入院生活【脳梗塞編】②
3月6日(入院2日目)
起きたら、右手上がらず。右手上げてる感覚があるけど上がっていない。静かに衝撃を受ける。
朝ご飯は言われた通り、一口サイズ。ベッドを30度まで上げ、、とはいえ、ほぼ寝たまま。手づかみかスプーンですくって食べてみた。かなりこぼす。やっかいなのは液体。ストローでも難しい。
ちなみに54歳。周りの方々は70〜90代。よって介助なしでいけると思われたと後から知る。
弱音吐けず。
主治医の先生の回診。
どう?と言われたから、朝は右手上がらなかったけど、今は少し上がると伝えたら、
症状が進んでるねえ。命ギリギリだから、がんばれよ〜あと20年は生きないと!と言い残し立ち去った。(いやいや、お前ががんばれよと私の心の声)
明るい先生で、有名な名医らしい。
ふと、涙が出る。入院して理由わからず初めて泣く。
でも5分しないくらいに、基本楽観的な私は、まあ仕方ない。なるようにしかならないし。と冷静になる。
突然ベッドにリハビリの先生がきた。
寝たままリハビリをするらしい。手足の麻痺具合をチェック。手足、腰痛体操をした。腰痛なくなる。感動。寝たまま両足を抱えて左右に転がるのみ。
明日から高気圧酸素療法を10日しますと言われ、同意書を渡される。脳梗塞の人は10回らしい。
私はこんな金額高そうなの受けて大丈夫だろうかと心配だったが、受けるしかないらしいので、することに。
病気と無縁だったので限度額認定証を知らず、入院費の心配ばかりして、ネットで脳梗塞費用で調べたら60万とか出てきて、愕然。
とりあえず会社の総務の方から、電話ほしいとLINEがきて、検査ついでにストレッチャーのまま電話可能な所で連絡。限度額認定証の手続きをしたと詳細を知る。神かと思った。窓口支払いがラクになると安心できた。
支払いといえば、突然入院をすると、家の支払い関係とかいろんな事に関係する。
通勤定期は入院前日に購入したので、悔やまれる。
あと3月13日にJR東日本の新幹線乗り放題で青森県に行く予定だったのに、キャンセル。払い戻しに主人に行ってもらったが、もし、意識ないとかになっていたり、ひとり暮らしだったらわからないままだったなあとか思う。
ちなみに会社は有給休暇が35日残っていたので、消化。予定は入院2週間、実際は1ヶ月に及ぶことになる。