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『世界の涯てに』 死者の魂が帰っていく場所とは? ケリー・チャンと金城武がいい。

割引あり

評価 ☆



あらすじ
中国返還前の香港。不治の病と診断された裕福な家庭の若い女性、ケリーは、ある日、何でも探すという便利屋の若い男性チュンに出会った。ケリーはもう一度会いたい男性を探すことを依頼。手掛かりはわずかだった。いつも親切に仕事を続けるチュンとケリーは少しずつ心がつながっていくのがわかる。




スコットランドの沖に「死者の魂が帰ってゆく世界の涯て」と呼ばれる場所があるという。そんなワンテーマから作られたような作品が『世界の涯てに』(せかいのはてに、と読む)。僕はこういうワンフレーズが好きだ。映画『欲望の翼』には「脚のない鳥がいるらしい。 脚のない鳥は飛び続け、疲れたら風の中で眠る。 そして生涯で唯一度地上に降りるのだ……それが最後の時」というフレーズがある。テネシー・ウイリアムズの引用である。かっこいい。


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