浪費家のお前にもできる金を貯める方法
こんな偉そうなタイトルをつけてはいるが、何を隠そう僕自身超が付くほどの無計画人間だ。
もちろんお金に対しても死ぬほど適当で、大学時代には親からそこそこの仕送りを貰いながらバイトもしていたのに毎月月末には素パスタをすする羽目に陥っていた。
もちろん、貯金なんて一度もしたことがない。なんなら、「大学生で貯金をする奴は馬鹿だ。借金してでも遊べ」と後輩に教えてまわっていたくらいである。
当時の彼女は僕と真反対の几帳面な子だったので、あまりの惨状を見かねて家計簿をつけることを勧めてくれたりしたのだが、使途不明金が６万円を超えた家計簿を見たときは苦笑いしか出てこないご様子だった。
よく、「頭が良すぎる人が馬鹿に勉強を教えるのは難しい」なんて言うけれども、お金に対する考え方がこうまで違うと、ちょっとやそっとアドバイスされたくらいではどうにもならないようだ。
そもそも、家計簿なんてチマチマつけられるわけがない。アプリなら楽だとかなんだといわれても、レシートを一々とっておいたり、カードの明細を見たりと面倒くさすぎる。
そして、僕らのような無計画人間は、得てして変なところに完璧主義だったりする。必死に鞄の底で蛇腹みたいに折れ曲がったレシートをかき集めた挙句に支出と収入が合わないくらいなら、名誉ある死を選ぶだろう。
前置きが長くなってしまったが、無計画の権化である我らがお金を貯めるとなると、相当な工夫がいるわけである。
僕がファイナンシャルなんちゃらみたいな横文字のやつなら小銭稼ぎに有料noteにしているところだが、今日はお前らに特別に教えようと思う。
やるべきことはたった2つ。
1.余った金を貯めるんじゃなくて最初に貯める金を引いてから全部使う
2.金を貯めるところを分けて、簡単に引き出せないようにする
これだけ。まじでまじで。
まず1について。僕らみたいな脳の計画を立てる部位をごっそり失っている奴らは、余った金を貯金しようとしてはいけない。
なぜなら、余らないから。酒飲んだり服買ったり女の子と遊びに行ったりして、気づけばお金なんて残っているわけがないのだから。
もはや、「ちょっと残すくれぇなら全部ぱあっと行くのが江戸っ子てもんでい！！てやんでい！！」ってなるでしょ。僕関西出身だけど。
そんなことになるくらいなら、最初から引いてしまおう。
２万とか3万とか最初に「貯めよう」って額を引いておいて、残った金を気持ちよく全部使い切ろう。
そして2は、せっかく1の方法で貯めたお金に手を付けないようにするためのものだ。
僕らみたいな人間は、ちょっとまとまったお金があるとその使い道を考えだす。気づいたらZOZOで靴をみていたりする。足2本しかないのに。
いくらお金を貯めるシステムを作っても、ちょっとたまるたびに使っていたら一生貯まらない。栓を抜いた風呂に蛇口で水を入れ続けるようなものなのだから。
貯めるお金を簡単に引き出せないようにするというのにはいくつか方法があると思うし、自分に合ったものを選べばいいと思うが、僕がやっている方法を一部紹介しておく。
その方法とは、積み立て投資だ。
投資というとお金をアグレッシブに増やしにいくイメージが強いと思うが、僕がやっているのは値動きが少ない投資信託という商品を、毎月定額で買い続けるというものだ。(アグレッシブに利益を追う投資信託も勿論存在するが、僕は貯金の意味を込めて値動きが少ないものを買っている)
別にお金を貯めるのに投資である必要もないと思うが、この方法には良い点が２つある。
まず1つ目、投資信託は専用の証券口座で取引するため、給与口座と分けることができる点。
そして２つ目が、一度投資信託を買うと換金がクソ面倒で時間がかかる点。換金手続きはだるいし、まあまあの手数料を取られるし、お金になって自分の口座に返ってくるまでに1週間以上かかったりする。
いくらお金がたまっていても、こんなにラグがあるものをあてにはできない。つまり、自分の貯めているお金が「無いもの」になるのだ。
あるから使う。なら無いものにしてしまえばいい。単純明快だ。
ちなみに僕はいま社会人3年目の普通のサラリーマンだ。
上で言っていたように、僕は学生時代に１円も貯金してこなかったし、何なら親に卒業旅行代を借金していた。
だが、特に苦労することもなく毎月2万５千円積み立てをし、冬ボーナスの約1/3である15万円弱を貯金に回している。
※投資積み立て口座のスクショ。基本的には毎月の給与は投資信託に回している。半年前に引っ越しで合計50〜60万円くらいなくなった。
貯金をしなきゃと思いつつもできない浪費家のあなたも、ぜひこのnoteを参考にしてみてほしい。
家計簿なんてつけなくていい。そのままの無計画なお前でいい。
お金を貯めようかなと思ったお前を俺は応援している。
おわり