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⑦11/9 一番伝えたかったこと

お久しぶりです。更新だいぶ空いてしまいました。笑

時間が経っても留置所にいたことを思い出して向き合うのは結構エネルギーが必要で、webで存在を認識してもらえないと始まらない商売をしているので発信し続けることはほぼ義務な世界に生きているのですが。自分の中でこの連載に触りたくなってしまう時期がありました。それでも逮捕されてから一年経つまでに自分の中でこの連載に一区切りつけたいなってずっと思ってました。本当だよ。笑


11/9(水曜日)勾留6日目
前夜睡眠薬を飲んで爆睡。
朝イチで部屋を移動する旨を伝えられる。
この日までは3人部屋を1人で使っていたので実質広めの独居(といっても4畳くらい。笑)に入ってる感覚でした。それなりにいっぱいいっぱいな精神状態の中、他の人と生活することで生じる不確定要素が減ったり、同室の人に気を遣わなくていい環境だったので続けばいいなと思っていたのですが遂に終わりが来ました。

おそらく留置所に入ったタイミングの身体検査で37度以上発熱があったので、コロナ禍ということで、一週間程プチ隔離してくれたんだと思います。

拒否権はないのでそのまま移動。
四人部屋に先客(先容疑者?笑)が一人入っている。

6番ですよろしくお願いしますと簡単な自己紹介(全く情報のない自己紹介)。

先容疑者の方は10/25~拘留とのことでもうすぐ出られるとのこと。
あまり触れてほしくなさそうなので、
「極力合わせますので必要なことあれば気軽に言ってください」
と伝える。

午前の調べは予想通り。
録音なし、資料なし、きのうも言った通り勝手に調書作られるので
「それクリアしてくれないと調書作りには協力できません」と
鉄の意志で伝える。笑

今回の逮捕の証拠として、スカウト会社としてスカウトマンとのやりとり3件を出してきた。

運営していたスカウト会社を一度摘発されてから三年程経過しているのですが、その三年間で引き継いだ人達から別々に質問等が来てグループLINEに計3回返信していたのですが、それを持ってスカウト会社を運営していた証拠にしたいらしい。

毎日三回返信してたら意味が分かるのですが、相当荒っぽいことされてるなと。こちらは客観証拠積めば、逆に反証に出来るかな位に解釈。

実際、結構酷い扱いです。
酷い扱いを受けること自体より、スカウトマンあがりの風俗経営者なんて悪いやつに決まっている。小さな証拠?で取り合えず逮捕して少し叩けば起訴できるだろうって本気で思われていることにうんざりする。

一番伝えたかったこと

これはここ数年しみじみ感じていたことで、実はこの連載の中で一番書きたかったことになります。

浅野は大学を中退して、デリヘル経営者になりました。
ずっと人間やその心に興味があって、極限の仕事ともいえる風俗に従事する人たちってどんな人なんだろうとか、どういったことを考えてるんだろう。
学歴等を取っ払った時に、自分はどれくらい通用するのか、仕事の価値を作れるのか試してみたい。それを自分の目で見て知りたいなっていうのが水商売に関わるようになったきっかけです。

実際、自分が従事してみて感じたことは、風俗業界で働いている人は別世界の人達ではなくほとんどは普通の人で、環境や金銭的事情があって風俗業界にやってきた。少し環境が違えば自分もそうだったかもしれないし、紙一重。そして人は必要があればなんにだって適応していく。

風俗はただ非人間的な射精産業ではなく、相手がいて成立するもの。
その仕事の中でやりがいを見出して頑張っている人もいる。誰かを頼らず自力で目標達成のために手段として風俗業界にいる人もいる。状況的には生活保護を受けることも出来るような人が自分の意思で自立の道を選んだことを浅野は肯定したかった。

もちろん従事している中で、風俗業界の良くない部分にもたくさん直面して思うところもありました。根深い貧困搾取の構図が出来ていたり、性病をまん延させることへのモラルが異常に低いお店が多かったり、稼いでもお金を残していないキャストへのフィナンシャルプランナー的な存在がいない、お客様へのぼったくり的な関わり方を容認して短日の売り上げを優先しがちな運営の感覚なんかは大きな違和感を覚えました。

