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【元戦略/外資コンサルが語る】プレゼンが苦手な方必見!最高のプレゼン術

こんにちは!ZEIN株式会社です!

突然ですが皆さん、プレゼンは得意ですか?
プレゼンをすることに、苦手意識を持つ方も多いのではないかと思います。

そこで今回は、「最高のプレゼン術」と題しまして、ZEINの社員2名にプレゼンについて根掘り葉掘り聞いてみました!

1. 花岡さんへのインタビュー
2. 金森さんへのインタビュー
3. お二人の比較
4. まとめ
の順番で紹介していきます。

ZEINに入ってからプレゼンが上達したという花岡さんと、プレゼンが得意だと言う金森さん。
タイプの違うお二人のプレゼン術から、知識を吸収してみて下さい!

まずは花岡さんにインタビューをさせていただきました。

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花岡大輔(はなおか だいすけ)

明治大学理工学部出身の現在37歳。新卒でユニアデックス株式会社に入社後、EYアドバイザリーに転職。現在ZEINにて、マネージャー職に就いており、ITのインフラ関係のプロジェクトに従事。趣味は競馬観戦で、昔は府中や中山によく行っていた。また、3年前にゴルフを始め、コース経験は2回だが、打ちっぱなしには頻繁に行っているそう。

ー本日はよろしくお願いします!まずは花岡さんのプレゼンに対する意識を教えて頂けますか?

プレゼンをよく担当するようになった今でも、プレゼンが特別大好きという訳ではありませんが、得意でも苦手でもないと思います。もともと喋りは任せろ!というタイプではないので。(苦笑い)

でも、ZEINに入る前は、得意か苦手かといった意識さえもありませんでした。
理由は、シンプルにプレゼン経験があまりなかったからです。
ZEINに入ってからはプレゼンをする機会が多く、経験がなかった分苦労しました。特に今でも大変なのはプレゼン前に提案書を書くことですね。


ーそうなんですね。そんな花岡さんのプレゼンのマイルール(一番のこだわり)は何ですか?

「徹底的に事前準備を行う」
これに尽きると思います。


ーなるほど!では、プレゼンをプロセス別(プレゼン前/時/後)に分けた際のテクニックを教えてください。

[プレゼン前]
事前準備は、提案書を作成する前から始まっていると考えています。
作成前になぜお客様に提案を求められているか、その背景をしっかりと理解し、常に矛盾がないように注意を払いながら、資料に文字を起こしています。
また、プレゼン時の想定問答も事前準備段階で行うようにしています。提案書を念密に作成すると、自然と質問のイメージができます。


[プレゼン時]
資料をそのまま読まず、お客様が理解しやすいように、噛み砕いて伝えるようにしています。
また、私は段々早口になってしまう癖があるので、そこは意識してゆっくり話したり、お客様の反応を見ながら説明するようにしています。
そして、質問の時間をしっかり設け、時間内に終わらせられるように、時間配分も勿論大切です。


[プレゼン後]
お客様から頂いた意見を提案書に追記の上、修正し、その日のうちに社内に提出。レビューを受け、翌日には提案書を再度提出するようにしています。このときは特に、スピード感を重視しています。


ー提案書の作成はその背景を知ることから始まっているのですね。参考になります…!では、プレゼンでは資料作成も重要な要素の1つですが、気をつけていることはありますか?

矛盾がないように心がけて作成しています。

提案書は、チームのメンバーと手分けして作成することが多いのですが、その際には、事前に構成をしっかりと考えるようにしています。

細かいテクニックで言うと、文字だけでは分かりづらい部分は、図やイメージ、表などを使って視覚的に理解してもらえるようにしています。

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花岡さんからお借りしたスライド資料です。図形を多用していて、流れがわかりやすいですね。

ー確かに、視覚的な情報が入ると、プレゼン内容の理解がしやすくなりますね!では、ご自身のこれまでのプレゼンの中で印象的なものを教えて頂きたいです。

2つあります。

1つ目は、ZEINに入社して、最初に行ったプレゼンです。かなり時間をかけて提案書を作成しました。
結果、受注を頂くことができたのでとても嬉しかったですね!

2つ目は、最近行ったプレゼンです。zoomを使うオンラインでのプレゼンでした。
お客様は、皆さんカメラをオフにしていて、表情(反応)が見えませんでした。普段、反応を見てプレゼンを進めている分、とても苦労しましたが、受注を頂けたので良かったです。


ー先ほどはご自身のことについて伺いましたが、他の方のプレゼンで印象に残っているものはありますか?

