見出し画像

MLM: Historiaの闇1

(2024/11/15)
リンク先の確認結果で更新。焼肉店うしやま本店の閉店を確認。

(2024/5/6)
タレコミで行政処分の完了を待たずに活動を再開するとの情報。

(2024/3/23更新)
EPAの行政処分6ヶ月(2024/3/22~9/21)を追記。
もうドバイで実質Exitした高橋平吉氏は痛くもないだろうな。
これで困るのは最近代理店を始めたEPA下層組。
結局、養分には養分の未来しかない。




はじめに

KENZO氏には何度か凸られている株式会社Historia。
表向きはEPAというビジネス起業塾、実際はEPAを商材とした紹介手数料で収入を得る代理店/勧誘員を増やしていく、いわゆるマルチ商法で勢力を拡大している会社だ。

本コンテンツは、EPA(ENTRE PLACE​ AcademyというHistoriaの商材)に入会しようと思った人に向けて、ネット情報を収集/検証している。
ここで関連情報を検索して確認する手間の手助けになれば幸いだ。
Historiaが信用できるかの判断材料に使っていただけたらと思う。

どんな人達が、どんなことをしていて、どんな評価を受けているのか、確認をいただきたい。
火のないところに煙は立たない。

尚、代表の高橋平吉氏の以外で関係性が不明な名前も既に繋がりがあることは確認済みであることだけお伝えしておく。
それらは第2弾以降で明らかにしていく。


行政処分(2024/3/22から半年)

まともな販売方法なら処分もされない。
これで関係者の贅沢しているインスタ投稿も激減するだろう。

令和6年3月22日から令和6年9月21日までの6か月間、訪問販売に関する業務の一部(勧誘、申込受付及び契約締結)を停止するよう命じました。


HistoriaのWebにも行政処分の件を掲載した点は評価する。
新規受講者の勧誘/受付も停止し、現行受講者向けだけ継続するようだ。
だが、最初から違法勧誘を知っていたはずなので内容は白々しい。
尚、EPAのトップのお知らせでは本件の記載はない。

そして、この後はどうなるのかを予想しておく。

  • 代理店が契約主体となり、Historiaは勧誘にタッチしない講師派遣(コンテンツ提供)のOEM方式でスクールやMLM方式を継続。

  • 幹部法人が内容を継承した別名義でリスタート。Historiaは店じまい。

  • i3 experienceがHistoria講師陣を受け入れ。事実上のHistoriaの吸収。


朝日新聞では大半が20代との報道。
EPA講師陣は、この報道についてクーリングオフもできない今の受講者達へどんな説明/弁明をするのだろうか。

スクールで海外のブックメーカーでの賭け方を学べば賭けに負けることはないかのような合理的な根拠のない説明をしていた。

行政処分の資料にあったHistoriaの手口


EPAのFAQ

違和感あるFAQ部分をピックアップ。
上記の行政処分に対する修正には見えない。

クーリングオフ後の解約はできるが返金しないという回答。
支払は一括(ローンも)なので、クーリングオフ期間だけが返金対象。

これも、意図を外した回答。
過去の受講者はマッチングアプリで勧誘された人なので居るのは当然。



どんな会社か

公式Webなど公開情報から確認する。
複数事業があるように見えるのは気のせい。

概要

設立して8年ほどの会社。
主な事業(サービス)は事実上、EPAスクールのみ。
他の事業も含めて1つずつ確認する。


Webにある実績

公式サイトで紹介しているサービス4つの実績を見てみる。

参考:閉店した夢の橋がロケ地の動画


  • MEO対策
    サービスメニューを載せているだけのダミー。
    実績もなく、多分、対応できる人は内部にいないと思う。

  • ENTRE PLACE​ Academy https://entreplaceacademy.com/
    Historiaのメイン事業。専用サイトで運営している。
    以降の検証はHistoria=EPAとして実施。

拾い物:EPAの仲介料

MLMとしてシステム化されていることがよく分かる資料。
しかし、高橋社長1日デートってご褒美なのか?wwww


関連企業

Historiaと直接関連している会社は2社。
1つはHistoriaと同じ住所の登記、もう1つは焼肉店(閉店)。

どちらも代表は山田由真氏。
他の幹部とは待遇が違うようにも見える。
Historiaでの事実上のNo.2なのだろう。

  • 株式会社LiR https://lir-inc.co.jp/

    • 代表:山田 由真

    • 法人番号:8011101088420

    • 設立:2019年7月16日

    • 住所:東京都新宿区西新宿6丁目26−12 ITOビル6F

    • 事業内容:農業・教育・アパレル

当時Webにあった山田氏写真
(今は削除されている)
  • YT株式会社 https://yt-inc.jp/
    ※アクセス不能(Wayback)