でも、少なくとも自分が管轄している店舗では正しいと感じたことを、貫いて運営していけばいい。自分の中でやりがいが見出せれば風俗業界に人生を賭ける意味はあるし、自分次第でエンタメとして誇りを持って出来る仕事だと思っていました。

そういった思いで働いていたので、風俗なんて女の子に体を売らす汚い仕事だ的なことを言われても、それはそんな大味のまとめ方をする話ではなく、必要があってリスクも知った上で風俗で働くことを決めたのならその気持ちを尊重して関わればいいし。実際に風俗に救われているお客様もいたり、不倫等のリスクのない遊び方としても必要とされている。

こちら都合でお客様やキャストも関わっている人を騙すようなことはしないと決めて、サービス業として運営をしていけばやりがいがある仕事だと思っていました。

だけど、3年前の緊急事態宣言の時に一度そういった思いは国や行政に全否定されました。恨みたらたらで愚痴りたいわけではなく、私達にとってのひとつの悲しい現実です。

緊急事態宣言の時、行政からは休業要請がありました。
風俗に対して熱い気持ちを持って働いているキャストが多く、社内意見として今はみんなで自粛しないといけないと考える人が多く、浅野が運営している贅沢なひと時というデリヘルは2週間以上休業しました。

みんな事情がある中で、自分の所属しているお店が営業しているのは嫌だといった意見が大きかった。ただ稼ぐ場所としてではなくお店に思い入れを持っているキャストが多いんだなって浅野としては嬉しいものでした。

休業補償が欲しかったわけではないし、自分が胸を張って生きていたいというそんな気持ちが強かった。

ただ、そのあと衝撃を受けたのは風俗店は休業補償の対象外で理由は反社会的勢力と繋がっている可能性があるからというもの。

私達は行政の許可を取って法律の中でデリヘル運営をしているし、納税もしている。なにか問題があれば場合によっては警察への相談や弁護士にも協力してもらうことはあれど、反社会的勢力に頼んだりすることはありません。全て自分達で対応してきました。

エリアによって多少の違いはあると思うのですが、少なくとも私の知っている限りごく一部のソープや違法なお店を除くと都内ではそういった話はほとんど聞きません。

自分の中で誇りを持って仕事をしていたのに、調べもしないでそういった決めつけをされるのはただただ酷い職業差別だし、口には出さなかったけれどとても傷つきました。

万引きしそうな顔だから、あなたは万引き犯の扱いになります。
そんな扱いを当たり前にされてしまう。

日本という国は平和で、優しくて好きって思って生きていたのですが、結構露骨に行政からの差別がある、お前らどうせ悪いんだからって決めつけが半端じゃない。

付き合いのある優秀な風俗経営者の先輩が、行政に諦めていたり。
おれ達は日陰の商売だから、こういった時こそ目立たずとことん営業し続けるんだって言ってた意味が悲しい事に少しわかってしまいました。

人として扱われなかったら、まぁ大多数の人はぐれてしまうだろうし。
社会から拒絶されている以上、社会規範を守ろうという意識は薄まってしまいます。これけっこうあると思うんだよなぁ。

意味合い的にも、扱いとしても江戸時代の職業差別の「えた・ひにん」扱いされているなと痛感しました。

※江戸時代の初め、徳川幕府や諸大名は、自己の権力を維持し、安定・強化させるために「士農工商」という身分制度を創り出し、重い年貢や運上・冥加金等の納入に苦しむ「農工商」たちの不満をそらすため、「えた・ひにん」という最下層の被差別身分(賎民)を置いて分断支配を行なった。
(「部落史の見直し」と部落問題学習/奈良県公式ホームページより抜粋)

抜粋しちゃうくらいに我々、風俗従事者はえた・ひにん扱いです!!!

