【現役コンサルタントが語る】新卒に求めるスキルとは?
こんにちは!ZEIN株式会社です!
コロナウイルスの影響で就活が進まず不安を抱えている方や、社会人との交流がなくなり、現場の声を聞く機会が少なくなった方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、先輩社員が感じている実態を知ってもらおう!ということで、ZEINの社員さん4名に新入社員に求める能力を伺いました!
ZEINでは、
マネージングディレクター → ディレクター → シニアマネージャー → マネージャー→ シニアコンサルタント → コンサルタント
という順に役職が分かれています!
今回は、様々な役職の方に、
1. 新入社員に求める能力
2. どのような場面でその能力が必要となるのか
3. その能力を鍛える方法
上記3つの質問に答えていただきました!
必要とされる能力を身につけられるよう、今自分にできることを探し、実践してみてはいかがでしょうか!
コンサルタント目線から
役職:コンサルタント
年齢:20代
前職:SE
1. 新入社員に求める能力はなんですか?
柔軟性です。
2. どのような場面でその能力が必要となりますか?
ZEINでは基本的には担当する業界に縛りがありません。そのため、コンサルタントとして参画したからには、自身の業界の経験有無に関係なく、限られた時間で品質の高いアウトプットをするため、もの凄いスピードでクライアントのビジネスを理解する必要があります。そのため、どの分野に対しても物怖じせず積極的に取り組み、吸収していくため、柔軟性が求められると思います。
3. その能力を鍛える方法を教えてください!
抽象的ですが、常にあらゆる物事に対してアンテナを張ることだと思います。また、仕事・プライベート関係なく、若いうちから、様々な文化に触れてみることも大事だと思います。そうすることで、グローバル案件等に参画する際、各国の文化を踏まえた上での円滑なコミュニケーションが可能となったり、プロジェクトの幅をより広げることができるようになると思います。
様々な文化に触れること…。
確かに海外旅行をすると、自分の当たり前が当たり前ではないことに気がつくように、違う文化に触れて初めて知ることがたくさんあります。確かに様々な文化に触れることで新しい発見や自己成長につながります。
まずは自分が好きな分野を広めていくことから始めてみるのがいいかもしれませんね!
マネージャー目線から
役職:マネージャー
年齢:30代
前職:SE
1. 新入社員に求める能力はなんですか?
主語、述語、目的語を明確にして会話できる能力です。
2. どのような場面でその能力が必要となりますか?
日本人はハイコンテクストの傾向があるため、無意識に言葉を省略し、会話してしまうことが多々あります。付き合いの長い友人関係の場合は省略された言葉を補完し合えるため、気になることはありませんが、仕事の場合そうはいきません。省略した会話をした場合、都合良く誤った解釈をされてしまったり、認識の祖語につながったり、結果、お客様の期待に沿えない形になる可能性が高まります。反対に、一度で正確に伝えることで、そのあとの作業の精度が高まります。
3. その能力を鍛える方法を教えてください!
自分が発言しようとしている内容に対し、自分で揚げ足取りをしてみると、どこに隙があるかが認識できるようになると思います。
私も特にテキストでの意思疎通の時、自分の考えと相手の解釈が異なることが多々あり、よく指摘を受けます。何度読み返しても、自分では気がつくことができない隙があります。
みなさんもこの機会に、将来の目標や自分の思い、今日の日記などちょっとしたものから文字に起こし、自分の書いた文章に対して自分で揚げ足取りをしてみるのもいいかもしれませんね!
シニアマネジャー目線から
役職:シニアマネージャー
年齢:30代
前職:コンサルタント
1. 新入社員に求める能力はなんですか?
マインドセット:謙虚さ、したたかさ
スキルセット:自分の言葉に変換して伝える能力
2. どのような場面でその能力が必要となりますか?
<謙虚さ>
謙虚な姿勢であれば、良いことも悪いことも素直に受け入れることができ、素直に吸収することで、早く一人前の社会人になることができます。
また、キャリアを積んでいっても更なる成長の機会や、人望を得ることができると思います。
<したたかさ>
コンサルタントは、チームで協力して進めることももちろん必要ですが、その前に自己成長がなければなりません。自己成長する為の努力を惜しまず、未知の領域や困難なプロジェクトにも負けないで成長し続ける強さが必要です。
<自分の言葉に変換して伝える力>
業務の中では、今まで知らなかったことを調べてクライアントに説明すること、クライアントを納得させることが少なくありません。
インプットした情報をそのまま伝えるのではなく、クライアントのレベルや役割に応じて言葉を変換して伝えることで、より深い理解を得られます。
また、本質を理解していないと自分の言葉には変換できないため、一度自分の言葉に変換することで、自分の中に落とし込むことができます。
3. その能力を鍛える方法を教えてください!
