Une Semaine à Zazie Films 週刊ザジ通信【1月2日㈭~1月8日㈬】
1月6日㈪の仕事始めから、早4日が経とうとしています。既に街にも、社内にも“お正月感”は薄れて、唯一トップ画像に貼った、週イチで花を配達してくれている花屋さんが、始業日に届けてくれた事務所入口の切り花に、かろうじて“お正月感“が残っている程度…とは言うものの、私はいまだに(今さら)年賀状を書いていたりします。暦の上ではもう“寒中お見舞い“の時候ではありますが…。
その年賀状には、いつものようにザジフィルムズの今年のLINE UPをご紹介させて頂いております。現在全国で好評上映中の『お坊さまと鉄砲』、来月8日㈮公開の『ハイパーボリア人』に続いて、初夏からお盆にかけて公開する3番組を記しているのですが、まだ情報解禁前なので、当noteでのご紹介は少々お待ち頂ければと思います。年賀状の表面だけ貼っておきましょう。LINE UPの中から、ある映画の一場面の画像を使用しています。はてさて?その映画とは一体何でしょうか?
2025年のLINE UPはある程度固まってきたので、年明けこれからは2026年に配給する作品を探す作業に入ります。映画探しの旅。ここでザックリ私の今年の出張計画などを…。
先ずは2月13日から開催される第75回ベルリン国際映画祭に参加します。今のところ、今年も5月のカンヌ国際映画祭には行かないつもりなので(『ハイパーボリア人』が驚異的大ヒットを放ち「税金ごっそり持って行かれるくらいなら、出張費バンバン使っちゃえ」ということになれば、話は別です。笑)、ベルリンは敢えて長めに滞在することにして、1本でも多くの映画を観るつもり。
その後は、翌3月には久しぶりに香港で行われるマーケット、FILMARTに参加してみようかな、と考えています。FILMART、中国、香港の会社の出展はもちろんなのですが、欧米の会社も意外と多く参加していて、ベルリンでの懸案事項をフォローする場としても機能したりします。しかしながら日程的に第20回大阪アジアン映画祭と丸被り。んむむむ。毎年通っている大阪アジアンを今年は諦めるしかないのか…とカレンダーとにらめっこして、ウルトラCを思いつきました。FILMARTを実質2日で切り上げて、香港から直接関西空港に飛べば、大阪アジアンの後半の3日間に参加することが出来るではないか!(羽田→香港→大阪の航空運賃次第では、あります…)
そして夏。今年こそは久しぶりにロカルノ国際映画祭に行きたいな~、とも思ったりしますが、この円安時代、昔のように気軽には行けないよなぁ(『ハイパーボリア人』が驚異的大ヒットを放ち「税金ごっそり持って行かれるくらいなら、出張費バンバン使っちゃえ」ということになれば、話は別です。しつこい!!)、
秋は、去年と同じようにリヨンで行われるリュミエール祭と、カンヌで行われるテレビ番組見本市MIPCOMのハシゴをしたいところなのですが、こちらもほぼ日程が被っている気配。様子見な感じです。
私の場合、上記の出張計画を決めたとしたら、その次の段階として以前なら「どう出張に海外マラソンを絡めるか?」というのも検討しなければならなかったのですが(強制ではないです。笑)、こちらは加齢のため、ルーティンで出走している国内の大会でもうお腹いっぱいなので、最近は海外マラソンを組み込む勇気がなくなってきました。が、出張の絡めずとも、去年は一度も海外大会には出ていないので、今年はどこかの国の大会、一個ぐらいは出たいです(欲張り)。
おっと、6月末から7月にかけて行われる、イタリア チネチッタ主催の新作ショウケース、イタリアン・スクリーニングについて言及するのを忘れていました。しかしながら、これは完全招待制なので自分から「行く」とは決められません。コロナを挟んで、かれこれ連続7回も参加しているので、私はそろそろベストジーニストの草彅剛氏のように殿堂入り(笑)なのでは?と危惧しておりますが、はて?
以上、どなたも求めていませんが、私の2025年出張計画をお届けしました。さて、出張経費を捻出出来るか否かは、今後の自社配給作品の興行成績次第なのは上段でしつこく語っている通りですが、12月には、まだだいぶ先のような気がしていた(年号がまたがるための単なる錯覚…)『ハイパーボリア人』の公開ですが、年が明けた途端、アッという間にあと1ヵ月後となり、宣伝スタッフはパブの仕込みに追われています。1月7日にはプレス試写の2回目が行われ、年始早々「この映画は、ぜひスクリーンで観ておきたい」とおっしゃる映画評論家、映画ライターの方が多数ご来場下さり、終映後にはさまざまな感想、考察が飛び交っておりました。
現在、上映期間中に販売するグッズの制作もたけなわ。プロデューサー、監督にアプルーバルを取る際、既に「Great!」「Cool !」「完成したら送ってね!」とお墨付きを頂いている品々を公開初日から劇場で販売出来るよう準備中です。どんなアイテムが登場するか、公開日が近づいて来ましたら、X等でご紹介出来ると思うので、どうぞ楽しみにお待ち下さい。もちろんパンフレットも、考察には欠かせないものにすべく鋭意編集中です!
私を出張に送り出して、掘り出し物を発掘させるためにも、どうぞ『ハイパーボリア人』を観に来てくださいね!(今週の通信、こうして『ハイパーボリア人』と6回も書いて、おかげさまで充分に宣伝出来て、通信本来の目的達成。笑)
texte de daisuke SHIMURA