当時他にも自分の中で一生懸命やってきた風俗運営を否定されるようなことが重なって、浅野はしばらく風俗経営への情熱を失ってしまいました。中身の検証もされず存在だけで全否定されるのはすごく悲しい。一周回って、今はその中でも希望を持って働いてますがやっぱり相当堪えました。

自分で選んだ道だし後悔は一切ないのですが、身内や志の高い後輩に風俗経営の道を勧めれるかというと今もクエスチョンです。

一見華やかにも見える水商売に長期間従事するのであれば少なくともそういった扱いを受けること、関わっている人にも嫌な影響があることを覚悟する必要があります。そういうの20代でがむしゃらに頑張っていた時には気付かなかった。

臭いものには蓋とはよく言ったもので、私達は行政の匙加減ひとつで、君たちのこと認めていたわけではないから、実はこれは解釈が変わったのでダメになりました逮捕しますね、営業停止ですなんてことがザラにあります。

一昔前だと歌舞伎町浄化作戦時の店舗型ヘルスの摘発なんかもそうで、無許可営業という解釈も届け出を出した時点で警察がそう伝えていれば数百店舗が摘発されるということはなかったと思います。浅野はこの件を突然営業しているお店を営業停止にする基準が変更されたと解釈しています。(反社会的な稼業の方や違法なキャッチが減ったことは治安的にもとても良かったと思いますが)

https://president.jp/articles/-/34024

最近だとガールズバーの無許可営業での摘発なんかもそうで、接待があるなら風営法の届け出を出してくださいという内容なのですが目を付けられると女の子とお客さんが15分以上話していると接待営業とみなされ摘発されてしまいます。実際15分以上女の子と話さないように徹底しているガールズバーを見たことがありません。風営法で届け出を出すと営業時間が深夜1時までになってしまうのでほとんどのお店は営業時間の兼ね合いでバー営業で許可を取っています。

臭いものには蓋の精神が徹底されているので、例えば営業時間については風営法の届け出を出している飲み屋の営業時間をなぜ深夜1時迄にしているかが公に議論されることはほぼありません。ここが一番おかしなところで、誰の為、何の為か誰もわからないことが放置されていて、従事者はほぼみんな諦めている。風俗で同じ様な例を挙げるとすると、店舗型の風俗店の営業時間は日の出から24時までなのですが、デリヘルは24時間営業が可能です。法律でそう決められているのは分かるのですが、このダブルスタンダードにも感じる法律がなぜなのか、なんのためなのかは私には一生分からないと思います。

行政に対して我々風俗経営者が風俗従事者のために何かすることは諦めて、目立たない路線が運営の主流の考え方になっていることは寂しい現実です。

ガールズバーに関しては実態としては摘発対象になるのにほとんど全てのお店が飲食店営業で許可を取っていて深夜営業が放置されている。

ほぼ全ての飲食店営業で届け出を出しているガールズバーを放置してターゲットにしたお店だけを摘発するのはすごく違和感を感じるし、納税もしていて他より社会規範も意識して営業しているようなお店が目立っているから、ニュースにしやすいからという理由で摘発されているのを見ると相変わらずですねと感じました。

https://bunshun.jp/articles/-/61395

お店の運営もしっかり出来た上で、こういった蓋をされているテーマを議論の土俵に上げれる若手経営者が増えていくこと、そういった後輩を育成や応援することは今の浅野の中の今のテーマです。こういった情熱が湧かなくなった時が引き際かなぁと思うのですが、まだ大丈夫そうです。笑

今回の留置所日記も、自分の中でも書くことに迷いはあったのですが。
(最終回っぽい書き方だな。最終回にしてもいいかな。)
決して、浅野は留置所でこんな風にイキってましたとアピールしたかったわけではなく。いい歳だし、報道されたことで迷惑かけたり悲しい思いをさせてしまった人もいるので、そう思われるのはすごく嫌だな。

今回の逮捕で感じたことは、実際に犯罪と認定されるようなことをしていなくても、逮捕して実名報道すれば社会的には結構な破壊力で抹殺される。

一ヶ月全ての連絡が取れない、働けない。
マンションも警察に突入されて報道されたので、解約通知が届きました。

弁護士先生のお陰もあってメインのニュースは削除してもらえましたが調べれば分かる形では残ります。

家族や娘にもそういうものを背負わせてしまったし。(基本的に覚悟は決めてますが、やってないことで背負わすって心の落としどころが見つかりません)

不動産や銀行審査は一生ネガティブな扱いを受けることも確定しています。ちょっと悪そうな人に偽装結婚や養子縁組して名前変えたらいいよ、オレは二回変えてるよとかアドバイスされて激萎えしてます。誰か養子にしてください。笑(実際名前変えることはないと思いますが、、)

