見出し画像

『華がある人』

華には二種類あるそうです。若いときの華、そして年を重ねたときの華。
若い華は簡単です。パッと目を引く、注目を集められる人が華がある人なのです。しかし年を重ねたときの華こそが難しく、本当に価値があるものだといいます。
世阿弥の「風姿花伝」という能の奥義書の中で、そのように説かれています。それでは、自分に年を重ねられる。と共に華を感じられるなくなった時にどうすれば良いのか?
風姿花伝には「珍しきが花」、また「住する所なきをまず花と知るべし」と説かれています。
つまり環境を出て、新しい環境に向かう事こそが、新しい花を得る唯一の方法とのことです。もしかしたらそ過程で一喜一憂することもあるかもしれません。しかしその、苦しみが美しい花を探す糧となり、値打ちとなるものです。
自分にとって本当に価値のある花とは何なのか。そう感じたときこそ、今の環境から距離を取り、あたらしいチャレンジに挑戦していきたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!