人物⑥:頭脳が良いが、ズレが生じる
めちゃめちゃ久しぶりの投稿です。また1人、同僚が辞めた。
このnoteを更新するということは、誰かが僕の人生から去るということ。
コロナが終息しつつある今日この頃、色々と動き出す時期ともいえるだろう。人も動き出し、このnoteも動き出す、ということになるのかどうか・・・。(次の人物候補は既にいるが、書けるかどうか・・・)
今回の主役は年下の同僚である。
彼女の年齢は8、9歳ほど僕より若いが、ほぼ同じタイミングで入社したので、12年間の勤務となる。
僕は入社時は東京勤務で、その翌年に大阪支社に異動となったため、彼女との付き合いは11年。
早いものです。
今回の離職は、彼女自身のライフプランから導かれた”転職”である。
まぁ端的に言うと給料を高めたくて、自分のやりたいこととは違うけれども、将来的なステップアップ(役職や給料の)も目指せる大きな企業で働きたいということだ。
なので、会社の思惑は別として、大阪支社の同僚達はまぁ寂しいけれども仕方ないよね、という感じで暖かく見送る様子。
今回、ここで記していく彼女の人物評は何も悲観的な要素は無く、もちろん否定的なニュアンスも無い、としてお読みください。
ただ、ちょっと、”ズレた感覚の持ち主”だったなぁというところを個人的にも忘れないようにしっかりと記したいと思う(笑)。
この「ズレた感覚」というのをもう少し詳しく人物評として書くと、
“頭が良くて優秀だけど、他人への配慮が少し欠けたところのある人”だろうか。でも、悪意は少ない善人です。
無自覚に人を見下していたり、周りの状況に気を配ることなく、自分の感情をフィルターにかけずにそのまま吐き出す傾向があった。
・・・またまた悪口のようですが(笑)、決して嫌いとかではありません。
本当にそういう人なのです。良い奴です。
まずはそのズレっぷりについて、2つ代表的なエピソードを披露します。
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≪エピソード➀≫
ランチに同僚達と出かけた時のこと。
大阪支社のメンバーは仲が良く、しょっちゅう一緒にランチに出かけている。道中あれやこれやと話をしながら歩きます。
その時は、大通りから1つ入った路地を歩いていた。
で、その路地の2階にある「オムライス」のお店に、以前、僕と二人で行ったことがある。その時はその子ともう1人いたかどうか。。。
いずれにしても、一緒に歩いている半分以上のメンバーはその店には行ったことが無い面々です。
その状況で、「あっ、このお店、前に行きましたよ。」と話し始めた。
当然、周りの人たちは「へぇ~どうやった?」と聞きます。
彼女はドヤ顔(?)で
「いやー微妙っすね。私はもう良いかなって思います。」
と言い放ちます。そこそこ大きい声で。
で、僕は見つけました。
その2階のお店の店員さんが路地を歩いているところを・・・。
僕だけが気まずい5秒間を過ごし、その店からだいぶ離れたところで注意しました。
ねっ?悪気はないでしょ?(笑)
次!
