『ときめきに死す』 オタクとカルトというふたつを先取りした予言的映画。森田芳光監督の隠れた代表作。
割引あり
評価 ☆☆☆☆
あらすじ
謎の組織の男性たちがピンボールゲームをしている。夏の通り雨が過ぎた後、北海道の渡島駅に静かな佇まいの若者、工藤直也が到着した。先に車で待っていた中年男性、大倉洋介は居眠りをしていたせいで、彼を出迎えようとするが見つからない。
1984年公開の、かなり古い映画である。だが、人間を見る冷めた眼差し、人間を感情の揺れを排除して扱うことのできる映像は、森田監督の得意とするところだ。『ときめきに死す』は、そんな森田監督のひとつのエポック的存在の映画。個人的に好きな作品でもある。出演は沢田研二、杉浦直樹、樋口可南子など。
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