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Une Semaine à Zazie Films 週刊ザジ通信【6月5日㈬~6月11日㈫】

今週のザジ通信は、『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』の、本日金曜午前11時の、各映画ウェブサイトでの本ビジュアル、本予告、場面写真の解禁を待っての更新となりました。当初はもう少し早く解禁するつもりだったのですが、ティザービジュアルの評判が殊の外良くて(デザイナー成瀬さんのおかげ!)、「あまり早い段階で本ビジュアルに差し替えるのは勿体ないかも」という意見もあり、「ならば、本ビジュアルはじっくり時間をかけて作り込んでもらおう」ということになっていたのでした。

一方で「ル・シネマでは、340分の作品を一体どういう形態で上映するのか、早く知りたい」という方の声もお聞きしていたので、8月9日㈮からのBunkamuraル・シネマ渋谷宮下での上映スケジュールも、このタイミングで併せて発表することにしました。前編(Ⅰ~Ⅲ話 170分)と後編(Ⅳ話~Ⅵ話 170分)に分けての上映となります。タイムスケジュールをご覧頂くとお分かりの通り、一日おきに、前編・後編・前編 / 後編・前編・後編の交互上映となるので、朝から一挙にご覧頂ける日、昼から一挙にご覧頂ける日、2日に分けて前編、後編、別々にご覧頂くことも出来るようにしました。

チラシ記載のBunkamuraル・シネマ渋谷宮下での上映スケジュールです。

さらに各上映回の間隔を、1時間、55分、と長めに空けていますので、前編と後編の間に、食事を摂ることも可能。混んでない店なら、入店からお勘定まで、何とかイケるかもしれません。ファストフードなら無問題でしょう。コンビニに買い出しに行って、ホワイエで食べることも可能(ドゥマゴでドリンクを買って頂ければ、なおよろし)です。

気になる料金体系は前編、後編各々、当日料金一般1,900円、学生1,500円(平日は1,200円)、シニア1,200円。“特別ロードショー”と謳いつつ、1人でも多くのお客様にご覧頂きたいので、各種割引、サービスデーの適用ありの興行とさせて頂くことにしました(以上は、全てBunkamuraル・シネマ渋谷宮下の料金体系。他劇場につきましては上映館のウェブサイトでの今後発表になる情報をお確かめ下さい)。

そして!本日夕刻よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下の窓口で販売開始になる全国共通特別鑑賞券は、前編後編2回分の回数券方式を採用。1,400円×2の2,800円での販売となります。当日一般料金(1,900×2=3,800円)よりもなんと1,000円もお得。そして、なんと!なんと!(通販番組みたいになってきた…。笑)、2,800円の鑑賞券をお買い上げの方には、各エピソードから印象的なカットを1シーンずつ切り抜いた、ポストカード6枚セットを差し上げます。太っ腹!

前売り特典のポストカード豪華6枚セット!!暑中お見舞いで貰ったらビビる絵柄多し。

ティザービジュアルは赤い地色の余白を大胆に生かして、モーロ元首相誘拐の瞬間を切り取ったエッジの効いたものでしたが、今回のビジュアルは、本国のパブでもメインに使用していた、拉致されている目隠しモーロ元首相の横顔を中央に配して、両脇に主要登場人物を並べて大作感を醸し出す、ある意味王道路線。色味はティザーの鮮烈な赤を踏襲していますが、もし色味が違ったら『タワーリング・インフェルノ』とか『オリエント急行殺人事件』とかの(例えが70年代過ぎます…)の往年のオールスターキャスト映画の雰囲気が漂ってきそうです。

メインキャッチコピーはモーロ元首相が、告解の際に言うセリフを持ってきました。

ちなみにティザーも今回のビジュアルも、マルコ・ベロッキオ監督ご自身にも確認して頂いていて、とても気に入って下さっているようです。ただ、今回のビジュアル、当初はデザインを優先させて、両脇の各キャラクターの写真は顔が切れているキャストもいたのですが、それに関して「ちゃんと俳優の顔が見えるように」との指示が監督からありました。そりゃ俳優さんの立場からしたら、「なんで私の顔だけ、鼻から下しか映ってないの!」ってなりますよね。デザイナーさんに修正を施して頂き、無事アプルーバルが下りたのですが、結果的に、より“王道感”が増しました(笑)。

そして本予告。基本的には、前半部分は特報予告と同じ構成で、中盤から印象的なセリフやカットを少しずつ増やしています。特に“赤い旅団”メンバーは、人間味を感じさせる部分もフィーチャーして、ドラマ性が高まっているかな、と思います。で、特筆すべきは後付け。

これは悪と背信の叙事詩である。
また愛と期待のメロドラマでもある。

         四方田犬彦氏(映画誌・比較文学研究家)

マルコ・ベロッキオの情熱と理性が、
我らの心に火をつける。

         秦早穂子氏(映画評論家)

今回、四方田犬彦氏(映画誌・比較文学研究家)、秦早穂子氏(映画評論家)、シネフィルに信頼の篤いお2人からコメントを頂き、その一部を引用させて頂きました。「おっ!この方々が言うなら!」と思って頂けたら!

B5見開きの豪華チラシを、15日㈯午後からBunkamuraル・シネマ渋谷宮下で配布予定。こちらには上記お2人のコメント全文、登場人物相関図、各エピソードのあらすじなど、作品をより知って頂くための貴重な情報が満載です。いち早くゲットして、期待感を高めて頂ければ幸いです。

ということで、今週のザジ通信は『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』の大特集でした。8月9日㈮の初日まで、2ヵ月を切ったところ。これからガンガン盛り上げていきたいです!

texte de daisuke SHIMURA



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