安全から始めること
好きな番組の一つにNHKの「奇跡のレッスン」がある。その子供のスキー編。
通常子供のスキーはある程度斜度のあるところから滑って転びながら学ぶ。それに疑問を持った先生が独自のメソッドで傾斜のものすごい緩いところから初める。子供が恐怖心などを持たなくて済む、ということらしい。また技術や理屈を一切教えないで、その中で体感していく。ちょっとした動作などのアドバイスはするが。
誰もが脱落しないシステムであれば、これでいいのかもしれない。楽しみのためなら。でも上手にできる子はきっと傾斜がきついところから、簡単な理論を教えて、そこから試行錯誤した方が早いし、面白いに違いない。
どっちがいい、ということではないけれど、できない人はゆっくりで、できる人は厳しい環境でやれば早く伸びるという極めて単純なことになるのだが、それが組織や集団だと極めて難しい。当たり前すぎるが会社でも悩む。
やっぱり能力別に分けるしかない、スポーツの世界などでも一軍、二軍別れているし、それを意識的にやらないといけないということだ。それを明示的にやるオペレーション、勇気を持ちたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?