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2024.4月日記、後半

4/16(火)

昨晩私に起こった不思議な出来事を話そう。
相方が先に寝室に向かい、1人静かな居間でパソコンをカチカチやっていた。この夏の計画を練るためだ。

ちなみに一昨年の北海道では感じなかったが、今年は宿がべらぼうに高額な価格設定だったり安い宿を探すとゲストハウスやビジホしかなかったりと、まあ道東はもともと宿が少ないからしかたがないのだけど。。。
手頃な家族経営の料理が美味しい温泉宿に巡り合えない。。。
なので20日余りの北海道の宿は2件にして、あとはキャンプで凌ぐことにした。まあ、キャンプ場もいままで無料だったところがかなり有料化されていた。その代わり東北で宿を取った。

その時だ。。。

目の前のテレビ台のガラスの観音扉がカチャッと開いた。

そう、勝手に。。。

いやあ、貞子出てくるかと思ったわ。

人間ほんとに驚くと声が出ないものなんですね。思わず息をのんだ。
冬場、乾燥しているときには、木造家屋はよく家鳴りがするものだけど
まさかガラス扉が開くとは。。。

なんだか落ち着かなくてもう寝ることにした。
いつものように就寝まで1時間は枕元で本を読む。
が、その時今度は玄関のドアの鍵の開く音、そう、あのカチャッという音。

きゃ~誰か助けて。。。
鍵は確認しておいたから開くはずがない。
恐る恐る玄関まで行って確認、やっぱり鍵はちゃんと掛かってる。

不思議なことが立て続けだったので、これは何かの予兆だろうかと勘繰りたくもなる。

4/17(水)

普段ほとんど間食をしないのでお菓子はほぼ買わない。
ただしたまあに暑い時にアイスクリームは食べたくなる。
で買い物ついでに先日ハーゲンダッツを買ってきたわけですよ。
すると相方、「まだ(冷凍庫に)入ってる。食べちゃおうかな~」と。
わかってないなあ。
このアイスクリームのことを考えながら、前に食べた時の美味しかったことを思い出して、味覚の思い出に浸っているわけですよ。
このうれしさは、食べた以上なんですよね。そうして下手すると1ヶ月以上放置なわけですが、(冷凍庫に)あるというだけでいつでも食べられるぞっていう幸せが続くのですよ。

4/18(木)

方言はなぜ存在するのか 大西拓一郎著

学術書は発行部数が少ないので価格的にはお高めで、本当は自分で買えや!
ですが、図書館さんいつもありがとうとお礼です。。。

この本は面白かった。
一言でいうと言語とはシステムで、常に合理化経済化を目指している。その過程で言語変化(方言など)が起こる。
ところが言語はすんなりと変化できない。共有の言語という道具の改変も伴う。言語は改革と現状維持という矛盾した性格があるので、そこに方言の生まれる余地があるということだ。

この時代、方言はそうそう生まれるものじゃない、過去の遺産だ。
と私は思っていた。

たとえばです。
方言ではないですが、かつて携帯電話という商品が世に現れました。
そののちスマホという新たな商品が開発されました。初代携帯電話もスマホもどちらも携帯電話です。それを差別化のためスマホというネーミングを与えられました。かつての携帯電話はどうなったでしょう。そうガラケーという新たな名前を与えられました。
言葉はこのように同じものであっても時代と経済性によって変化していきます。なので方言も言葉である以上変化していくのです。

方言の伝播、変遷を図表を用いて簡潔に説明されていてとても読みやすく、言葉に対する意識も少し高まったかなと思う。

4/21(日)

富士山馬返しに遊んだ。
富士山は野鳥の宝庫。富士山という日本一の標高は、一部の冬鳥にとっては北に帰らず富士山の標高を上げてそこで夏を過ごす格好の住処なのです。
中ノ茶屋から馬返しまでは離合のきつい「ここ林道だろ」を思わせる県道が通る。何を隠そう、いや隠してませんが、富士山の山頂までの登山道もすべて県道なのです。

その馬返しに到着して驚いた。歴史ある茶店の大文司屋が数年前から復活していた。

付近を散策しながら野鳥と戯れ楽しんだ後、お茶屋でコーヒーを頂いた。
豆から挽いた美味しいコーヒーだった。
気さくなご主人と野鳥の話で盛り上がり、ここはたびたび訪ねてみたい気持ちになった。

ゴジュウカラ

コーヒーを頂いていると、この吉田口登山道をハイキングする人が結構いることを知る。古来の富士講登山は、北口本宮冨士浅間神社からここを登ったそうな。馬返しまでは日に2本マイクロバスも通っているので、いろいろ組み合わせて楽しめそうかな。

ここではペイペイでも支払いできるのですが、私がその音を聞いて
「おもしろい鳴き声の鳥の声がする、ペイペイ」と言ったら、支払いをしていた紳士が「おもしろい」って。そしてぼそっと自分でも「ペイペイ」って言ってるの。
なんかめっちゃおもしろかった。茶屋の前の縁台でのこんなひと時って、都会では中々味わえないいい経験だった。

4/22(月)

昨日は大文司屋の記事を書いたが、下ってきてから中の茶屋界隈で富士桜祭というのをやっていた。
富士桜は箱根なんかにもあるマメザクラの別名です。ソメイヨシノより時期が少しだけ遅く開花するみたいで、小粒のかわいいお花です。
中の茶屋では桜茶のおふるまいがあって、みたらし団子を買って頂いた。

あたりには富士桜がたくさん自生していて国の天然記念物だそう。
とても環境がいいので、散策にはもってこいです。あまり混雑していないのでお勧めです。

メジロ

4/23(火)

旅の途中のコマドリが出たという情報を得て、丹沢に向かう。
場所は全然わからなかったんだけど、野生の感で偶然コマドリを発見。
たぶん、営巣はしないだろうから1週間程で北上してしまうだろう。
ラッキーだった。姿もかわいいんだけど、何といってもその囀りに魅了されてしまう。さすが日本三鳴鳥だ。

4/30(火)

GW前半の連休、コマドリを探し求めて長野に遊ぶ。
フットワークをよくするため、当然ながらキャンプで自炊。
3日間で数か所を回ったけれど、姿は見えず囀りだけだった。
しかしやはり夏鳥シーズン開幕である。オオルリに出会えた。
日頃の行いの賜物であった。


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