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GWの東北、越後、長野を旅する-10【加賀井温泉 一陽館】
長かったような連休もいよいよ最終日
清津峡から飯山に入ると、時期を待っていたような菜の花が満開だった。
黄色い絨毯がそちこちに出現して、さすがに道の駅も賑わいをみせる。
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飯山に来ると必ず立ち寄る県道411から妙高へ抜ける道。
信越トレイルが横切る自然豊かな場所。特にこの黒岩山山域は、ギフチョウやモリアオガエルをはじめ、貴重な動植物の宝庫であることから「黒岩山天然保護地区」に認定されています。
特にGW時期は、いたるところにカタクリやスミレの花が咲き乱れるパラダイスになっていて花好きにはたまらないところ。
道幅は狭いですが、妙高側がGWにはまだ除雪されなくて通行止めなので、ほぼすれ違う車はない。
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いつもなら桂池の根開きが丁度いい時期だけど、数日の暑さでほぼ雪は溶けてしまっている。池の氷も既に溶けていた。
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道の途中にはおいしい湧水も、たくさん汲んだ。
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今年ものまたこの風景に出会えて満足。
さて旅館に向かう前にひと風呂浴びていこうと長野市の加賀井温泉 一陽館へ
ナビが目的地に向かわずに温泉の周りの路地をグルグルした挙句の到着
入口右側にあるのが湯屋のようです。
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左の建物の受付では、館主から入浴の心得を得々と諭されて、
何かとんでもない異世界に来てしまったのではないかとちょっと不安もよぎる。更に露天、源泉と案内されるのだけど、いきなりタオル一丁の男性が歩いてきたので、びっくりして目が泳いでしまう。。。
露天の説明でも、当然入っている人がいるので、遠慮して後ろの方にいると、「それじゃ、見えないでしょ」って何をだよ~(半泣き
説明を終え(やっと解放されて)さすがに露天むりむりなので内湯に突進。
入口の更衣スペースと浴室にも更衣スペースがあります。
湯舟は上手から薄茶色のお湯が川のごとく流れてきます。
館主の教えの通り、下手のところで体を清め、掛け湯をして入る。
(絶対上手から入るなよなと、素晴らしい教えです)
上手にはおばあちゃんが御一人いらっしゃいます。
ちょっと離れた所から声を掛けてくれます。
婆「お孫さんは?」
わし「いやまだ。。。」
正直、山羊のお乳状態のお方から、このぼんきゅぼんの温泉も弾くわたくしが、同世代とみなされたことに少なからずショックを受けるものの、
まあ、硬いこと言いっこなしかといろいろとお話に花が咲く(距離取ってます)
泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉で、
なんといっても塩素濃度が高く、鉄分あり、おまけに肌に炭酸もまとわりついて、そして40℃程の適温。自然湧出の源泉はさながら濁流でそれが、すぐに湯舟に満たされていく。こんな至福があるでしょうか!ありました!
帰るときは、受付で声掛けをして終了。
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内湯や露天もですが、析出物がすごいです。タオルは瞬殺で薄茶色。
山梨もだけど、長野にはいい温泉がいっぱい。
ここもまた再訪必須の温泉になりました。
2022.5.7(土)