CRAからビジネスリーダーへ
こんにちは。ZeeDiaです。
今回は、外資系製薬メーカーに派遣CRA(臨床開発モニター)として働いている恭ちゃんにご自身について語ってもらいました。ZeeDiaで見つけた、働く上で大事なものとは何でしょうか?
CRAにはなったものの、、
新卒から7年間、病院で臨床検査技師として働いてきましたが、その先のキャリア選択肢に迷い、また、病院内のやや閉鎖的な環境から距離を置きたいと思い、CRAに転職しました。
日系CROで2年ほど経験を積み、外資系CROに転職しました。3年後に、COVID-19の影響で人員整理があったのを機に、自分の働き方や今後のキャリアを改めて考えました。
外資系CROでは、通常、主に2つのキャリアルートがあります。LM(ラインマネージャー)か、COL(クリニカルオペレーションリーダー)です。どちらも人の上に立つ臨床開発のスペシャリストという点では目指すべき姿かもしれませんが、私にとっては早朝から深夜まで働き続ける姿は魅力的には映りませんでした。
極端に仕事に傾倒する毎日を望んでいませんでしたし、当時の上司たちも口を揃えて「自分のような働き方はしない方がいい」と言っていました。
そもそもLMやCOLは人数が限られており、上も詰まっているので狭き門でした。そこに、一部のハイパフォーマーの方や、仕事にコミットした人が昇格していきます。私は、プライベートを犠牲にしてまで昇格したいと思わず、ロールモデルとなる人にも巡り合うことはありませんでした。
結果、その先のキャリアに悩んでしまいました。
選択肢がないなら動くしかないと、転職を目指しました。他のCROも似たような状況のようでしたので、CRO以外の活路を見出そうと考えました。
ちなみに、臨床開発と全く関係ないのですが、広報関係でも面接を受けたことがあります。広告会社に勤めている友人が、いつも楽しそうに仕事の話をしていました。彼は自分の仕事に誇りを持っていました。今考えると、羨ましかったんでしょうね。
一方で、自分や自分のいる環境はどちらかというとマイナス発言が多く、正直、仕事に対して前向きではありませんでした。
どこかで辞めたいと思いながら、お金のためとか、惰性で働いていたのかもしれません。
そんな中、知り合いからZeeDiaを紹介してもらいました。
ZeeDiaには他のCROと異なるキャリアモデルがありました。ZeeDiaでは、最初はCRAとして派遣就労します。そして臨床開発職の傍ら、ビジネス力を身に付け、CRA以外のキャリアを積むことができます。マーケティング、採用、教育、新事業開発。そして、最終的には会社の経営にも参画できる可能性があります。様々なキャリアを自分の意思で選択し、学び、実践できます。
この根底にあるのは、「開発職のキャリア閉塞感が業界のパワーをすり減らす」という代表の北村さんの考えです。
もともと、前職までは、「CRA経験があるからあなたはこっちね」と、会社も自分自身も勝手にキャリアを決めつけていたことに違和感がありました。
「それしかできないのか?」
「それしかやってはいけないのか?」
と心のどこかで思いながら、自分の可能性に蓋をしていたと気づきました。北村さんの考えに共感し、ZeeDiaに興味を持ちました。
とはいえ、スタートアップ企業への転職は正直不安も多く、じっくり見極めることから始めました。
社員面談も経て、不安や疑問を解消し、納得した上でZeeDiaへの転職を決めました。
スタートアップCROでの謎の1か月間研修
ZeeDiaに入り、派遣に出る前、1か月間の集中研修を受けました。
一般的なCROでは、e-ラーニングを中心として、臨床開発に必要な専門知識を学びます。しかし、ZeeDiaの研修は他の会社とは一線を画します。
1.自己理解
2.心理学、歴史、哲学などの人文知
3.ビジネスパーソンとして必要な力
をテーマにしています。
さらに、コーチングを掛け合わせ、「自分を知る」ための問いかけを徹底的に行います。一例ですが、「好きな所、嫌いな所たくさん挙げてください」と言われて、「鼻にかかった声が好きではない」と答えたことがあります。そのとき、「いい声持っていますよ」と言われたんです。
