダー頂いた「がまぐち」納品しましたよ。
材料だけ御指定であとはお任せだったので、ちょっと口開けて中開いた時に又違った形が見えるように一工夫。一点物ならではの遊びも盛り込むことしにしました(内側の裏革のパターンを変えて、ダイヤカットのようなものにしてみた)。白蛇のがまぐち。金運あがるかな・・?
個人作家というと結構優雅な感じに見えるかもしれませんが、時間軸が全く違う制作タイムを日々の処理案件の中にどのように嵌めこむかがいつも課題。絵描きさんと違って「作業」の部分が多いのがまだ何とかできる元なのかも。
型紙切るのは何を作るにしろ、まぁ本来なら数十点生産前提でないと採算絶対合わないんですが、まぁご依頼内容がやりたいと思うなら引き受ける。というスタンスでやってます。かなり納品まで待たせますが、、基本作ってるものが生活必需品じゃないんで、ゆる〜く制作してるかもしれないというポジションでの作家活動ですね。
これで生活基盤がちゃんとしてたら問題はないんですが、、我乍らなぜ生活を回せているのか謎だな。
さて、近日の発表の話題。
ありがたいことに染織吉田さんがされる10/10(木)-10/13(日)開催の個展(東京・南青山イトノサキ)にて、コラボ鞄を一緒に並べていただける事になりました。
→染織吉田(染織作家・吉田美保子)さんのウェブサイトはこちら
今、布を目の前にして、毎度のことですが唸ってます(笑)。
今度の美保子さんの個展、布好きだったら逃せない内容になりそう。もう10年以上彼女のブログを愛読してますが、今回彼女は帯を中心に制作。さまざまな着尺の作家さんにも出品してもらって、組み合わせの妙を展示で展開する予定とか。
彼女の作品群、一目見て「ヨシダさんだ!」というのがあるにもかかわらず、着物姿になるとデザイナーズものとかによくある「作品性」が前に出ることは無いというのが流石なのよね。
ご本人さんがよく記述されてるように、着る人が最終的に完成させるものが着物。の言葉通り、「●●ブランドの物を身につけている人」になっちゃうとお洒落って台無し。基本、作家の立ち位置のあり様についての考え方が近いので、ストレス無く一緒に仕事が出来るのがありがたい。
又内容がつまってきたら具体的に記述しますが、来年1月末に裂織作品を作っている母と親子展を京都で開催するので、この秋は作品制作中心の日々になりそうです。
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