<謙虚さ>
・常に意識して行動する
<したたかさ>
・仕事は困難なものであるという前提を持つ
・困難に直面した時に、この困難を乗り越えたらどのような自分に成長したかをイメージする
<自分の言葉に変換して伝える力>
・コミュニケーションの取り方を工夫する
社会人に必要なマインドについて教えていただく機会は少ないのではないでしょうか。
「謙虚さ」と「したたかさ」で人は成長することができる!ということですね。当たり前のようですが、意外と難しいマインドである気がします。
みなさんも行動する前に結果をイメージしてみたり、物事の見方を変えてみたりと、普段の生活のちょっとしたことから意識してみてはいかがでしょうか!
ディレクター目線から
役職:ディレクター
年齢:30代
前職:コンサルタント
1. 新入社員に求める能力はなんですか?
・なんでもやるマインド(好奇心)
・論理的思考能力
・行動力
2. どのような場面でその能力が必要となりますか?
<なんでもやるマインド(好奇心)>
企業に入ってからの実際の仕事は、その企業に就職して配属されてから、初めてわかることも多いです。企業研究だけでは理解できなかったことや、こんなことも必要なのかという場面も多々あるため、とにかく最初は仕事を覚えて社会人として一人前になるためには選り好みせずになんでもやるマインドが必要だと考えます。
<論理的思考能力>
何かを売り込む営業をする、自分の行った作業を説明する、誰かに作業を依頼する、などなど仕事を進めるうえでは、他の人を説得させたり理解・認識を共有したりする必要があります。そのためには、なぜそれが必要なのか、どう効果があるのかなど、相手が納得できるように伝えられる能力が必要になると考えます。
<行動力>
社会人になって仕事を進めるうえでは、自分一人でできることは思っている以上に少ないです。となると、周りの人を巻き込んで一緒に仕事を進める必要があり、その人達とコミュニケーションをとる、誰かにわからないことを聞く、話をするためにアポを取るなど、自分から積極的に行動に移すということがとても重要になります。
3. その能力を鍛える方法を教えてください!
<なんでもやるマインド(好奇心)>
自分の身近な興味のあることを深堀してみる
例:ゲームが好き ⇒ ゲーム内音楽は誰が作曲しているのだろう ⇒ その人は他にどんなものを作曲しているのだろう ⇒ 好きな曲があったらライブとかやっているのかな ⇒ そこにはどんなミュージシャンが参加しているのかな ⇒ その人は他にどんな人の曲・ライブに参加しているのかな ⇒ その人はどんな楽器を使っているのかな ⇒ 同じ楽器を使っている人は他に誰がいるのかな、etc…
<論理的思考能力>
自分の行動理由や、日々のニュースの事柄の発生や対応理由を考えて、言葉や文字にしてみる。
例:カツカレー食べたい ⇒ なぜか:しばらく食べてない ⇒ なぜか:ダイエットのために揚げ物や油ものを控えていた ⇒ なぜか:最近の体重増加が気になっている ⇒ なぜか:階段を上るだけで疲れやすくなっている、etc…
<行動力>
日々の生活の中で、毎日1日に1つだけ、何かを何時に(何時までに)やる、と決めてそれを実行する。しばらく続けたら、日別にできた理由とできなかった理由を整理すると、自分がどういう場合に動くのが苦手なのかがわかると思います。
とても具体的に鍛える方法を教えてくださいました!このように考えると、普段の生活でも能力を鍛えることができる機会がたくさんあることに気がつきます。少しの意識の積み重ねで大きな成長につなげることができるということですね!
能力が必要となる場面や理由などが具体的で、なぜその能力が必要なのかイメージしやすかったのではないでしょうか。
入社した後を考えたことがない方も、入社後はどのような人材が求められているのかから逆算して、自分のどの魅力を面接でアピールすれば良いのか、役立てていただけたら嬉しいです!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
▼ZEINの情報についてはこちらから
▼採用情報についてはこちらから