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≪エピソード②≫
会社で無駄話をしているときのこと。
その子の知り合いの話をしてくれています。いわゆるすべらない話的な面白エピソードです。
で、その知り合いの子のことをまぁバカにするというか否定する内容の話なのですが、こんな表現をしちゃいました。
「その子の出身大学って〇〇大学なんですけど、まぁ〇〇大学ぐらいで何言ってんねんって感じなんですよ。・・・~・・・・、まぁ結局、〇〇大学やなぁ~ってことなんですよね。」
はい、僕、〇〇大学出身なんです・・・。
か、彼女は知らないのか忘れているのか・・・。でも、前に言ったことはあるような気がする
さすがに僕は何も言えず、彼女のためにもこのまま黙っておこうと思っていいた。ただ、それを聞いていたMさんが、恐る恐る言い出した・・・。
「ちょっと、zeemaさん、〇〇大学やで、、、。マジできい付けやwww」
と面白おかしい感じで言ってくれたのです・・・。
周りは爆笑、その子は赤面して手で顔を隠し、
「すみません!!」
はい、僕に対する悪意は無いのです。〇〇大学をバカにしているだけで・・・。
後日談として、家に帰ってそのことを旦那さんに言うたら、旦那さんにもめちゃめちゃ怒られた、とのこと。お前はそういうところあるで、気をつけろよと。その旦那さんは高卒らしいので、普段から受けていたダメージが積み上がり過ぎたのかもしれませんね。
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というのが代表的なエピソードであり、彼女のズレているというのか、抜けている面をとてもよく表している。
まぁでも本当に真面目でもあり、頭脳は優秀であり、勤務態度も実績も問題ない素敵な女性でした。
その彼女の勤務最終日、たまたま僕と二人でランチ行くことになった。
せっかくなので、御馳走するから好きなものを食べにいこうよ、という提案を入れました。
とても喜び、めちゃめちゃ悩み、最終的に「とんかつ」を食べたい、ということになりました。
で、探してみると会社の近くに目ぼしい店舗が2つあった。
2店舗ともなかなかランチとしては高級なお店なので、利用したことは無い。
とりあえず、2店舗とも見に行ってみようということになりました。
1店舗目を見に行くと、凄く高級な店構えであり、でも値段はランチ向けに2,000円で何とかおさまるので予算内というところ。
なるほどなるほど。と言って2店舗目に向かう。
外観はちょっと高級感に欠けます。
外から中の様子もしっかり見えて、少し小奇麗な食堂のような感じ。
メニューを見ると先ほどのお店とそんなには変わらない。結局、2,000円はする。
と言うのを見て「あぁーこんな感じなんですねー。」と言うてます。
嫌な記憶が蘇ります。(エピソード➀参照)
店の敷地内の道路に面したところに小さいコンテナがあり、どうやらそこでテイクアウト用の販売もしている様子。
でも、彼女はそのコンテナには気付いてない様子。。。
再度、メニュー表から店内に目を移すと店舗スタッフが歩いていた。女性スタッフが割烹着を着ている。ますます食堂っぽく見えたのでしょう。
「なんで割烹着!?ちょっと無いわ~。高級感とかもうちょっと気にして欲しい~。」
と言うてます。
その時、横にあるテイクアウト用のコンテナから店内に移動する割烹着の女性が通っていきます・・・。
また赤面してました・・・。
僕も「聞こえてたやろうなぁ。」とだけ笑いながら伝え、
「じゃあ1店舗目やな」と歩き出しました、とさ。
はい、とても彼女らしい、良い最終日の思い出が出来ました。
このエピソード③を、同僚のMさんにお披露目したところ、
大変満足いただけました。
登場人物⑤よ、次の職場ではくれぐれも失言に気を付けてください。
それさえなければドンドン出世するでしょう。
頑張ってください。応援しております!
でもね、ここでふと思います。
相手への配慮って、本当に難しい。
そもそも、相手への配慮ってどうやってしてるんだっけ?
自分が出来ているのか、と問われれば、分からないと答える。
そして、彼女も僕も、基本的には相手に失礼なことはなるべくしないようにしよう、というマインドはある、はず。。。
それなのに結果として、出来ている人と出来ない人がいるって・・・。
そう考えると1つ思い当たることがある。
自分が失言する可能性があると常々自覚しているかどうか。
あるいは、失言したらどうしよう?とビビっているかどうか。
ここがポイントかもしれない。
彼女を見ていると、基本的には能力が高い(学歴が良い)こともあり、普段は自分に自信がある様子。常々、堂々としてる。
でも仕事において、やったことが無い業務などに直面すると、自信が無い感じになり、その時は非常に慎重モードになる様子を何度も見てきた。
やはり”失言をする場面”はというと、明らかに自信満々モードの時だったように思う。
優秀がゆえに、
学歴も良く、周りからも頭が良いと思われているがゆえに、
ついつい自信満々で生きてしまっていることが、
人よりも失言を生み出す可能性を高める人生を歩ませているのかもしれない。
ん?
となるとですよ。
うちの会社みたいに有象無象がいるような地べたの会社ではなく、肩書としては優秀な人たちが集まるであろう大企業で務めることこそ、彼女が失言をなくす環境といえるかもしれない。
うんうん、これは心配しなくても大丈夫そうだわww
行ってらっしゃい!!!
企画会社の社員。ある日、苦手な人との電話中に発疹が出てきて、全身に広がったため、皮膚科に駆け込んだところ、ストレス性の蕁麻疹と診断される。気持ちを落ち着かせるためにnoteを始める。