    • 代表:山田 由真

    • 法人番号:9011101095804

    • 設立:2021年7月15日

    • 住所:東京都新宿区西新宿6-16-9-2F

    • 事業内容:西新宿 焼肉うしやま本店(閉店)

    • 社名の由来は、一説にはY(山田)T(高橋)らしいw


売上

非上場企業なので公式な情報はない。
下記のHistoria代表の高橋氏が対談動画の中でEPA受講者は3,000人と答えていた。それを1人100万で換算すると30億。
動画の時点でざっくり年間6億の売上があるのだろうと予想。

ちなみに、動画では夢を金に変えるのは嫌だと言っている。
そして、受講者からアンケートも取って改善しているようなことも。
どうなんだろうな、この動画では判断が難しい。
だが、この辻敬太氏も曲者であるようだ。
金を稼ぐのは何か開き直りとも言える常識外れの面があるのかもしれない。

追記:2024/5/12
Historiaが業務処分を受けたからなのか、動画が非公開になった。
動画では良い後輩だし、付き合い方は変わらないと豪語していた辻氏だが、動画を非公開にしたということは、養護の事実を隠したくなった、ということなのだろう。

追記:2024/9/13
非公開だった動画が公開されている状況を確認した。
Historiaの行政処分が来週末で明けること、行政処分中での再処分がない見通しが立ったからなのだろうか。


慈善事業

公式Webには一切記載していないが、Historiaは慈善事業(会社の取り組み)をしていると後述のSDGs講演動画で説明していた。
とても良いことなので継続して欲しいと思うが、単なる企業イメージの道具になっている感が否めない。

それはNPO法人JIYUのボランティアにHistoria関係者が参加をしているが、画像を整理すると2019年の1度だけの参加記録しか確認ができなかった。
1回の参加をずっと使いまわして宣伝している疑惑がある。
後述するが、Historia関係者が評議員になっている等、怪しい点もあり、そもそも純粋なボランティア活動でもないと感じる。

まずは当時の集合写真を確認。
元社員含めてHistoria関係者は15名と、全40人の3割以上を占める。

ボランティア参加者の集合写真

そして、下記が参加が1回だけと結論付ける確認の画像だ。
ランドセルを渡している場所は全て一緒に見える。

ランドセルを渡している背景はどれも一緒
(地面の白線などに注目)

更に、他の写真を確認すると、Historia関係者同士の写真も目立つ。
正直、社員旅行も兼ねていたのではないかと思わせる。

尚、一部は体験談としての記事も確認している。

尚、上記体験談に登場する元Historia安藤宏汰氏は現i3 experienceだ。
更に、このNPO法人JIYU評議員にも名を連ねている。
評議員にはもう1名、Historia小宮山拓真氏の名前もある。
ボランティア活動は否定しないが、Historia幹部やHistoriaと深い繋がりのあるi3e/パーソナルナビ役員がNPO法人JIYUいるという事実。
真実はわからないが、Historiaとの利害関係は見え隠れする。

NPO法人JIYUにはHistoria関係者が2名
(小宮山氏、安藤氏)


※元Historiaなのかの情報源

https://silverlight.hatenablog.com/entry/i3experience
おい、i3 experience!i3 academyはどうなんだ?!!
--
資本関係や協業関係については明確にはわからないが、「株式会社ヒストリア、EPAに関わる人間に営業してはいけない」というルールが株式会社i3 experienceの代理店、営業マンにあったという情報もある。さらに、執行役員の安藤宏汰氏は株式会社ヒストリアの創業メンバーである小宮山氏のもとで「オフショア積立」を扱っていたという情報もある。

そのi3 experienceは、別記事にしているのでそちらを参照。



ネット情報の整理

既にあるネットでの評判を、肯定/否定で列挙してみる。
確認した範囲では肯定記事にフェイクは見つけられなかった。
だが、企業セミナーの体のEPA代理店ビジネス(マルチ)への誘導で、後からマルチだったことに気づくという批判記事が多い。

