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ボーカロイドについて唐突に語ります

こんにちは、ゼインです。
唐突に好きなものを語るやつ、またやります。今回はボーカロイドについてです。ほぼ毎年マジカルミライ(初音ミクたちのライブと企画展を併催したイベント)に参戦しているのですが、何がきっかけでハマったのか、また、ボーカロイドとの出会いは何だったのかを恐らくリアフレにもほとんど話した記憶がないのでここで一丁語ってしまおうというわけです。長文ですが、暇つぶし程度でも読んで頂ければ嬉しいです。


・出会い、ハマったきっかけ

出会いはよくないものでした。あれは中学3年生のときのこと。友人たちと遊ぶので友人A宅に集合したとき、友人Aがボカロ楽曲を大音量で流していました。満面の笑みで「これいいだろ!?」って。モノをオススメするときにやっちゃいけないやつですね。何なのか分からんのに押し付けられても...w それに、電子音のような歌声は最初はどうにも耳に慣れないものでした。そんなだから最初は拒絶しちゃいましたね。その日以来、当時PCを持ってなかった僕はボカロ音楽に触れることはありませんでした。

転機は高校生になったときに訪れます。それは、CDショップでボカロのアルバム発売告知ポスターを見たときのことです。ロングヘアーの女性キャラが好きな僕はそのポスターのピンク髪ロングの人物に目がとまりました。そう、巡音ルカです。そのときにボーカロイドは初音ミクだけでないことを知りました。巡音ルカのビジュアルがもろ好みだったので、そこから「ボカロを知りたい。ボカロ音楽をちゃんと聴こう」と思いました。しかし、曲数が非常に多くどれから聴けばいいのか分かりませんでした。また、先述のとおり当時は自分のPCがないのでニコニコ動画も見れませんでした。じゃあどうすればいいのか考えていると、ゲーム雑誌にProject DIVAの記事があったことを思い出しました。Project DIVAが初音ミクの音ゲーであるということは知っており、PSPは持っていたのでこれだと思いProject DIVA extendを購入しました。

このゲーム以外でPSPのボタンを激しく連打したことないかもしれない。

もうそこからはドハマりでしたね。ねこみみスイッチ、ローリンガール、結んで開いて羅刹と骸、ルカルカ★ナイトフィーバー等々、当時T.M.RevolutionやB’zくらいしか聴いてなかった者としては歌詞が可愛かったり、意味はよく分からないけど中毒性があったりと色々と衝撃的でした。

高校卒業後にPCを手に入れた僕はニコニコ動画でボカロ音楽を聴き漁りました。そうしてボカロ熱がどんどん高まり、ついにはマジカルミライに行くようになりました。初めてのマジカルミライは2017年のもの。会場に入ったときの興奮をまだ覚えています。

2017年9月1日の幕張メッセ国際展示場1・2ホールより。この頃はまだ大阪での開催はしてなかったようです。

Project DIVAに関しては、PS4本体と一緒に買った最初のソフトがFuture Tone DXだったくらい好きです。このソフトは絶対に売らないと決めています。


・ボーカロイドの魅力

僕が思うボーカロイドの魅力は、ソフトは同じでも使う人によって音楽性が全然違うことです。ポップな世界観を表現する人、元気がもらえる歌詞を書く人、綺麗なピアノサウンドを奏でる人、人間が歌うには難しい速度の曲を作る人。挙げていくとキリがないですが、クリエイターによって千差万別なのにはいつも感動します。無限の可能性を感じますね。

