2024年4月期 春ドラマ お迎え渋谷くん

フジテレビ(カンテレ) 火曜日 深夜帯 30分枠
『火ドラ★イレブン』
京本大我(SixTONES)主演 田辺桃子 長谷川京子
バーターでTravisJapan/宮近海斗 他

同名のコミックが原作。原作未読。前クールに続いて漫画原作のラブコメ、事前情報で既に楽しみなドラマの一つでした。
私がドラマ好きになったきっかけ、前クール『リビングの松永さん』もこの枠の漫画原作ラブコメ、旧ジャニ主演作、共通点多いし期待値高いです。

人気俳優、だけど恋愛偏差値低い渋谷大海(京本大我)は、シスコン気味なので忙しくても毎日、妹の幼稚園の送り迎えをします。そこで、同じく恋愛偏差値低い保育士の青田愛花先生(田辺桃子)に一目惚れしてしまう「うぶキュン・ラブコメディ」

渋谷くんのマネージャー品川さん(長谷川京子)により良い仕事をする為にも「キュン」を経験しなさいと背中を押されたのもあって、渋谷くんが一生懸命、それはもう、一途に一期一優しながら愛花先生にアタックする様が可愛らしいです。 

私は京本大我さんといえば、SixTONESのメンバーで、俳優の京本政樹さんの息子さんという知識くらい(京本政樹さんも名前しか知らない)演技も初めて拝見しました。
ギャグに近いかなりコミカルな場面と、必死で真剣に恋する真面目なパートの振り幅がかなり大きい役柄を、上手く演じられていました。

二人の恋模様は、当て馬の愛花先生の元カレ、大崎先生(宮近海斗)の登場が思ったより遅いので、それまでは、渋谷くんのライバル俳優、神田さん(内藤秀一郎)が引っかき回す感じです。
大崎先生、いいキャラだったし、演じる宮近くんハマっていたので、もう少しだけ早く出しても良かった気がします。大崎先生が登場するまでは、うぶな二人はいわゆる「ボケ」なので、神田さんが結構話を動かしていました。

全体的には、最後まで渋谷くんはブレず、「愛花先生大好き」な姿勢を崩さないのに対し、愛花先生は自分の恋心を認めたと思ったら、なんちゃら大したことない理由で「やっぱり距離を置こう」と決意する繰り返しが、ブレブレで鬱陶しい。みてる側的には、またかよって思ってしまうんです。
まあ、すぐに両思いになったら話が終わっちゃうんですが、ワンパターン感が否めません。ちょっと飽きちゃうところです。
 
それよりは神田さんが面白かった!序盤、ライバル俳優の渋谷くんの才能に嫉妬して、何かと邪魔するうざい意地悪キャラかと思ったんですが。(また渋谷くんがうぶな天然キャラなので、それに気づかず慕って、色々相談までしちゃうんですよね)
アクシデントで渋谷くんとキスした途端、渋谷くんに惚れちゃうんですよw イージーすぎる手のひら返し、まさかの展開に爆笑しました。
それも最初は照れくさいのもあってツンデレだったのが、どんどんいい兄貴分になっていっちゃう。渋谷くんを励ますために、サラリと渋谷くんが好きなことまで口にしちゃっていたなあ。腐女子感は無いので、そういうの苦手な方も普通に笑えますよ。

最終的には色々ゴタゴタあって、渋谷くんは俳優をやめてしまい、別の道へ。体壊してまで世界を目指していた渋谷くんが、あっさり道を変えたのは違和感ありました。 
でも愛花先生とはちゃんとハッピーエンドです。幸せになれて良かった良かった。

最後の方での、暴力事件や毒親な?父親登場とか、楽しいラブコメ感を壊すようなエピソードはいらなかった気がします。(そんなどぎついエピソードではないですが)個人的には天然キャラの二人の、うぶキュンラブコメで押し通してほしかった。 
30分枠の中で、本来のストーリーと別に、俳優渋谷くんが演じるドラマのシーンが、小ネタ的にちょこちょこ入って来て、そこは面白かったです。相手役のヒロインが、渋谷くんの天然っぷりの被害に合いまくり笑えるw 何気にそっちも気になりました。

渋谷くんはかわいいキャラだったんですが、愛花先生が、結構イライラさせられたり、振り回された分、微妙だったかなあ。嫌いではないけれど、そんなに好きでもなかったかも。演じた田辺さんがというより役が苦手でした。

ストーリーの売りの「キュン」は、私がキュンにこだわらないせいか、あんまり感じませんでした。でも全12話、普通に楽しく完走できたかな。

神田さん、大崎先生、幸せになれよー!!

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