『フィツカラルド』 ヘルツォークの最高傑作。狂ってるよね。ニュー・ジャーマン・シネマは再評価されるべき。
割引あり
評価 ☆☆☆
あらすじ
1890年代、南米。富豪のフィツカラルドはオペラ鑑賞をするために命をかけていた。アマゾン河の居住地であるイキトスからオペラハウスのあるマナウスまでアマゾン河を200キロも、手漕ぎボートで下ってくるほど。彼はアマゾン河上流のイキトスにオペラハウス建設を計画する。
ニュー・ジャーマン・シネマというムーヴメントをご存知だろうか。いまや、誰もそんな映画の流れがあったことなど忘れてしまったかもしれない。ヴェルナー・ヘルツォーク、ファスビンダー、ヴィム・ヴェンダース、フォルカー・シュレンドルフなどによる、1960年代後半から1980年までにドイツで活躍した一連の映画監督たちのこと。ビジネス的成功よりも芸術性を重く見た作風の彼らの作品は興味深く、いまもな輝きを放っている。
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