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アメリカンEDH

初めまして、ゼドおじです。
簡単な自己紹介をしますと、MTGをほぼEDH専門でカジュアルにプレイしています。

今回のこの記事を書いた理由は、自分の記憶を整理するため、そして日本のEDHプレーヤーにもMTGの本場で行われている現状を知っていただきたかったからです。
文章力は皆無、そしてこの記事は一個人の意見、経験に過ぎないことを理解いただいた上で見ていただけると幸いです。

さて本題です。
私は2018年の8月から1ヶ月、アメリカ、カリフォルニア州、ロサンゼルスにて語学留学をしていました。もっとも、語学留学は建前で、アメリカに対する潜在的憧れから、生活体験がしたいと思い、渡米をしていました。
結局週に3.4ショップに通いEDH留学となった事は内緒です。

そこで現地人とプレイしたEDHは今でも忘れられないくらい、楽しく、刺激的な物でした。今回は自分が感じた<アメリカンEDH>についてまとめます。

・プレイヤー

まず、EDH人口がとてつもなく多かったです。カジュアルな人から、ガチデッキを持ち合わせている人まで幅広く。EDHをメインフォーマットにされている方も多く、5個以上デッキを持ち合わせている方も珍しくありませんでした。
また、大会が開催されれば、20人ほど集まる時もありました。
そして日本と感覚が違うと感じたのが、EDHとの接し方です。アメリカではボードゲームが日本に比べて一般化されている兼ね合いもあり、EDHもボードゲーム感覚でされている印象を受けました。それは、市販の構築デッキをなにも変えずに大会参加している方もいるレベルでした。
やり込んでいる人は様々なレベルのデッキを持っており、その場面、プレイヤーに合わせて、ゲームを楽しんでいました。初心者は排除するどころか卓全体で盛り上がるように、ゲームが進行されていたように感じました。
彼らにとって勝ち負けよりも重要なのが「卓全体が楽しくゲームが出来ること」という事がとてもにじみ出ていたように感じました。

•プレイスタイル

皆さんの想像通り、大味なデッキが多く、ファッティーが飛び交い、面白い場面があればみんなで一喜一憂をする。
プレイヤー同士は、以前体験したエキサイティングだった試合についてよく語り合っていたイメージが強いです。自分も気づけば、勝ち負けももちろん大切ですが、それ以上に場が盛り上がるか、エキサイティングかどうかをとても重視してプレイをしていました。

自分のメインジェネラル、ゼドルーで試合終盤、最後の一点を削るためにマナクリプトを相手に渡し、「50:50だね」と言って、相手がクリプトダメージを受け自分が勝った時、相手がハグをしてきて、「とっても面白い試合だった!最後の発想もとてもクールだったし、対戦できてよかった!」と言ってくれた時、もうすでに自分はその空間が好きでたまらなくなってしまっていました。

多くのゲームを通し、アメリカンEDHからコミュニケーションツールとしての意味合いをとても強く感じました。
そこがとても自分の好きなところです。全員が心地いいから楽しい。相手のしたいことは尊重する。その精神は本当に大切なこと、素晴らしいことだと感じました。

•大会

プライズは月間のポイントによって振り分けられる店が多くありました。月区切りでポイントとシングルを交換できるといった制度です。
ポイントは、卓で一位であった人のほかに、そのゲームのベストプレイヤー(ゲームを面白くさせた、いい仕事をしたなど主観で)を選び、そこで一番票を得た人にも与えられます。
なんと、このポイントが卓で一位になった人よりも、卓でベストプレイヤーになった人の方が多くもらえるのです。
この点も自分は日本に取り入れてほしいと考えていて、もちろん勝ち負けを重要視する大会も重要ですが、このように卓を楽しませたプレイヤーが評価されるというのは、EDH本来の多人数でワイワイ楽しむ、という他にない素晴らしい部分をより引き出し、楽しい時間を作り出すと思いました。

以上簡単にですが、感じた点をまとめました。
これら全ては自分の経験だけであってアメリカンEDHの本質全て、という訳にはいかないですが、この様な世界があることもまた事実です。

需要があれば、アメリカで体験した変則ルールについてもご説明しようと思いますが長くなるのでまたの機会に。

自分の望みはカジュアルにプレイする人全員で笑顔になれるそんなEDHの輪、場所がたくさんできて、多くのプレイヤーが楽しいひと時を過ごせることであり、この楽しかった思い出をまた日本でも経験をしたいということです。

最後まで見ていただいて、ありがとうございました。


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