また、ビジネス的な内容は薄い、という評価も多い。
格言だけの相田みつをの領域には到達できていない模様w


評判:肯定記事

あまり多くない。
肯定というには微妙な内容だ。絶賛という感じでもない。


評判:否定記事

実は、否定する記事も意外と多くなかった。
後出しマルチ、という具体的な内容や価格まであり信憑性は高い。


評判:X情報

実はXのポストが多かったので画像でまとめて紹介。
マッチングアプリで釣ってEPA契約のやり口についての批判が多い。

昔からアムウェイでもあった手法で新しくはない。
会う目的のすり替え(久々に会おうよと連絡があり行ったらアムウェイ営業だった)がマッチングアプリになっただけ、のようだ。

クリックして拡大


評判:X告発アカウント

多くは語らない。
自身の目で確認して欲しい。


評判:KENZO氏凸動画

マッチングアプリで釣ってEPAの契約に持っていく実例の動画。
出会い風に商材契約に持っていくHistoriaの誘導を凸られている。
追求されて逆ギレする展開も、詐欺師のあるある的な反応だ。

しかし、この手で釣られるヤツが減らないのは悲しい男の性 www

あと、動画に出てくるタワマンは覚えておこう。
第2弾でも、このタワマンに触れていく予定だ。

補足:凸動画の出演者


評判:潜入動画+Xポスト

鈴木(仮名)になっているが、Historia高橋平吉氏のこと。
この動画は、前述の対談動画で竹之内氏に取り上げられて炎上、と名が出ていたものだと思われる。
動画内で竹之内氏は一貫して、Historiaは詐欺だ、と断言している。

また、この動画内では、EPAを営業と言うなと口止めされていると、勧誘していた人間がゲロっている。


追記(参考情報)
某インフルエンサー=竹之内氏。


評判:体験談動画

マッチングアプリで出会って契約してしまったという体験談。
EPA勧誘で報酬を得る営業になる流れの話。
インタビューを受けている人の説明があまり上手じゃないので分かりづらいが、EPAの主な営業の場がマッチングアプリ、ということはわかった。



代表 高橋平吉

実際、カリスマ的な面はあるのだろう。
だが、紙一重というのが率直な印象だ。

根拠なき自信みたいな人へ憧れる人、自分を信じろみたいなレベルだけで押し切られてしまう耐性が低い人も一定数いる以上、この手の話はなくならないのかもしれない。

正直、高橋氏自身が、明らかに騙しているという情報はなかった。
だが、どれも信用させるために、既に信頼されているメディアや企業の名を使った嘘が混ざっている。
作り話の嘘ではないがグレーな部分で、逃げられる口実を残している。

そして、マッチングアプリで小手先の嘘から幹部に会わせて契約させる営業スタイルも、組織的な役割分担されたやり口だ。
だが、これも高橋氏は直接関わらず、末端の代理店が勝手にやっていて指示はしていないと言い訳ができる、という構造になっている。

いずれにしても、代表として部下のやっていることについて逃れることはできないが、指摘や追求された時の対策が既に考えられている印象だ。
そういった詐欺師的なセンスは長けていると推察する。

尚、若者を元気にさせたい、という建前は良く見かけるが、日本を元気にさせるみたいなことは一切言わない。
利益を上げ、納税を多く払い、日本の教育に貢献してく、みたいなことは一切考えていないのは、税率を考えてドバイに移住している点からもはっきりしている。
こういった事実を突き合わせると、彼の矛盾はまだまだありそうだ。


公式情報

教育以上の具体的な内容は表からの情報ではわからない。

2016年7月(22歳)で株式会社Historiaを設立。後のEPAとなる教育業を行い、年間1,000人以上が参加する人気の起業学習塾となる。

私がEPAを設立した経緯としましては、若者が未来に希望を持てる世の中を創りたい、そう思い22歳の時に起業を決意しました。

内容には細かく触れないが、抽象的でよくわからない。
EPA挨拶やEverydayWikiで紹介の取材記事は後述する。


SDGs講演動画

世界環境サミットで講演している動画があった。
頑張って30分見て内容を深掘りしてみる。

序盤の経歴。
工場勤務は三菱FUSOだったようだ。

自己紹介のスライド

序盤、タワマンに住む夢はかなったが、起業の夢はかなわなかった的な話は正直、よくわからなかった。

そして、SDGsに関わる業務展開との枕詞から、宣伝モード。
最初に今は閉店の2店舗を宣伝していたが、ここでは割愛。

その後も、SDGsとしての慈善事業活動の説明。
内容は前述のボランティア参加の画像を使っている。
会社の事業だったことがわかった。

慈善事業活動のスライド

だが、そこでの説明には大いに疑問。
周りの参加企業はブランディング目的の活動ばかりで残念だった、という他社批判を交えたポジショントーク。
Historiaも慈善「事業」との説明直後、しかも1回しか参加していない疑惑。
それを、この講演を含めてアピールしていることと、何が違うのだろうか。
そして、SDGsなのに、全然持続していない。