ZEINに入社し最初のプロジェクトの時に、システム刷新プロジェクトにおけるお客様側のサポートを行っており、お客様側のメンバーとして、複数社からプレゼンを受けました。

そのときのプレゼンが、私がその企業に対して思っていた、「大手日系企業は資料も伝え方も堅め、外資系企業は概念的な説明が中心。」というイメージ通りだったので、ある意味印象に残っています。

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花岡さんのお話からはZEIN愛がすごく伝わってきました!

ーでは最後に、これからのプレゼンに対する意気込みを教えて下さい!

周りの人の思いに応えたいです。

よく代表取締役の志賀野さんや、取締役の長田さんに提案書のレビューを依頼しますが、忙しくても毎回快く引き受け、とても細かく、丁寧で的確なレビューが返ってきます。本当に助かります。
その度に「まだまだ勉強だ。身につけることがたくさんある!」と気合が入ります。

そして、「プレゼンを任せてもらえる」ことに感謝して、その期待に応えていきたいです。
私がプレゼンして受注できた案件も、ZEINの他のメンバーが機会を持ってきてくれたものが多いです。プレゼンは、関わる人の時間をすごく使うものなので、妥協はせずに、提案機会を作ってくれた仲間のためにも良い結果を残したいですね。

「ZEIN=全員」。この思いを大切にして、これからも変わらずに取り組んでいきたいですね!

次に、金森さんにインタビューをさせていただきました。

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金森祐樹(かなもり ゆうき)

慶應義塾大学法学部出身の現在34歳。新卒で大手ISPに就職し、金融システムの開発から運用まで、プロジェクトマネージャーとして従事。​3年目に外資系生命保険会社へ転職し、後に国内戦略系コンサルティングファームへ転職。その後、スタートアップにて飲食店向けのBPO事業の立ち上げに参画した後、ZEINに入社。​美味しいお酒と食べ物、子供たちと遊ぶことが大好きな二児の父。

ー本日はよろしくお願いします!まず、ズバリ金森さんはプレゼンは得意ですか、苦手ですか?

好きでも嫌いでもないですが、比較的得意だと思います。


ーでは早速ですが、プレゼンのマイルール(一番のこだわり)を教えてください。

「目的ごとに対応方法を変える」ことが私のマイルールです。

果たしてそのプレゼンが、お客様とディスカッションを行うための「導入」をさせることが目的のプレゼンなのか、お客様をある結論に落とすための「納得」をさせることが目的のプレゼンなのか、といった具合に対応方法を変えます。
特に「納得」させることが目的のプレゼンならロジックに破綻は許されないですよね。

そして時間は有限なので、質疑応答(ゴール)までのシナリオを常にこちら側で用意しています。
また、兎にも角にも事前準備が大事なので、重要なプレゼンはイメトレ、時間厳守のプレゼンはリハーサルが必須です。


ー「目的ごとに対応方法を変える」こと。早速真似してみます!では次に、プレゼンをプロセス別(プレゼン前/時/後)に分けた際の各時点でのテクニックを教えて下さい。

では、私が壇上に立って、たくさんのお客様を相手にプレゼンすることを前提として紹介します。

[プレゼン前]
プレゼン時に、私自身が話すことに集中するために、「いかに何も考えずに話せるか」を念頭に置いています。具体的にはロジックの構築や、どういうストーリーで話すかを考えています。
特に重要なのは、資料に余分な情報を書きすぎないことです。
お客様は耳半分で資料(スライド)を読んでいることが多いですし、資料を書きすぎると、質疑応答で質問が多くなり、コントロールが難しいので、余計なことは書きません。


[プレゼン時]
しゃべること、伝えることに集中しています。言い換えれば「資料を読んでるだけ」に近い状態ですね。なので、プレゼンの内容をその場で変化させる(情報の付け足しをするなど)ことは、できる限りやりたくないです。
理由は、資料に書いてない情報を話すのはお客様にとってストレスになると思っているからです。
また、自分が読み上げるのが辛いこともあるので、質疑、補足レベルの情報はなるべく載せないようにしています。

