架空の敵と戦う。
もうこれは本当に“あるある”だと思うのですが、
小学三年生の男の子の話です。
この年代の子はまだ家で架空の敵と戦ったりします。
(よね?何歳まで続くかなぁ?少なくとも自分を振り返って5年生まではありそう(笑))
休日の昼下がりのことです。
僕はテーブルでコーヒーを飲みながら、スマホを見ていたかPCを見ていたか、忘れましたが。
リビングで息子が動き出しておりました。
どうやら我々には見えない何らかと戦っており、技を繰り出しているようです。
それはもう“あるある”なので、そこまで気に留めずやり過ごしております。
不意に「目潰し!」という掛け声が聞こえてきました。
「おいおいおい!●●君、今、何て言った?」
「ん?目潰しやで?」
「せやんな?目潰しって・・・それ、何か知ってるん?」
「こうやって目を潰すんやで。」
「せやな・・・。どこでその技覚えたん?」
「まぁええやん!」
「そうか・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
絶対にヒーローは使わん技やけどな・・・とは言いませんでした。
確かに相手がどんな奴かも分からんしね。
もしかしたら、極悪非道のどえらいヤバイ化け物かもしれんし。
とはいえ、僕の可愛い息子君が、カッコよく、ヒーローとして、「目潰し」を繰り出すシーンを何とか想像してみようとしましたが、なかなか難しかったです。。。
なぜ、「目潰し」はカッコよく無いんでしょうか?
よくよく考えると、別に卑怯というわけでもない気もしてきた。
人の急所を責めるということがダメなのかしら。だったら、他にも首やお股や耳やら、何なりとそういう弱い部位はある。人間の弱い部位を攻撃するというのがちょっと卑怯なイメージに繋がっちゃうんですかね?でもどっちみち倒すための攻撃であるのだから、そもそもえげつない行為なわけで。。。むしろ、相手の鍛えられた胸板を叩いてノックアウトする方が怖い気もします・・・。
いずれにしても!
相手が極悪非道ならば・・・・。うん、目潰しでも良いから生き延びてくれ、と思い至りました。
休日の昼下がり・・・息子君がどんな相手と戦っていたのか・・・興味は尽きません。
もしかしたら、
「ナイス!目潰し!!」
「くぅ~!!出た出た目潰し!イエスッ!!」
と叫ぶこともあるだろうと思いました。これも親バカの一種なのでしょうか。