初音ミクというキャラクターも重要な要素ですね。キャラクターの造形が完成されており本当に可愛いです。まさに電子の歌姫。最初は拒絶していた僕が言うのもアレですが、当初一般層にあまりウケなかったのはバーチャル技術が今ほど発達してない時代に出てきたのが一つの要因だと思います。当時はARもVRもないしSNSも発達してなく、デジタルとかバーチャルに親しみがありませんでした。「人間が歌えばいいじゃん」という意見を聞いたこともあります。ぶっちゃけ僕も最初はそう思ってました、すみません。ですが、ボーカロイドの曲って人間が歌うのと同じで感動することがあったり、元気をもらったり、何なら救われたことだってありました。心が宿らない機械が人の心を震わせるって本当に素晴らしいことです。それに、ここ数年でデジタル技術は大きく発展し、今では人工知能(AI)が身近にあり、バーチャルユーチューバーだっている時代です。バーチャルのキャラクターが歌うくらい割と普通な世の中になりました。

初音ミクも発売から10年以上経過し、その間日本だけでなく海外でもライブを行うようになりました。NHKで特集が組まれたり、航空会社とコラボしたことがあったり、コロナ対策サポーターに就任したりと、曲を聴いたことはなくても「初音ミクというキャラクターは知っている」という人は増えたんじゃないでしょうか。時代が初音ミクに追いついたといっても過言ではないと、僕は本気で思っています。

・好きなボカロ曲ベスト3

ついでに、好きなボカロ曲ベスト3を書いておきます。

第3位 Hello,worker/KEI

KEI(ハヤシケイ)さんのオリジナル曲。就活中何度聴いたことか…。社会人となって数年働いている今でも聴いて励まされたりします。何だかんだ言いながら、色んな目にあいながらここまで来たんだから、この今だけは頑張ろう。そんな気持ちにさせてくれる曲です。KEIさんの曲は他にもピエロ、ヒト(リ)ゴト等悲しみや寂しさに寄り添う曲が多くオススメです。

第2位 Tell Your World/livetune


Google ChromeのCMのために作られた曲。あのCMは初音ミクが世間に認知されたきっかけの一つですね。kz(livetune)さん特有のサウンドに世界の広がりを感じる歌詞が乗って最高です。Project DIVA Fにも収録されていますが、そのPVのクオリティはまさしく「セガの本気」の一言に尽きます。一見の価値ありです。

第1位 ODDS&ENDS/ryo(supercell)

初音ミクと一人のクリエイターを描いた曲。現在は公式PVは非公開になっています。
初めて聴いたとき、涙が止まりませんでした。僕にとって「ボーカロイドの曲」と聞いて真っ先に思い浮かぶのはこの曲です。心がない筈の機械に感情、想い、意思が宿り世界へと歌が響いていく情景に感動しました。歌詞もそうなんですが、この曲の初音ミク、いや、ミクさんの歌声は調声が凄まじいんですね。息継ぎをしたり少し悲しげな歌声だったりと限界を超えて歌っているような、まるで本当にミクさんが生きているような感じがしました。マジカルミライ10thのライブで聴けたときは本当に嬉しかったです。イントロが流れた瞬間「ちょっと待ってよ…」という言葉が口をついて出てしまったのは忘れられません。ライブで聴ける日がくるとは思ってなかったので完全に情緒がやられました。もうペンライト振れませんでしたね。あれは泣くって…。

・最後に

ここまで読んで頂きありがとうございました。当初はよく分からないものと拒絶していたボーカロイドですが、今ではどっぷりハマっております。タイムマシンがあるなら中学3年生の自分のとこに行って教えてやりたいです。「未来のお前はほぼ毎年イベントに足を運ぶレベルでボーカロイドにハマっているぞ」と。あと巡音ルカ、いや、ルカ姉の話が全然出てきませんが、ルカ姉について語りだすとまた話が長くなりますので、これだけ言っておきます。
ルカ姉、ありがとう。大好きです。

ボーカロイドをよく知るきっかけとなったキャラクター。出会えて本当によかった!!

実はこの記事はマジカルミライ2024 OSAKAに行く前に投稿したかったのですが、リアルが色々忙しくなって間に合いませんでした。尚、マジカルミライ2024 OSAKAの感想記事もいずれ投稿する予定です。そちらの方もよろしくお願いします。


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