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ジャック&ベティ前で乱闘(嘘です)Une Semaine à Zazie Films 週刊ザジ通信【9月8日㈬~9月14日㈫】

私事で恐縮ですが、先週の当通信の最後で触れた通り、9月8日の夕方2回目のモデルナワクチン接種完了しました。1回目は熱はちょっと上がっただけでしたが、倦怠感が酷く、本調子に戻るのに数日を要しました。で、2回目。1回目からそれなりに副反応が出たので覚悟はしていましたが、案の定翌日の午後からグングン熱が上がって、最高値38.4℃。その後は解熱剤を服用して、上がったり、下がったりを繰り返し、丸2日間寝倒して、やっと土曜日に復活しました。念のために休みを取っておいてよかった…けど、これで私の今年の夏休みは終了。悲しい(´;ω;`)

社会復帰第一日目の土曜はシネマジャック&ベティ『わたしはダフネ』が初日を迎え、高校の新聞部時代(!)の友人たちが観に来てくれることになっていたので、生まれ育った横浜、黄金町まで出かけてきました。せっかくのジャック&ベティなので、朝から『子供はわかってあげない』『浜の朝日の嘘つきどもと』と、上映中の2本をハシゴしてから、『わたしはダフネ』の16:00前の終映時に友人たちと合流。一杯飲みに繰り出したいところなのですが、緊急事態宣言中。伊勢佐木町の不二家のレストランで、ケーキとコーヒーで我慢しました(泣)。あぁ、早く野毛で飲みたい!

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ジャック&ベティ、『わたしはダフネ』の次の回は、“ベルモンド傑作選2”の『リオの男』の上映だったので、上映前、場外はベルモンドを追悼しに来た中年男子でいっぱい。その中に見慣れた顔を発見!小学校時代からの50年来の友人K君でした。

私「えっ?今日は都合が悪い、って言ってなかったっけ?」、K君「いや、その…、『わたしはダフネ』は今度観るよ。ベルモンド、この回逃すと観れないんで」。そうなんです。ジャック&ベティでの初日を盛況にすべく、事前に地元の友人数人にLINEで営業をかけ、それに応えてくれて前述の新聞部時代の友人も観に来てくれたのでした。K君、『ダフネ』は後回しでベルモンドを優先させるんだ…。今度とお化けは出たことがありません。思わずムッとして、「私が初日に来てる可能性は考えなかった?」と素朴な疑問をぶつけると、「だ~か~ら~(しつこいな~)、今度観るって言ってんじゃん」。おっ!てめー開き直りやがったな!チクショー!と劇場前でつばぜり合い(笑)。

ま、思ったことをはっきり言い合える幼馴染の間柄、ということにしておきましょう。ちなみにこのK君、映像の仕事に就いていて、ザジフィルムズ配給作品の、本編が始まる前にかかる会社のムービング・ロゴはK君作。もうかれこれ25年ぐらい前に作ったものですが、おかげさまで「好き」と言ってくださる方も多いので、使い続けています。

いかん!K君話で行数をこんなに費やしてしまった!こちらも先週お伝えしましたが、11日から東京・京橋の国立映画アーカイブ“第43回ぴあフィルムフェスティバル”が始まりました。『ハッピー・オールド・イヤー』のナワポン・タムロンラタナリット監督の特集も12日からスタート。さっそく長編デビュー作の『36のシーン』を観に行きました。

上映後にはバンコクから監督がzoomでオンライン登壇して、観客とのQ&Aを実施。演出や撮影技法など、様々な質問に答えて下さいましたが、後半は、映画を離れて監督ご自身のお話も。自他共に認める日本好き、東京好きの監督ですが、一番好きな食べ物は“東京チカラめし”の「メニュー名は分からないけど、チーズのたくさん乗った牛丼」、という告白も。ネットで調べたところ、“焼きチーズ牛丼”というやつのようです。「行くたびに店舗が減っていて大変」と嘆いておられました(東京は現在新宿に一店舗のみ…と聞いたら、監督ショック受けるだろうなぁ)。

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今日15日までに私は『36のシーン』、『あの店長』、『ダイ・トゥモロー』を観ることが出来ました。出来れば全プログラム制覇したいところですが、さて。ちなみに17日の14:30~の『ハッピー・オールド・イヤー』上映後には、音楽を担当したジャイテープ・ラーロンジャイさんが実際に会場にご来場下さり、ご登壇の予定です。『ハッピー~』を久しぶりにスクリーンでご覧になれるチャンスでもあります(23日(祝)12:30~も上映)。どうぞご来場ください!

texte de daisuke SHIMURA


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