Photo by take_kuroki 益虫 そ 2024年1月8日 00:21 遠くで踏切遮断器の警報音が聞こえる。 あり得ない。もう何十年も前に最寄り駅の周辺一帯が高架化されたのだから。自分がいる場所を推測しようとするが、視界は一面闇で覆われている。不思議と、右脚を這う一匹の蜘蛛だけは輪郭をはっきりと捉えた。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #架空小説書き出し