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ChatGPT新モデル『OpenAI o1』登場。特徴を見てみよう。

 

OpenAI o1【オーワン】 

これは、OpenAI社が出した新しいLLMモデルになります。 

特徴としましては 

  1. 高度な推論能力:
    o1は応答する前により多くの時間をかけて思考するように設計されています。これにより、複雑なタスクの推論能力が向上し、科学、コーディング、数学の分野でより難しい問題を解決することができます。

  2. 優れた問題解決能力:
    物理学、化学、生物学の難しいベンチマークタスクで博士課程の学生と同等の成績を上げています。また、国際数学オリンピックの予選試験では83%の正答率を達成し、コーディングコンテストでも上位11%に入るなど、高い能力を示しています。

  3. 連鎖的思考プロセス:
    難しい課題に直面すると、単純なステップに分解して考え、それに基づいて最適な解答を導き出します。このプロセスの可視化により、AIがどのように結論に至ったのかを容易に理解できます。

  4. 効率的な強化学習:
    o1は自ら学習をして、効率的に性能を向上させていきます。問題やタスクを与えられることで自律的に学び、そのプロセスを繰り返すことでどんどん賢くなっていきます。

  5. 2つのモデル:
    o1-previewとo1-miniの2つのモデルがあり、o1-miniはより高速で低コストとなっています。

  6. 安全性の向上:
    新しい安全性学習手法を導入し、モデルの推論能力を活用して安全性と整合性ガイドラインに従わせています。

ようは思考力が大幅に上がった特化モデルということ。 
これにより、高度な計算やコーディング、複雑なタスクなども正確にできるようになったわけです。 

数学オリンピックレベルの問題であっても 
約8割方の正答率を出すぐらい、賢いやつになってしまったと。


現時点ですと 
o1-previewとo1-miniの2種類があり 
o1-miniの特徴は理科や数学系項目に特化しており 
計算などに強い
そして、preview版と比べても処理速度が早い感じになっています。 

preview版だとチャット回数が 週に30回 
mini版だと週に50回という制限がかかっていますので
そんな気軽に使えるってわけではないですね
【今後は少しずつ緩和していくみたいです】

他にも 以下の制限があります 

● 画像・ファイルのアップロード
● webブラウジングの使用
● Function Calling
● Systemメッセージの指定
● ストリーミング
などなど

なので、画像生成だったり、ファイルをアップしたり 
ブラウザの使用はできないので注意。 
 

料金は、Chatgptの有料プランと同じ価格です。 
有料プランに入っている人なら使えます。 

あと注意点としては、このモデルは思考プロセスをかなり得てから 
回答を出すのですがその思考プロセス分の料金も発生します。 

なので、APIを使うときはその分の料金が
毎回かかるので
今までのオムニよりも料金は高くなっています








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