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外資CROからスタートアップへ:自由度の高さと新たな挑戦【転職ストーリー(前編)】

ZeeDia life scienceのセミナーでは、臨床開発職、特にCRA(臨床開発モニター)のキャリアやスキル構築について、社長と一緒に学んでいきます。
本記事では、代表の北村眞介と、社員の佐藤彩乃との対談セッションの模様をお届けします。

外資CROからスタートアップに移る際の心情、現在の仕事環境、新しい業務内容について語っていただきました。

この記事は【前編】【中編】【後編】の3つで構成されています。

■動画はこちら(視聴時間:8:34)

スピーカー

北村眞介(以下、北村さん):代表取締役
ZeeDia life science(株)代表取締役。約18年間、外資CROに勤務しながらも、足掛け10年、創業インキュベーション5年を経て、2022年2月にZeeDiaを設立。

佐藤彩乃(以下、あやのん):臨床開発コンサルタント
薬学部出身。新卒で外資CRO(医薬品開発業務受託機関)に約7年弱CRAとして働いた後、約2年のクリニカルオペレーションリーダー(COL)を経て、スタートアップ企業に転職。間もなく産休へ。

はじめに

北村さん:(私が講演したセミナーの前半パートについて)感想を伺ってもいいですか?

あやのん:最初、緊張されていましたか?

北村さん:毎回緊張するんですよね。

あやのん:途中から「エンジンかかってきたな」と聞いていました。内容としてはすごくいい感じだったかと。うちの会社のことも理解できたかなと思います。

北村さん:嘘ついていませんでしたかね?大丈夫でしたかね?

あやのん:嘘…はついていないですね。はい。

簡単に自己紹介

あやのん:参加していただいている皆様、はじめまして。佐藤彩乃と申します。

私は北村さんと同じく薬学部を卒業した後に、新卒でパレクセルに入社しまして、そこから約7年弱CRAをしていました。その後にクリニカルオペレーションリーダー、いわゆるCOLになりまして。そこで2年ほどプロジェクトを担当していました。

ちょうどそのあたりで、自分も今後の人生と言いますか、「このままずっと臨床開発職でどう働いていこうかな」と悩みまして。

元々、北村さんとは同じプロジェクトをしていて、親交もありましたので。最初、本当に冗談交じりで「会社でも作らないんですか」っていう話をしたら、「実はね…」というお話をいただきまして。

正式にお誘いいただいたので転職を決めて、今はメーカーの方に派遣に出ております。こんな感じでよろしいでしょうか。

派遣先の今のお仕事ってどんな感じですか?

あやのん:今はモニターさんっぽい仕事をしたり、施設の立ち上げをしたり。その後はCROのモニターさんに引き継ぐのですが、一緒にエンロールメント活動したり、何か問題が起こった時に一緒に解決したりしています。

北村さん:実際、今って忙しいですか?

あやのん:程よく忙しいですけど、前に比べたら、自分の時間と言いますか、プライベートの時間もきちんと取れていて。仕事もきちっと所定の時間内には終わりますし、無理なく働けているかなと思っています。

北村さん:どうです?CROからメーカーで働いてみて、大きな差や感じたことってありますか?

あやのん:最初はすごく不安で、私もCRO時代に(メーカーに)派遣は行っていなかったので、転職をして初めてメーカーに派遣に行く状態でした。

なので行く前は、結構北村さんにも「心配です」っていう話をしていたのですが。実際に派遣に行ってみると、皆さん非常に暖かく迎えてくださいました。仕事の面でも、「派遣だから劣っている」とか「こういったことができない」ということはないと思っています。

スタートアップ企業に転職してみて


北村さん:ずっと同じ1つのCROにいらっしゃって、そこから小さなスタートアップ企業に入ることって結構不安だったのかなと思ったんですけど。自己紹介の中でもお話いただきましたけれども、想像と実際に入ってみてのギャップってありましたか?

あやのん:ギャップは、実はあまりなくて。スタートアップの会社に入る心配というか不安はあったんですけど。

私元々、自分で言うのもなんですけど…堅実な性格で挑戦しそうに見られないので、周りの方からも驚かれたのですが…1回ぐらいやりたいな、思ったことやってみようかなって。

前の会社もすごく良かったですし、良い方が多かったのですが、そこで働くより「楽しそうだな」って思ったので。

小さい会社なので、「いろいろ自分たちで決めていかないと」とか、想定していましたので。入社してからのギャップは、そんなになかったです。

北村さん:ありがとうございます。今、どうですかね。ちょっとワクワクを感じながら、スタートアップに来ましたけれど。正直楽しいですか?

あやのん:(笑) 楽しいですって言わざるを得ない感じ。

北村さん:(笑) もちろん楽しくないこともあると思うので、そういうことも赤裸々にお話いただければ。

あやのん:はい。最初は、それこそ派遣先のメーカーさんとのコミュニケーションでちょっと戸惑ったところが実際はあって。そういう時は、北村さんに「今いいですか?」って言って相談してお話しして。

上のレベルで話してほしいことと、逆に私が現場レベルで話した方がいいことのアドバイスをいただいて。何とかうまく乗り切ることができました。

仕事の面で言えば、前より時間もかなり自由に使えますし、臨床開発以外のこともチャレンジできる会社だと思うので。そういう所は、前になかったワクワク感の一つかなと思っています。

臨床開発以外の仕事について


北村さん:実際に+αの臨床開発以外の仕事って、どういうことをされていますか?

あやのん:はい。私はマーケティングに興味があるので、先ほどの会社紹介の中でもありましたけど、今は週に1回、マーケティング部門の方たちと一緒にZoomミーティングに参加させていただいて。

どういう話しているか、会社がこれからどういうことしたいのか、そこで自分が何かできることはあるか、というのを一緒に考えながらやっています。

北村さん:何か良い気づきとかあったりしますか?

あやのん:前は会社も大きかったので、「どういう方針で会社がこれから動いていくのか」というのは全然見えなかったのですが。

今はそこまでかなりオープンに話していただけますし、自分にも微力ながらできることがあるんじゃないかっていうのを積極的にやれるようになったと思います。

北村さん:+αの仕事をすると、それこそ「時間がなくなるんじゃないか」みたいな考えもありますが。そこは上手くバランス取りながらやってらっしゃる感じですか?

あやのん:そうですね。はい。自分が元々「興味あります」って言って始めたことなので、イヤイヤ毎週会議に出ているわけではないですし。逆にランチの時間なのでいい気分転換になっています。

北村さん:いいですね。ありがとうございます。


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