「もの」の値段は、どうやって決まっているか。知っていますか?
近況含めの記事。来月の雪柳庵企画のWSで扱う内容にも、関連する話。
一応私も服飾の作家業をしてるわけで。時々色々なご依頼の受け答えの中で、う~ん、何故その値段で頼めると思ったのだろうか?
と思うことも、よくある(実は昨日もあった)。
これって、基本中の基本。実質時給1,000円以下になる仕事を依頼されても無理である。どないしようもないですわ。生活出来無いので。
・・単純に「商品」の代金がどうやって決まっているか、を知らない人があまりにも多いのに驚く。身内の話でなんですが、母との電話で今月から始まるカルチャーでの洋裁講師のマージンの話したら、そんなに取られるの!と驚いていた。何で70歳すぎて、そんな基本のこと知らんのや。。
「ものの値段は、どのように決まって居るのか」。これ、将来製造業じゃない仕事をするにしろ、子どものうちにちゃんと教えておこうや。と、ほんま思うんですよ。これを知らないと失礼な仕事の依頼をして、結果自分の評価を落とすことになりかねないですわ。
世の中の人が、物の値段=材料費+製造工賃ではない。ということを知れば、時々私がわずらわされているような不要なやりとりはグッと減ると思う。「企画すること+売る為のコスト」(要するに流通させるコスト)というのが、膨大なのですよ。商品が形の無いサービス中心になっている現代、殆どがソレ、といっても良いぐらいではないだろうか。
そこで、何が高くて何が安いのか。ということを、正しく評価できるかどうかが大事だと思っている。
私が凄く問題だ、と思って居るのは、日本社会全体でこどもを育てる投資意識が低いということ。ここに力を入れずして、国の発展などありえないではないか。実際子持ちになって、学校終わってからのこどもの居場所の選択支さえ、殆どないことに本当に驚いた私。あえて投資と書いたが、将来の自分達を支えてくれる世代に対して、あまりにも酷い状況だと思う。
この状況をどう打破するのか?を考える時に、何をどのように投資(お金、時間、労力)すべきなのか、を具体的に考えていくしかないと思っている。
そこで自分自身もサンプルにしての「マネープラン作成」をテーマに、ミニイベントを雪柳庵で先ずは今月行うことにしました。長くなったのでこのテーマについては続きの記事で。(続く)