更に、質の良い教育という枕詞でEPAの宣伝へ。
ここでは、グノシー掲載というニュース記事のスライド。
コレ、グローバルニュースアジア配信が元のフェイク記事だ。
スライドも内容の要約ではなく、どこに掲載されたのか、という部分を強調しているだけで、中身はない。SDGsでもない。

ニュースメディアアピールのスライド

あと、ジェンダーレスに絡めて女性が活躍する場がEPAは多いと説明。
マッチングアプリで勧誘要員が多いことを言っているのだろうか。
女性専用スキルの講座もあるので、主力にしていることはわかるが、実体と突き合わせると、なんだか怪しい。

その後は、朝日新聞と業務提携がほぼ決まっている、という説明。
プレゼンスライドにも朝日新聞って出し、3,000社とのFCも決まっていると言ってた。
でも、ググっても業務提携の噂すらヒットしない。
話を持ちかけた事実を作って、門前払いだった、が実際かもしれない。
きっと社名を出す許可も取っていないだろう。

朝日新聞との提携アピールのスライド

結局、「今後の事業展望」のスライドに並ぶロゴで現存はEPAのみ。
EPA以外のビジネスの成功事例はない。

その後のまとめは、得意の精神論っぽい話だけなので割愛。

全体的に、高橋氏の話し方は落ち着いていて、上手い。
だが、内容は要約されていない、長いだけのプレゼンで何も残らない。
SDGsをプロパガンダの材料に使っているだけだった。

小さい嘘を、それとわからないように混ぜている。
彼を信用している人は、一度、一歩下がって客観的に見た方が良い。
信頼に値する人物であるかどうかを。


取材記事

EPAの挨拶やEverydayWikiにあった取材記事を確認。
すると、全ての元記事はグローバルニュースアジアだった。

<グローバルニュースアジアについて>
仕組み上はニュースとして配信されているので、配信先のニュースサイトで記事は読めるが、配信先でニュースの中身は精査されていない。
本当のニュースのように見せかけるトリックに使われている。
金さえ払えば自由な内容で記事としてニュース配信を請け負う、表向きはニュースサイトを装っている悪質なサイトだ。

記事内容は見れば直ぐにわかる。
自作自演とほとんど変わらない。

尚、記事はnoteからのURLエンコードされたリンクでは対応できないので、タイトル下URLをコピペして参照して欲しい。

  • 元記事(グローバルニュースアジア)

    • アジアで注目される若手起業家『高橋平吉氏(26歳)出版を決定』
      https://globalnewsasia.com/article.php?id=6356&&country=1&&p=2

    • アジアで注目される若手起業家『高橋平吉氏、若手社長がボランティアで世界貢献』
      https://globalnewsasia.com/article.php?id=6358&&country=1&&p=2

    • アジアで注目される若手起業家『高橋平吉氏、コロナの時期だからこそ教育事業を拡大』
      https://globalnewsasia.com/article.php?id=6357&&country=1&&p=2

    • アジアで注目される若手起業家『高橋平吉氏、若手社長が西新宿に飲食店をオープン』
      https://globalnewsasia.com/article.php?id=6359&&country=1&&p=2

    • 若手起業家『高橋平吉氏、今最も注目するビジネススクール、EPAの実績者たち』
      https://globalnewsasia.com/article.php?id=6484&&country=1&&p=2


個人アカウント

個人アカウントから内面や人間関係を確認してみる。

ほぼ公式っぽいが、啓蒙っぽい内容を発信している。
これに同意できる人は多いだろう。
具体性は何一つないが。
相田みつをだと思えば、それほど違和感はないw

色々な関連性が確認できる。
ここでは、その中でも象徴的なものを紹介する。

2019年6月9日投稿の石垣島へ関係者と旅行に行った記念写真。
Historia幹部だけではなく、i3 experienceの幹部まで一緒だ。
高橋氏と師弟関係だったことは、この写真の構図からもわかる。

Historiaを震源地として、まだまだビジネス教育という名のMLM、そして派生していく詐欺の連鎖が終わることはあるのだろうか。

高橋氏インスタより
高橋氏インスタより


他、参考情報



まだまだ書ききれない

Historiaファミリーは規模が大きすぎる。
関係者の情報には下記の続編で触れている。


また、元Historia幹部が立ち上げたi3 experienceは下記にまとめている。
Historia直系のビジネススクールMLMだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?