ブックレビュー クイーンズ・ギャンビット

今回レビューするのはこちら。 
クイーンズギャンビット


クイーンズギャンビットはNetflixで大ヒットした 
ドラマなので知っている人も多いと思います。  
そのドラマの原作版になります。 

私もドラマは全部見ましたけど  
ドラマだとベスは冷徹な女って感じのイメージでしたけど 
原作を見るとそうではないってことがよくわかりますね。 

本作は、主人公のベスが孤児になるところから始まり 
チェスの世界チャンプを目指していくのだが。  
その間に色々なことが起こるわけですよ。
大切な人をなくしたり、薬依存やアルコール依存などにもなりつつ 
チェスプレイヤーとして成長を遂げていくストーリー。 

チェスはメンタルがものをいう世界だけど  
 ベスは、依存だったり孤独の中チェスをやりつづけ
 勝利を上げているが普通だったりありえないわけですよ。 
 
 普通の選手であれば、メンタル崩壊しててもおかしくないし 
 正常にプレイができる状態ではないと思うが 
 ベスは違った。 

 苦しみや葛藤と戦いながらもその強さを見せつけていったのだ。
 そしてチェスという世界の中で少女から大人への階段を 
 上っていき、皆から認められる存在になっていく。

 本作は、チェスを知らない人でも十分楽しめるが 
 やはりチェス、
 とりわけ ボビー・フィッシャー【元世界チャンプで英雄だった人】
 を知っている人であれば 
 かなりの共感ができるだろう。 

 本作は、ボビー・フィッシャーのストーリーから 
 影響を受けているので二人の人物が重なるのよね。
 海外のレビューを見てみると 
 やはり、フィッシャーを思い出すという声が多い
 
 チェスをやっている人間で、ボビー・フィッシャーを 
 知らない人はいないし彼の人生を知らない人は 
 いないだろうからね。 
 2重の意味で共感を生むわけですよ。
 
 だからこそ世界中でヒットしたともいえる。 
 
というわけで本作とドラマ 両方面白いので 
見ることをオススメする。  

本作を知らないのは、ハリー・ポッターを知らないってぐらい 
恥ずかしいことだからね。 

私は電子版ではなくて、文庫本で持ってます。 
 旅のお供の一冊としてもオススメできる。 

 


PS 

 クイーンズギャンビットの影響で世界中で 
 チェスブームが到来したけど 
 悲しいことに日本だけ到来しなかったのですよ。

 このガラパゴス感はほんとえぐいわ。 
 ほんと日本ってそうゆうとこあるよね。
 

 
 

 



 


  

  

 
  
    
 






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