Live Report #277:武道館 (241027)

 

 2024.10.27 日本武道館
 
 20年以上ZAZEN BOYSのライヴを追い掛けてきましたが、まさか武道館でワンマンをする日が来るなんて思っていませんでした。その「まさか」が発表された時にはマジでビックリしたけど、本番当日になって北の丸公園に入って物販の列を見て、少しだけ実感が沸きました。
 そして、おかげさまで指定席がアリーナ最前列だったので、そこから2階と3階を埋め尽くした観客を見上げて、やっと武道館にいるんだって実感しましたが、それでもなんだか夢の中にいるみたいな不思議な気分でした。
 そんなドでかい会場で行なわれたライヴは、予告どおり休憩を挟んでの二部構成で、演奏された曲順は下記のとおりでございます。
 
 1. You make me feel so bad
 2. SUGER MAN
 3. MABOROSHI IN MY BLOOD
 4. IKASAMA LOVE
 5. HIMITSU GIRL'S TOP SECRET
 6. RIFF MAN
 7. Weekend
 8. バラクーダ
 9. 八方美人
 10. This is NORANEKO
 11. 杉並の少年
 12. チャイコフスキーでよろしく
 13. ブルーサンダー
 14. サンドペーパーざらざら
 15. ポテトサラダ
 16. はあとぶれいく
 17. ブッカツ帰りのハイスクールボーイ
 18. 破裂音の朝
 19. I Don’t Wanna Be With You
 20. Sabaku
   《休憩(『公園には誰もいない』が流れ大画面には佐内氏の写真)》
 21. DANBIRA
 22. USODARAKE
  23. 安眠棒
  24. 黄泉の国
  25. COLD BEAT
  26. HENTAI TERMINATED~HARD LIQUOR
  27. 6本の狂ったハガネの振動
  28. Honnoji
  29. 半透明少女関係
  30. CRAZY DAYS CRAZY FEELING
  31. YAKIIMO
  32. 永遠少女
  33. 乱土
  34. 胸焼けうどんの作り方
 EN. KIMOCHI
 
 発表された告知やフライヤーでは「メンバーの誰もがコードを全く憶えていない名曲なども含め豊富なセットリストを組み」とあったので、いったいどんなレア曲が飛び出すんだろうとワクワクしていましたが、自分勝手に想像していた「超レア曲」は意外に少なかったです。それでも、しばらくやってなかった曲や長らくやってなかった曲がちりばめられていたし、なんといっても30曲以上を一度に体験できる充実感は今回最大の魅力でした(^o^)
 初めて武道館で開催されたワンマンが『You make me feel so bad』でスタートするというのが、まず素敵です。大人の空気がフロアに漂ったところでZAZEN BOYSならではといえる『SUGER MAN』につなげ、そこから最近ゴブサタの「アゲアゲ曲リレー」に入る流れもニクい。そこから13曲目までは、最近のライヴでお馴染みの曲が続きましたが、その後もうやらないかと思っていた『サンドペーパーざらざら』が来たのでビックリ。
 次の『ポテトサラダ』では、ステージ奥の大画面に「指揮者・向井」の姿が映し出されます。そして、《第1部》の最終盤に、先日久しぶりにライヴ復活した『I Don’t Wanna Be With You』がキーボードなしの新たなアレンジで演奏され、そこからノンストップで激レアの『Sabaku』へとつなぐ流れ。『Sabaku』をキーボードなしのアレンジで体験するのは、たぶん初めてだと思いますが、すんごく素敵でした。
 約10分の休憩を挟んで、《第2部》が始まります。メンバーの中では、向井さんだけがグレー系のシャツから白に着替えグラサンを掛けて登場します。そして、『DANBIRA』から後半戦がスタート。再開にはピッタリですね。そして、個人的に心密かに期待していた大好きな『USODARAKE』が演奏されたときは嬉しかった!この曲、マジで好き!やってくれてありがとう☆☆☆
 この後、先日リキッドのライヴで《予告編》としてサワリをやってくれた『安眠棒』が続き、2曲挟んで『HENTAI TERMINATED』の一部分から『HARD LIQUOR』へとつなげるレアメドレー。さらに「イントロ当てクイズ」をやってから、バンドのライヴでは久々な『6本の狂ったハガネの振動』をアコエレヴァージョンの詞と曲で演奏。これも素敵だったです☆
 続いて、いつ体験しても名曲だと思う『Honnoji』にシビれてたら、その後すぐ『半透明少女関係』をブチかまされます。ライヴ開始直後に向井さんから「座って」という指示があったので、立ち上がりませんでしたが、もちろん身体は踊ってました(笑)
 そして終盤――。向井さんがキャップとデカグラサンを装着してラッパーになる『CRAZY DAYS CRAZY FEELING』で盛り上がり、『YAKIIMO』でクールダウンして、『永遠少女』でジーンとして、『乱土』~『胸焼けうどん』という素晴らしい流れで本編終了。アンコールに応えて再登場したメンバーは激熱の『KIMOCHI』をカマして、フロア&スタンドからの「KIMOCHI」7文字大合唱に見送られてステージを去って行きました。とにかく、約3時間たっぷりZAZEN BOYSの世界に浸った夜は、最高に楽しくて充実した至福の時でした!
 ZAZEN BOYSの皆様、お疲れさまでした!&どうもありがとうございました!&これからも応援していますので、よろしくお願いします!

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