【RSI】って??
前回の記事ではGMMAについてまとめました。
GMMAについてはまずこちら↓
GMMAは”トレンド系指標”
今回の【RSI】は“オシレーター系指標”
それぞれ、トレンド系とオシレーター系の使い方は上記のnoteに書いてあります(主観ですが)
では今回のRSIについて早速まとめていきますね〜。
まずは...【RSI】文字だけでは全然わからないので前回同様チャートに表示させながらまとめていきまする。
それでは...Trading view起動!
↓↓↓
はいドン!とりあえず表示させてみました。
紫の線でうねうねなっているコレ・・・
一体何を表しているのか???
RSI=Relative Strength Index 日本語で「相対力指数」
細かく訳すと、
Relative(相対的な) Strength(力、強さ) Index(指数、指標)
「直近の一定期間において終値を基軸として上昇変動と下落変動のどちらの勢い(力)が強いのか線で結び計測しようとする指標」だという、、、
・・・分かったような分からないような、、、
とにかくこの紫の曲線を見て数値的に買いが強いのか売りが強いのかを判断できるってことか、、、
では、計算式。RSI(相対力指数)の求め方について
RSIを求めるにあたり必要な情報は、「値上がり幅の平均値」です。
これを公式に当てはめて計算します。
A(設定期間の値上がり幅の平均)÷(A+B(設定期間の値下がり幅の平均))×100
↑例を出してみましょう
期間を10日間に設定したRSIを求める場合・・・↓
A(10日間の値上がり幅の平均)÷(A+B(10日間の値下がり幅の平均))×100
になります。
さて、ここでまず”10日間の値上がり幅の平均”をもとめるわけですが、
お気づきの方もいらっしゃるとおり、”値上がり幅”を知るためには
”前日比較”をする必要があります。つまり、、
10日間の値上がり幅を求める場合は2日目からが前日比較できる起算日となるため、11日間分の終値が必要になります。
(前日比較できる情報を10日分用意するため)
では、まず10日間の値上がりの合計を求めます。
(10円+30円+20円+30円+10円+20円)=120円
そしてこれを10日間で割ります(120円÷10日=12円)
”12円”が10日間での値上がりの平均(=A)になります。
続きまして、、10日間での値下がりの平均を求めます。
(20+40+10±0)=70円 そして10日間で割ると70÷10=7円
”7円”が10日間での値下がりの平均(=B)になります。
あとはこれを公式に当てはめると最初のRSIが求められます。
A(12円)÷(A(12円)+B(7円))×100=63.1578947
この63.15(以下切り捨て)が最初のRSIとなります。
そして、翌日のRSIを求める場合はまず10日間の値上がり平均12円に9日間をかけ、結果の108に対して、、
12日目の値上がり幅を足します。(今回は-10円下落しているので0を足す)
そして結果の108を10日間で割る=10.8(=A)になります。
Bも同様の方法で求めます。
7円×9日間=63→63+10(12日目の値下がり幅)=73円
73円÷10日間=7.3円(=B)になります。
うーん、なんとなくRSIの求め方はわかったけど、、、
じゃあそれをどう使えば良いのか????
まずは下の画像を見てみましょう↓
RSIを使った売買の目安としては右側に表示されている数値が
70%以上になると「買われすぎゾーン」
30%以下になると「売られすぎゾーン」に入るとされているそうです^^
そして、それぞれのゾーンに入り”反転”した動きになったところで売買をすると考えるとされるそうです。
↑汚くてスミマセンm(_ _)m
赤⭕️を見てみると、ゾーン侵入後反転→70%〜30%の範囲内に戻ってきたタイミングで売買していると良い感じにチャートが動いているのが上のローソク足からも見て取れますね〜。
逆に青🔵の部分...70%以上のゾーンには侵入していますが、その後反転する動きもなく、そのままゾーン内で上がっています。このような場合では上のローソク足もグングン上がって下がる気配がありませんね。
このことから読み取れることは、
「それぞれのゾーンに侵入後、元の70%〜30%に”戻って来てから”エントリーする」
ことが大事なのではないかと思います。
さて、ではここでもう一つ見てみましょう。
さっきと何が違うか?
...答えは【設定期間】です。
さっきのRSIが10日間だったのに対し、これは5日間の終値の平均値を表示しています。
設定期間を変えることで何が変わるのか?
...答えは"感度"
設定期間を長くすればするほど感度は鈍くなり
短くすればするほど敏感になります。そして短くすることによって起きている現象が上の画像の赤⭕️の状態。
それぞれのゾーンに侵入後→70%〜30%に戻るもまたすぐにゾーンに侵入→これを繰り返している状態がいくつも見受けられます。
「よし!ゾーン侵入後70%〜30%に戻って来たぞ!エントリーだ!...あれれ、またゾーンに入ってしまった...!!」
↑こうなるわけです。これがダマシです。
つまり、
「RSIを使ってトレードをする際、設定期間を短くすると細かいゾーンへの侵入は感知して捉える事が出来ますが、ダマシに合う可能性も多くなる。」
ということです。
じゃあ長い方が良いの?と言われればそうでもなく...↓
このように長くしすぎても自分の見ている時間足やトレードスタイルと合っていなければ全く機能しないわけです。
私が思うRSIの使い方は、
自分のトレードスタイル(スキャル、デイトレ、スイング)と、それに基づいてエントリー判断をする時に見るチャートの時間足に合わせてRSIの設定期間を調節していくことが大事なのだと思います。
さて、長くなって来ましたが...ここで重要なことを一つ学びました。↓
【逆行】
逆行というのは一つの売買シグナル(合図)とされているものです。
例えば、RSIが70%以上のゾーンに入り、価格が上昇している時、価格は上昇し続けているにもかかわらず、RSIの通知が逆に下がって来ているケース。そしてその逆のパターンのケース。
...実際に見てみましょう。探してきます。
分かりやすいかはわかりませんが...
このパターン。ゾーン侵入後→価格は高値を更新し、上昇を続けているのに対し、RSIの数値は下がっています。このようなケースを、
【逆行】と呼び、この場合、
RSIの指し示す方向に動くとされています。
大きく現れたケースをもう一つ。↓
ガツーン!と逆行発現後に上昇していますね!
...これは使えるかもしれないですね〜。
さいごに
RSIはどちらかというとトレンド<レンジ相場に向いている指標のように感じました。上昇し続けている相場や、下落し続けている相場では機能しにくいように感じました。しかし、トレンド発生時にはトレンド系指標を用いてエントリータイミングを探ることが出来るので、それらと組み合わせて使用することでベストなタイミングでのエントリーが出来るのではないかと思います。
次回は、RSIと似たRCIについてまとめていきたいと思います。
ありがとうございました。
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