学生の時の友人からも連絡来なくなったり、定期的に呼ばれてた昔の友人の法事の連絡が来なくなったりと。

そうなってしまったことがすごく悲しい。
報道だけ見たらあいつ完全に闇落ちしたな。
関わらないようにしようってそう思うのも仕方ないよね。

失ったものは勾留された30日間よりもっと大きいです。

そのうえで不起訴がほぼ決まった時にに笑顔でもうするなよみたいなこと言って、他人事として、自分達は間違えないことを勝手に前提にして、どうせ悪いやつだからと自分の良心が痛まないように自己都合の言葉で送り出してくれた一部の捜査関係者の言葉は生涯忘れません!

報道するなら、それを決済した警察の責任者の方は報道時のカメラ映えを気にする前に報道する前にもっと内定を入れて証拠を集めて確かなものにしてからの報道にしてほしかった。

取り調べの刑事さんに直接伝えましたが、自分の家族が起訴できる証拠がない状態で逮捕されたら、実名報道されたらどう思いますか?って、悲しそうな顔をしながらしばし無言の後刑事さんは「俺たちは上の言ってることは絶対の世界だから」そう言ってました。

水商売や風俗運営には、行政からのハッキリとした差別があります。それにただ反発するのではなく、そうなってしまったことにはこちらも理由はあると思うので議論を土俵にあげて変えていきたいって気持ちを持った人が増えていくといいなと思ってます。

このノートを読んで、私が運営している贅沢なひと時は報道された通りのテンプレートな反社会的な人間が運営しているお店ではない。楽しい風俗店を作ることに情熱を持って試行錯誤してるんだなぁって伝われば嬉しいです。

そう。それがこのnoteを書いた意図なのです。

お店の見た目を良く見せかけるのではなく、実際に働いている人にも、遊んでくださるお客様にもいいお店であることを大切に運営する。その上で、きっとまだ少し先の話になりますが行政の扱いなんかを働いている人に現実的で役立つものに変えれたら自分が風俗業界で働いていたことに意味が作れるのかなと今は思っています。

自分ひとりじゃ大きなことは出来ないし、こうやって連載(連載ってペースじゃないよね)することで思想や哲学に共感してくれる人が一人でもいて、いつかどこかで関わることが出来れば最高です。

今後もマイペースに更新していこうとは思っているのですが、一番書きたかったことは書けたかな。

水商売の経営者のリアルって非日常な部分も多く、そういうことをポップに表現出来る場はありがたいので書きたくなった時にまた書こうかな。

読んでくれた皆様ありごとうございました。感想なんかもTwitterにDMしてもらえたら嬉しいです。悪意の強すぎる内容でなければ数日目安でよろしければ返信します!

取り調べの続き

そうだ。証拠の話をしていました。
挿入が長すぎて、ごめんなさい。
もうね。今回から読んでくれてる方はとばしても大丈夫なやつになります。

以前にスカウト会社の摘発を受けてから、三年間の中で、関係者や部下の携帯も洗いざらい調べた上でスカウト業務を引き継いだ人達とのやりとりが3件ありました。

・引き継いだ人が元の契約店と集金トラブルがあって間に入ってくれないかという内容。

・スカウト業務を引き継いだ人に、受け渡したクライアントとどういった契約内容だったか説明するやりとり。

・スカウト業務を引き継いだ人と連絡が取れないので浅野さんが対応できますかといった内容。

引き継いだ後のトラブル抑止の意図で元々入っていたグループLINEにアカウントは残していたのでおそらく数千のやりとりの中でこれを証拠として持ってきたんだろうけど、これだけでスカウト会社を運営しているって客観的に判断して逮捕するのはフェアな法治国家ではない。最下層の被差別身分だから仕方ない。笑
まぁ、めげずにこの証拠は他の客観証拠を積み上げて潰さなきゃな。そんなテンションでした。

今回の逮捕で一番困ったのは前回摘発時に検事の説明されたことと、今回捜査の指揮を執っている検事さんの法解釈が違っていたこと。金銭の受け渡しは違法行為じゃないと説明されていたため、この3年間で部下が代行していたことがありました。実際ダメだよって説明されていたら絶対にやらない行為だったので、聴取の録音履歴で前検事の説明を確認してくださいと、確認せざるを得ない状況を作ることが肝要だと認識。

フリートークとして上述の話をした後に、勝手に調書作られるので録音してくれないと供述するのはムリですと説明。

ここからは、黙秘。よくニュースで聞くやつですね。
浅野的な黙秘のコツを書いておくからみんないざって時のために参考にしてくれよな!