そして、「今ここについて話しています。何ページをご覧ください。」ということは明確に伝えるようにしています。これは、お客様が資料を読んでいて迷子にならないようにするためです。資料を先読みしがちなお客様に対しては、より意識して伝えるようにしています。
また、セクションの切れ目ごとに「ここまでよろしいでしょうか?」と伺うようにしています。
質問してもらうことが目的ではなく、「間」を入れ、お客様に思考を整理してもらうことが目的です。
特に構成が複雑な場合は、必ず入れるようにしています。

[プレゼン後]
必要な時は、プレゼンの振り返りをするようにしています。
また、「納得」させることができたときは必ずその後のプロセスが待っているので、「次のアクションはこうしましょう。」というのは明確に決めます。
もし、仮にお客様が大勢いらっしゃったとしても、何らかのアクションを働きかけるようにしています。
例えば、次の打合せの日程を調整したり、お客様にご提示いただきたい情報を明確に伝えたりします。


ー常にお客様のことを考えたうえでの行動をしていらっしゃるんですね。では、プレゼンでは資料作成も重要な要素の1つですが、気をつけていることはありますか?

ページ数が多いときには、中間のスライドタイトルを細切れに設置しないように気をつけています。
つまり、1章、2章という単位では章立てをしますが、それ以上細かいレベルでタイトルは入れないということです。
その理由は、無用にページ数を増やしてしまうことと、プレゼンの流れを切ってしまうことを防ぎたいからです。

そして、各ページの左上に章立てを記載するようにしています。こうすることで、お客様に「今はここを読んでいますよ」と示めせますし、ページ数の多さによってお客様が迷子になりにくくなります。

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実際に金森さんが作成されたスライド資料です。左上に小さく章立てが記載されています。

ー金森さんが今までのご自身のプレゼンで、一番印象に思っているものについて教えて頂けますか?

ZEINに入る前、飲食店を畳んで次の事業を始めるときのプレゼンが、今までで一番大勢を相手にしたので、印象に残っています。
160名くらいのお客様がいて、5名の投資機関の方たちに向けたプレゼンで、持ち時間はプレゼン7分、質疑応答5分のトータル10分強でした。
時間制限があり、込み入った話はできなかったので、その時のプレゼンで意識したのは、「興味を持ってもらうこと」でした。

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気さくな人柄の金森さん!とても論理的にお話される方です。

ーそんなに大人数を相手にプレゼンされたのですね!凄いです…。それでは、最後にこれからのプレゼンへの意気込みをお聞かせください!

基本は今まで通り取り組み、より時間をきっちり守り、事前準備を丁寧に行うようにしていきたいですね。

私には目標かつ尊敬しているプレゼンがありまして。戦略コンサル時代の上司のプレゼンが凄く印象に残っています。その人は、65ページのスライドを80分の持ち時間で伝えるプレゼンを79分で終了させたんです!しかも一切時計は見ないで、12人のお客様をずっと見ながら話していたんですよ。「すごいなあ。」ととても感心しましたね。

話すスピードや細かなところまで調整済みだからこそ、出来るのだと思います。このレベルまで到達したいですね!


ここで、お二人の回答を比較した表を紹介します。

比較表

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共通しているのは、お二人とも念入りに事前準備をされていることでした。特に花岡さんは、インタビューの際に何度も「事前準備」というワードを口にされていました。

また、インタビュアーとしてお話を伺い、この比較表を作成してみて、花岡さんは資料作成に、金森さんは口頭での伝え方にこだわりをもっていることに気づきました。

花岡さんは、「喋ることがさほど上手いとは言えない。」とご自身を評価していらっしゃり、その分、提案書やスライドなどを丁寧に工夫して制作されています。
一方で金森さんは、インタビューをしていて、凄くお話の上手な方という印象を受けました。
プレゼン時のテクニックとして紹介されていた様に、インタビューの最中も「間」を意識して話してくださり、とても理解がしやすかったです。

これらのことから、お二人はそれぞれ、自分の弱みと強みを自己分析して、自分に合ったプレゼン術を生み出しているのだとわかりました。


まとめ

お二人のプレゼン術はいかがでしたか?参考になることがたくさんあったのではないでしょうか?

プレゼンは相手に自分の考えを如何にわかりやすく伝えきれるのかが、最大のポイントです。
でも、本番に緊張してしまったり、伝えたいことを十分伝えきれなかったり、苦労も多いですよね...。
だからこそ、お二人のように事前準備を妥協せずに行うことで、自分のプレゼンに自信をつけて、成功につなげていきたいですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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