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『酔いどれ天使』 三船敏郎のものすごく濃い演技とドイツ表現主義的映像が見どころ。

割引あり

評価 ☆☆☆



あらすじ
敗戦直後、駅前のヤミ市には水はけが悪く、小さな沼地になった場所がある。その駅近くに小さな医院「眞田病院」がある。眞田は腕の確かな医者でだが、いつも酔っぱらっていた。ある日、闇市のやくざである松永が鉄砲傷を手当てにやってきた。眞田は松永が結核に冒されていると気づく。



『酔いどれ天使』は1948年公開作品。監督は黒澤明。出演は志村喬、三船敏郎など。黒澤明とエイゼンシュテインとの類似点を上げる批評家も多いみたいだが、僕はどちらかというとドイツ表現主義映画の匂いをこの映画から感じる。『カリガリ博士』みたいな感じ。特に夢のシーンとか、笠置シズ子の「ジャングルブキ」とかはそんな感じがする。


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