些細なやりとりでしたが、自分が見ている自分と、他人から見られている自分は違うことに初めて気づきました。
また、声質はボイストレーニングを通じて改善できることも知り、自分が変わる可能性も感じました。
研修の締めくくりには、フリープランでプレゼンを作りました。テーマは『自分について』でした。自己理解することの重要性を感じてテーマを決め、そしてできる限り精一杯、自己表現してみました。何かが自分の中で生まれた瞬間だった気がします。
ZeeDiaでは寛容・承認・肯定が前提の企業文化で、「自分の考えを話してもいいんだ」と自分の自信や自己肯定感につながりました。これまでは、言われた仕事の達成度でしか評価されないし、そういうものだと思っていました。ですが、ZeeDiaでは自分のビジョンは何か、実現に向けてどうしていくかに焦点を当てています。他人ではなく自分がどうしたいかを考える、そんな時間を持てたことに感謝しています。
この研修は本当にユニークで、人によって内容や結果が違うと思います。未来の仲間には、楽しみにしてもらいたいですね。
ワークライフ@外資メーカー
今派遣に出ているメーカーでは、社員と派遣の垣根がなく、どなたもフラットに接してくれます。皆さん優しくて、自律的で、仕事もできて、素晴らしい人ばかりです。仕事はたしかにハードですが、毎日刺激に溢れ、成長意欲を掻き立てられます。おかげさまで、メーカー社員としてコンパウンドを大切に育てようという気持ちで仕事しています。
一方で、キャリアに関しては捉え方が変化していきました。
メーカー派遣当初、もし今のメーカーへ転職ができたら「是非行きたい!」という気持ちがありました。しかし今では、ずっと同じメーカーで働き続けるよりも、状況に応じて職場が変わる流動的な働き方を選択すると思います。
というのも、転職を繰り返すことにより、ZeeDiaに籍を置きながら派遣で色々な環境で働くほうが、業界知識や経験値が増え、自分の能力も高まり、さらにキャリア閉塞のリスクも分散できることに気づきました。
いざ転職したら聞いていた話と違った、企業文化や人間関係に違和感を覚える、激務で心身不調になったという話も珍しくありません。この意識の変化も、ZeeDiaに来てから、物事をフラットに見ることもできるようになったからかもしれません。
心理的安全性が感じられるスタートアップCRO
派遣中のZeeDiaとの関わりについて。
ZeeDiaのフォローアップは基本オンラインで、さらに月に1回、北村さんと1対1の対話をしています。今の仕事や将来の働き方について社長とこんなに話せる会社はないですし、的確なアドバイスを毎回もらえるので、仕事をする上での安心感につながっています。
私は元々、安定志向でした。ただ、それは大企業のネームバリューによる安心感を求めていたんです。もちろん雇用や給与の安定も大事です。しかし、会社が社員の時間、意志の自由、趣味嗜好を尊重し大事にしてくれること、キャリアや生き方を自分で決められる本質的な豊かさが、心の安定には重要だと気づきました。私のことを知ってくれて、そして守ってくれる人たちがいる。今までの社会人生活ではなかった感覚です。
私にとってZeeDiaは、今だけではなく、将来の働き方もサポートしてくれる会社です。いちCRAではなく、一人のタレントとして扱ってもらえています。この会社が芸能プロダクション的と言われるのもわかります。
私は今年37歳で、40歳でモニターに一区切りつけたいと思っています。30代ではCRAの仕事に注力しながら、ZeeDia社内の経営のプロから直接経営を、コーチやトレーナーからコミュニケーションや思考技術などのビジネス力を学んでいきます。そして将来はZeeDiaの経営に実際に携わり、よりよい会社にしていきたいです。
このままでいいのだろうか?と漠然とした不安や悩みを持っているCRAさん、コーチングや人文知など、臨床開発ではなかなか扱わないZeeDiaの研修内容を体験してみませんか?ZeeDiaでは、社員に話している内容の一部をセミナーで公開しています。こちらからメールアドレスをご登録いただくと、最新情報を受け取ることができます(セミナーでは顔出しや実名は不要なので、ご安心ください)。