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『武士の家計簿』 ユニークな内容だが、森田監督はこの映画を撮りたくなかったのでは?

割引あり

評価 ☆



あらすじ
江戸末期、加賀藩の金沢城算用場にぱちぱちとそろばんの音が響いていた。算用とは会計を司るという意味。加賀百万石には大勢の算用者を抱えていたが大多数が下級武士の出身だった。猪山直之もそのひとり。直之は見習の頃から「算盤馬鹿」と呼ぶほど会計計算が得意だった。



映画を観ていると、たまに熱のようなものが伝わってくることがある。その映画に関係したひとの多くが「ああ、本当にこの映画を撮りたかったんだろうな」というのがわかるのだ。不思議なものである。


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