雨キャンも悪くない。。。
9月の連休ときたら2回とも台風の洗礼をうけて、前半はキャンセル、後半は雨降りキャンプと試練を与えてくれた。
その後半戦は木島平村のカヤの平高原キャンプ場へ
信州中野からR403に入り舗装はされているもののカーブだらけの林道を選択するか、奥志賀高原から県道502を使うか、いずれにしろ人跡未踏とは言わないがたどり着けば牛しかいない。
そう、ここはカヤの牧場の端っこに位置する。
到着時は雨こそ落ちないものの深い霧に覆われ、ここはどんな所?と言う感じ。我家にしては高額テントサイトで1泊¥3000、2泊分を支払う。
心なしか管理人さんが気の毒そうな顔で私達を見ているように感じる。
気のせいかwww まあ、この天気だしね。
なんと2泊分のキャンプ料金で木島平村で使える¥2000分のクーポンを頂いた。「近くで使えるお店ありますか」って聞いたらしばし思案中。
少し考えて「農作物販売所とか。。。」だった。
いったいどこにある。牛しかいないですよ。。。
なので、¥2000分しっかり薪を頂く私達。
なんとか場所を決めテントを張る。草地に入っただけで、靴がびしょびしょになった。やれやれ
草をはむ牛たちを眺めながら、天気悪いし散策もままならないのでお酒タイムに突入。いやあ、至福至福。
時折落ちる雨も何のその、都合3パーティの物好き達が2日間、テントで缶詰となる。買い物に行くまで往復50kmなので、2泊分の傷まない食材をクーラーボックスに用意。
3日目の朝、ついに太陽が顔を出す。
黎明の時、水滴をいっぱい含んだ草が銀色にキラキラと輝いてほんとうに美しい。
反対側に目を向ければ白い虹が弧を描く。なんという邂逅!
3日目の朝は牛もぞろぞろ我家のテント前に集結、そしてぼたぼた落とし物
牛さんは中に1頭先輩がいて体も大きい。その先輩がいろいろと後輩を仕切っている感じ。こっちを威嚇しに来るしちょっと強面
いよいよ柵越してきそうって思ったら、バラセンの鉄でできた支柱をぺろぺろなめ始めた。牛さんも鉄分必要なのね。
この牛たちも11月の頭までこちらで放牧されているようだ。
朝食を済ませて、3日目にしてやっと北ドブ湿原まで散策に向かう。
入ってすぐは白樺の樹林帯、少しだけ標高をあげて樹齢300年と言う素晴らしいブナ林が圧巻。
片道2kmの少し上り坂を歩いて、北ドブ湿原は夏場ならニッコウキスゲの咲く美しい湿原だそうだ。秋の時期は草紅葉も始まってきた。
ノビタキは冬羽に変わってきているようだ。もしくはメスかな。
人を恐れないようで近くで飛び回り葦に止まる。
行きは西ルートを帰りは東ルートを取ってぐるりと周回してきた。
都合4kmのよい散策だった。
キャンプ場にはノスリの若かなあ。羽毛がふさふさでかわいい。
お天気は悪かったものの3日目集中で楽しめた。
3泊目はいよいよ万座温泉です。
つづく
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