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嘘のない不動産note No.5 問い合わせる前に知って欲しいこと④

家の購入を検討されている方へ

今回は家購入する際、関わる人達について書いて行こうと思います。

かなり悪口に聞こえるかもしれませんが、あながち間違ってないと思います。

それは私達が仕事として、利益を生むために働いているサラリーマンだからです。

1.不動産仲介業者

まずは私達不動産仲介業者です。
私達が考えている事はいかに仲介手数料をいただけるかです。

仲介手数料は買主様と売主様から頂くことができます(両手仲介)。ここで重要なのは、自社で受託している物件(売主の物件)を、自分達で買主を見つけることにこだわってしまうという事です。

つまり自社の物件を他社の営業マンに紹介させてしまうと、仲介手数料は半分(片手仲介)、になってしまいます。同じ労力で報酬が半分になるかならないかは大きいですよね。

これがいわゆる囲い込みと呼ばれる現象で、
もし問い合わせた物件が「もう契約予定で紹介できない」など言われた場合それは果たして本当か?と疑うべきです。この事実確認はとても面倒ですが、、笑

お客様からすれば、気になる物件はまとめて見学し比較検討したいと思うのはこちらも重々承知していますが、仲介業者からすればそんなのお構いなしです。というかどうすることもできません。(なぜ両手仲介が認められているのかわかりません、、、)

不動産業界は顧客体験を無視した、大変歪んだ業界構造になっていると思います。せっかく購入する動機が見つかっても、スムーズに理想なマイホームと出会うにはいかないかもしれませんね。

2.銀行員

続いては銀行員です。もしかするとお客様が直接やり取りする事はないかもしれません(仲介業者を通じてするので)。ただし住宅の購入に住宅ローンは切っては離せないものなので話していきます。

銀行員が考えている事は、①リスクを一つも負わずに、②なるべく大きな金額をなるべく長い期間貸したいという事です。

①について、住宅ローンを組むに当たって銀行側はリスクを負いません。住宅ローンを組むには銀行側に審査してもらう必要があります。例えば、借りる人の属性(会社名、年収、年齢など)や購入物件についてです(資産価値や築年数、土地についてなど)。本当に返済していけるのか?物件は担保できるものなのか?を見られるという事です。
他にも本人が死んだ場合を考えて、団信に加入させたり(その審査もあります、持病がないかなど)、購入者一人だと返済が難しそうであれば、ご家族の方と合算したりします。

②について、銀行がどうやって儲けるのか?それは①金利②手数料が全てです。
貸した金額でずーっと、35年間金利収入を得たい。口座を通して手数料を払って欲しい。こんなことを考えていると思います。
これは仕方のないことですが、もし住宅ローンをどこの銀行で借りるか迷った時は、①金利が安く②手数料(繰越し返済時の手数料や、借りるときの事務手数料など)を安く抑える。これを比較して決めるのがいいと思います。

その他保証内容が違ったりしますが、オプションをつけて金利が変わるならそれは一度立ち止まって本当に必要か考えるべきだと思います。

3.まとめ

またまた長くなってしましましたが、まだまだ書き切れていないことばかりです。

次は後編ということで、ハウスメーカーの人にも触れようと思います。

お楽しみに!

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