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【レギュレーションG】新型アルベガミライドン

2025 Pokémon Europe International Championshipsで使用したチームです。
じーん、ふゆばれが使用しスイスドロー11-1,10-2で予選抜け、TOP16,TOP32フィニッシュでした。
初めましての方に簡単に私たちの実績を紹介させていただきます。
じーん:
世界大会 23優勝 24 トップカット進出 22 TOP32
全国大会 17準優勝.23TOP4
LA,NA,OCIC TOP16
ふゆばれ:
世界大会 19優勝(シニア)22 TOP16
全国大会 21準優勝(シニア)
本記事のコンテンツは以下となります


使用したパーティ

本パーティ構築理由までの思考過程

伝説の選定理由

今回参加したEUICは1400人が参加しトーナメントまで12ラウンドを2敗以内で走りきる必要があり、パワーを落とさず極力勝てない構築を無くすことが安定してトーナメントまでたどり着くために重要だと感じた。
レギュレーションGは既に世界大会で使用されたルールであり、環境に存在する構築は概ね煮詰まりきっていた。
そこで、初めに環境理解のため数の多いテンプレ構築を一通り使い、伝説の相性差で生まれた有利不利を覆すのが難しいルールと考えていたレギュGで極端に負ける構築を持たなく、苦手な構築にも一般枠、配分、技次第で勝つ要素を見いだせる伝説および構築をベースに選び、現環境に合わせたアプローチを取る方向性とした。


ここでは2024の世界大会で使われた上位禁止伝説に絞って触れていく。

・黒バドレックス(以降黒バド)

評価点

瞑想や悪だくみを駆使して能力が上がった黒バドが完成するとノーマル、悪タイプ以外で半減出来ない全体技のアストラルビットを止めるのは不可能であることや、初速が他の全ての伝説より早い点が挙げられる。
ガオガエンやピッピ等のサポート性能が高いポケモンで自身の被弾を抑えて黒バド一匹で戦う戦略だけでなく、積んだら負けるという圧力から守る等の消極的な選択肢を選択し辛いことを利用して積まずにアストラルビットで相手を疲弊させ高種族値のタケルライコや水ウーラオス(以降水ウーラ)の先制技で相手を倒していく動きがシンプルながら強力、またその反対で水ウーラやタケルライコで相手を疲弊させ黒バドの黒の嘶き発動の圏内に押し込む動きが単純ながら強力だと感じる。
特に黒バドと水ウーラが並んだ時の攻撃相性の補完が取れている部分を高く評価した。
軸となるゴリラウーラガエン黒バドの相性補完が取れている。猫だまし+黒バド行動の他黒バドが倒されてからも猫だまし+ウーラオスのわかりやすい詰め筋が魅力。
世界大会以降から頭角を現し始めたザマゼンタ構築に対して強力な攻撃技であるボディプレスをタイプで無効化でき、ゴーストテラスのガオガエンやモロバレルとセットで微有利。
アストラルビットが弱点である白バドレックス(以降 白バド)構築に有利。

課題

猫騙しをしながらの殴りor積み、猫騙しを使わず黒バドを守らせながら隣の行動を通す、という三択の押し付けを評価したが、環境が進むにつれ正解択を押し続けないと勝ちに近づかず安定して勝つというのが難しくなってきたと感じた。これはシンプルな問題として黒バドのパワー不足からくるものだと考えた。
ドレインキッス瞑想黒バド+ピッピはこの指とまれのサポートからアストラルビットで相手を倒すことで火力を上げつつ、削れた状態でのドレインキッスで回復しながら攻撃する動きが強力で、勝ちへのプランが立てやすい構築だと感じたが、一方的に等倍以上の攻撃を通し、こちらのアストラルビットを無効化してくるノマテラ黒バドに勝つのが厳しい。
ノーマルor悪テラ黒バド+攻撃性能が高いポケモンで構成されたパーティはカイオーガやコライドン、グラードン等黒バドの攻撃性能よりも上回る耐久力と、1ターン目から追い風等の素早さ操作を絡めた潮吹きや日本晴れ+熱風の高火力を受けきることが出来ず、不利。
ゴーストとエスパーに耐性があるイエッサンやリキキリン等のトリックルーム始動要因の処理が遅く、これら+白バドの組み合わせに不利。
黒バド構築の核となるガエンゴリラウーラの三体を変えないとするのであれば残りの二枠で天候系とトリル白バドに対応するのは厳しく、核となる部分を変更すると構築にまとまりがなく、どこかに穴が生じてしまう。

・テラパゴス


評価点

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