不動産業界『修行編』①

こんにちは!ゼロワンLです。前回自己紹介ついでに不動産業への転職までの流れを書いてみました。今回は修行編①という事で、営業デビューするところまでを書いてみようと思います。

初めての出勤は面接のときに『9:30には会社に着いてて』と言われたので、遅刻しないように早めに家を出て、慣れないスーツに身を纏い気合を入れて家を出ました。元々現場作業員でしたので、当時はスーツを着るだけで出来る営業マンになった気にもなりましたね(笑)

会社に着くと私より先に着いている人がおりその方は私の前に入った先輩社員で、朝にやる事は何をするのかを教えてもらいました。社内の掃除やデスク拭き、植物の水やりなどです。その辺は普通の会社と変わりません。

もちろん社長が出社する前には、社員は全員出社するのですが、社長が来た時にはみんなピリピリしている雰囲気となり一気に緊張感が走ります。しばらくして社長より『集合』と一声あり、みんな小走りで社長のデスクの前に集まります。

社長『おはよう!』役職者・社員『おざす!』まず大声で挨拶です。社長より気合を注入されたあと私の自己紹介となり社員全員の前で、『おはようございます!ゼロワンLです!営業初めてですが頑張ります!』みたいな簡単な挨拶をして、朝礼終了後に各課長に挨拶にいき研修スタートです。研修期間は1週間です。(今考えると長いですね。。)

まずは自分が売る物件の商品のことを知らないといけないので、自社商品の特徴や、投資物件の利回りの計算方法や都心の物件のメリットなどを覚えました。絶対覚えないといけないのは、『5大メリット』です。

それは、年金・保険・節税・インフレ・相続税対策です。この5つのメリットをまずは覚えて、不動産投資のメリットとしてトークを行いお客様にメリットを感じてもらうのです。研修ではインプット⇒アウトプットを繰り返し行います。課長より5つの中でゼロワンは何が良いと思うの??という質問があり私は『年金対策ですかね?』と答えると、『それがお前の武器になる。ちゃんと伝えれるようにトークを鍛えろ(キリッ)』みたいなかっこいいセリフで色々教えて頂きました。

ちなみに、私の当時の仕事は何なのか?というと『投資用のワンルームマンションを電話営業でアポ取りをして販売する』という言葉にすると簡単な仕事です。(実際は難しいですが。。)その為に、色々覚えないといけないですし、アウトプット能力は鍛えないといけません。もちろん万人受けする商品でもないので、断り文句の切り返しも覚えないといけません。はじめは資金をかけずに、少額で都心のマンションが持てるなんて凄く良い話なのに断る人もいるんだな?程度に思っていましたが、振り返ってみると『断らない人いなんじゃない?』という位断られましたね。はじめの1年だとざっくり計算で1.5万~2万回くらいは断られると思います。

『忙しい』⇒暇な時間を確認したり、良い話だから聞いてくれと熱く語るなど『忙しい』の断り文句を打破するバージョンも本当に色々ありました。『興味ない』『お金がない』『そんなに儲かるなら自分でやれば?』すべての断りに切り返りはあります。同じ断り文句でも、最低でも5つほどは切り返しバージョンは普通にあります。応酬話法ってやつです。断り⇒切り返し⇒本題⇒断り⇒切り返し⇒本題の連続なので、その辺の瞬発力は相当に鍛えられました。

研修期間では、一人ロープレも繰り返し行うので、マニュアルは自然に覚ええます。先輩社員が電話営業をしている横で私は研修をしているのですが、気になる事が出てきます。何が気になっていたかというと、先輩社員達の電話です。

先『もしもし~(株)〇〇〇〇〇の〇〇ですが、〇〇さんいますか?あっ〇〇さんですか!私、都心のマンションを~『ガチャ』ツーツーツーみないな感じでひたすら電話かける⇒冒頭で切られる⇒電話かける⇒ガチャ切りの繰り返し。。私は『先輩達全然話せてないじゃん・・』と思いながら横で研修をしてました。

時折『クソッ!』と悔しいポーズも入れてくる先輩もいるので、課長や社長に対して、『私は仕事してますよ』的な演技しているようにしか見えないのです。社内には、アポグラフもあるの誰がアポを多く取っているのか?誰がアポを取っていないのか?が一目でわかります。中には月に1件~2件位しかアポが取れない先輩社員がいるのですが、ずっとアポが取れない作業を延々としているのです。今考えると、なんか恐ろしい世界です。

そんな私も研修が終わり営業デビューをする事となるのですが、先輩社員同様に『ガチャ切りの日常』の洗礼を浴びるという現実を体験するのでありました。。

次回はそんな私の『初アポ⇒あえなく玉砕』と『とうとうきたか初成約』を書いてみたいと思います。ではまた次回♪


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