もう寂しくない!!一人暮らしを500倍楽しむ方法
「一人暮らしは寂しい。」
これは、多くの経験者が口にすることです。
かくいう僕も大学に入ってから一人暮らしを始めたのですが、やはり寂しさはあります。
誰もいないのに言ってしまう「ただいま」。
美味しい料理を作っても、誰からも返ってこない「美味しい」という言葉。
後ろが死ぬほど不安なお風呂でのシャンプー…
そのどれもが僕の寂しさを掻き立てるのです。
そこで私は考えました。
どうすればこの寂しさを紛らわせるのかと。
しかし、女を連れ込んで同棲するような軟派な真似はしたくない。
決して羨ましいとかそういうことを言っているのではないし、別に冷たいベッドも苦ではありません。(ほんとだよ)
私は、1人であることを活かして楽しく過ごしたいのです。
それが、たとえ寂しくとも「一人暮らし」という試練を選んだ僕のなすべきことなのです。
考えに考えた結果、僕は1つの"答え"に辿り着きました。
考え続けるものに神は天啓を授けるのです。
「汝、滅びた世界ごっこをしなさい。」
これが僕の脳髄に授けられた天啓でした。
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そう…
ここは西暦30××年、殆どの人類が死に絶えた地球。
僕がコールドスリープによって眠っている間、「何か」が人類を滅ぼした。
かつて栄華を誇った我々の文明はとうに崩れ去り、残るのは只々夢の跡。
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とまあ、こんな感じで適当に設定します。
それっぽければそれっぽいほどいいのです。
部屋が洗濯物で散らかりまくったり、ゴミが落ちていても「荒廃した地球」なのですから、むしろ雰囲気づくりに一役買っています。
決して言い訳じゃないです。
あとは自分の部屋でそれっぽく生活するだけです。
グミとかジャーキーを食べて
「チッ…乾いた固形食料にも飽き飽きだ。」なんて吐き捨てるように呟いてみたり
散らかっている服を見て
「かつて、ここにも人がいて生活があったんだな…」と思いを馳せてみたり
はるか昔、コールドスリープに入る前に共に愛しあった女性、ソフィアのことを考えても良いでしょう。
誰だよソフィア。
想像力次第では、だんだんマジになってきます。
想像力を高めるために、星新一の「処刑」とかを読んでおくと良いと思います。
誰もいない中で生きる。
それは、「自分はなんのために生きているのだろうか」と自問することにもつながります。
答えの出ない問いを考えるのが一番時間食いますからね。
寂しさなんて忘れちゃいますね。
あとは、いないかもしれない他の生き残りに向けて文章を書くのもオススメです。
無限に時間が潰れるし考えている間は寂しくない。
こんな感じで、結構楽しいので一人暮らしの寂しさに悩む皆さんも是非試してみてほしいです。
飽きたら普通に外に出て友達とラーメンでも食えばいいと思います。
ちなみに、僕はこの遊びをガチでやり過ぎて家から2日間出なかった結果、支払いを忘れて電気が止まったことがあります。
あと、ほんとにグミとかジャーキーしか食わなかったからめちゃくちゃ痩せたしなんなら体調も崩しました。
お気をつけて。
をはり。