無限ループ虚無モード(黙秘)のコツ
・視線の焦点をボカし相手に絶対フォーカスしない
・何が起こっても反応しない(重要)
・頭の中では素数カウントや読経をする(今回は素数にお世話になりました。素数ありがとう!)

数時間やりきれば、プロのダッチワイフになれそうな境地に至ります。


刑事さんがめげずにキョムと化した私に壁打ちのように話し続けるのは結構シュール
「〇〇についてはどうなの?」
(約10秒沈黙) 
「うーん話したくないの?」
(約10秒沈黙)  
「それとも今は話せないの?」
(約10秒沈黙)
「黙秘したいってことかな?」
(約10秒沈黙)
「じゃあ、黙して語らず(調書用語)って書いとくね、うん。」
(カチャx2、入力完了)
「でさ〇〇についてはどうなの?」基本的にはエンドレスで数時間はこのループが続きます。

最後に刑事さんと話す。
「実刑かかってるし、こちらが請求する客観的証拠は調書に入れて判断してもらう形作りたい」「録音がないと供述は絶対しません」 「刑事さんへのリスペクトはあるが、こちらも必死なので」と伝えました。

最後に高卒で家計を助けるため警察になったとか身の上話をしてくれた。
良い人なんだよなぁ。笑
実際、警察の方は優しくて真っ直ぐな人がほとんどでした。

若林先生、夜に接見。アドバイスをいただく。
「検察に対して、録音、取り調べの仕方のクレームは伝えなさい」とのこと

仕事の引継ぎや報告を伝えてくれる。
従業員が頑張ってくれているのを聞く。
簡単な指示を伝えた後 きっとみんなヘコみ出す時期だろうなと思ったので、スタッフ個別に書いたメッセージを託す。

<どうでもいい関係ない人のコトバに心乱される必要もないし、目の前の人を大切にいつも通り素直で一生懸命生きてさえいればいい> <自分の中で一貫性を持って自分を肯定出来る生き方が大事>的ないつも伝えてる内容がメイン。

従業員のメッセージが業務連絡ばかりでワロた。
もっと励ますもんじゃねーのって。笑

最後に娘からのBDカード。
「パパ出て来たら、お誕生日お祝いしようね」は泣いた。
留置場入って初めて涙が出ました。
「これ泣いちゃうやつだわ、すんませんw」なんて涙目で明るく対応したけど、オレはこの子にツラい業を背負わせてしまったんだなってすごく申し訳なかった。勉強は全然出来ないけれど、まっすぐで強い子に育ってるなって。
「同じ11月誕生日なので出たら一緒に誕生会しよう」って伝えてもらうことに。留置場出てすぐに欲しがっていたニンテンドースイッチを購入してプレゼントしました。大好き!!

この後、最終的にスカウト案件は不起訴になって、20日勾留終了後の再逮捕からの勾留延長になるのですが、これがすごく酷かった。笑っちゃうくらいの誤認逮捕。なのにそれを証明しても、その人は逮捕されないって(逮捕者なんて増えなくていいし。それでいいんだけど。)被差別民なのでそういう扱いなんですねって。

でも、もうすぐ一年経つのですが、今、浅野は前を向いて生きてます。
落ち込んでる時間に意味はないし、無駄だぜっていつも通り笑顔で言い切れます。仲間も増えたしね。まずは、今管轄しているお店をもっといいお店にしていきます。引き続きデリヘルに熱いパッションを持った仲間を募集中です。

七転八倒で終わるより、七転八起で泥臭く生きていたい。
勝負はよ、最後まで立ってたやつの勝ちなんだぜの精神で。
(少年漫画が好きなんです。笑)

またいつか続きを書きたくなるその日まで。
マイペースすぎる連載の長文読んでくださってありがとうございました。


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