マリオテニス64 REVENGE TOURNAMENT スターカップ 試合の振り返り
10/26(土)にマリオテニス64のオンライン大会がありました。
今回は新しい参加者が数多く集まり面白い大会になりました。
自分はテレサで出場し、予選は1位で通過しましたが決勝トーナメント2回戦で敗れてしまいベスト8で終わりました。
今回は早々に散ってしまったので、他の方の試合を見て思ったことを中心に書き記してみます。
大会概要
ルール
予選リーグ+決勝トーナメント
グラスコート 1本先取
キャラ自由 スター無し
タイブレーク 7点先取
配信URL
・本配信
・ずん視点
試合の振り返り
例のごとく、決勝トーナメントのみまとめます。
自分の試合以外は見ていた中で印象的だったものをピックアップして書きます。分量が多くなってしまいがちで全試合書けなくて申し訳ないです。
他の方の試合はずんの主観で見た印象を想像で書いているので、実際と違ったらすみません。
今回用意していた作戦
前詰めがトレンドなので積極的に狙っていくのはもちろんですが、
相手が先に詰めてきたときの作戦を中心に用意して挑みました。
相手が前に詰めてくる動きを察知したら、低い弱トップのアングル or 相手のボディに向かって弱トップを当ててボレーを封じる
前詰めに対しては強トップにディレイをかけてパッシング or 頭上抜きを狙う
下げさせたらすぐにこちらが前に詰めて攻撃に転じる
ざっくり書くとこの3点を意識しました。相手に先に攻められるというのはリスクになりますが、一度効かないことを見せられればメンタル優位を取れるという算段です。
2回戦 vsそや(クッパ) 4-7
クッパで前詰めボレーというのは本来難しく優位をとりにくいのですが、そやさんのすばらしい読みと割り切ったテニスに苦しめられて負けてしまいました。
この試合については、
目的がはっきりしていて割り切ったテニスができる方が勝つ
相手をビビらせる球を見せられると強い
という観点で見てもらいたいです。
まずそやさんと僕の立ち回りを比較すると、そやさんは「テレサの前詰めを察知したら弱トップのアングルで苦しい角度に打つ」「自分から速攻で前詰めして、一度前に出たら引かない」をはっきりと徹底していたと思います。対して僕は先述した作戦はありましたが、実際に試合になるとあやふやになっていました。
あやふやな状態で試合を進めると作戦が通じなかったときに次になにをすればよいかがわからなくなってしまいます。実際、クッパ相手には頭上抜きを狙うのが有利というセオリーで強トップを多用したところ待たれて打ち込まれたにも関わらず、次の手を打つことができませんでした。振り返ると弱トップの低めで打ち込めば強打を封じたりアウトを誘発できたのではないかと思います。
またストレートの頭上抜きに対してそやさんがドロップで待っていたのも予想外で、2点失ってしまいました。これが相手をビビらせる球で、試合でいきなり打たれると対策を考えなければならないのでかなりきつくなります。自分もよく大会に向けて新しい球を用意するのですが、逆にやられてしまったという印象です。
といった2点で試合をみてもらえると、かなりメンタル的に不利な状況で試合が進んでいった結果負けたことがわかると思います。そやさんの駆け引きと読みが上手かったので完敗です。
準決勝 だいちゃん(ドンキー) vsそや(クッパ) 7-2
前詰めボレーはそやさん、フラットのストロークはだいちゃんに分があるとみていて、どちらの強みが出るかが楽しみな試合でした。
結果的にはだいちゃんのストロークのパワーで前詰めを封じて押し切ったような展開で、だいちゃんが勝利しました。勢い的にはそやさん有利だと思っていましたが、直前にテレサ連戦だったことが少なからずマイナスに働いたのではないかと思っています。
だいちゃん側のボレーに対する守備や低めの配球が刺さっていたのもありますが、そやさん側は打点をミスして浮いてしまったり、ドンキーのパワーに押されて一度後ろに下がらざるを得ない展開がいくつかあり苦戦を強いられた印象でした。これは直前の対テレサの距離感が残っていたことの影響がゼロではないと思います。大会だと対戦するキャラのタイプが大きく変わったときの切り替えが特に難しかったりするので、個人的には落とし穴になりうる要素だと思っています。
こういった場合、思い切って試合中に考える時間を作るのもありかなと思いました。対パワー同士であればフラットの打ち合いになれば大きく展開が動くことはないので、この試合であればそやさん側があえて前詰めせずに一旦ラリーしながら次の作戦を考えたり距離感を慣らすみたいな感じです。自分もまずい展開になったときに時間を作る策を用意しておこうと思いました。
決勝 ゆあん(テレサ) vsだいちゃん(ドンキー) 7-5
ゆあんさんの対応力の高さが光った試合だと思います。
まず試合の最初にだいちゃんが4点奪い、4-1でかなりのアドを握りました。
展開的にもサービスエース、フラット抜けでラリーが始まる前に点をとることができて、ゆあんさん的にはかなり厳しかったと思います。
よくトリッキーでパワーキャラと対面したときに起こるのですが、普通打てるはずの球が距離感が狂って打てなくことがあります。恐らくゆあんさん側にそれが起こっていたので、だいちゃん側はそのまま押し切りたい展開でした。
ただ、4-1からゆあんさんがすぐに切り替えを行った点がすばらしかったです。前詰めのタイミングを遅らせるのと、スライスを増やして逆にだいちゃんの距離感を狂わせる配球に変えたように見えました。この判断で5-3の時点で距離感の修正は終わり、だいちゃん側のアドがリセットされたと思います。
そこからはゆあんさんのボレーがハマるようになり、だいちゃんも粘りましたが押し切られてしまいました。作戦の切り替えが本当に素晴らしかった試合でした。
ずん視点での配信でも話しましたが、だいちゃん側は4-1になった時点でゆあんさんに切り替える時間を作らせない策があれば押し切れた可能性があったかもしれません。例えばですがちょうどそやさんのようにリスク承知でドンキーで前詰めしてさらにビビらせたりすればゆあんさん側をさらに困らせることができたんじゃないかと思いました。
タイブレーク7点しかない勝負なので、相手が思考停止になっている間に勝ち切ることの重要性を再認識した試合でした。
総括
コートがグラスということもありますが、全体的に速攻が主流になりつつあると感じました。その中で素早い判断で作戦を切り替えたり、思い切った作戦を取れる人が上位に進んだ大会だったと思います。負けてしまいましたが戦術に個々人の色が出ていて見ていて楽しかったです。
自分はちょっとあやふやなテニスになってしまっている感があるので、次はもう少し狙いをはっきりさせて臨みたいと思います。
対戦していただいた方々、運営メンバーの皆様本当にありがとうございました!
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