好きなマンガ-7「泥舟に五芒星」
つい先日1巻が出たばかりの「泥船に五芒星」がとても面白かったので紹介したい記事です!
すごく簡単に話をすると「人間の魂を奪いに来た悪魔と、その人間の同居物語」です。最近だとスマッシュヒット「悪魔のメムメムちゃん」や、ちょっとスタンス違うけど「デスノート」だって(死神だけど)それ系に属するわけです。
ということで、悪魔と人間モノといっても、作品ごとに全然話が変わってくるのわけです。
この話は、キャラクターの性格がとにかく面白いです。
主人公悪魔の杭鳴(くいな)は、人間の魂を奪うのが面倒くさくて、20年以上仕事をサボリ、ピアノで作曲することに夢中な不真面目無気力悪魔。
そして、適当に魂を奪う相手を見つけ「願いをかなえるから魂をよこせ」と伝えると「ない」と即答する柳田祈里。
この「一生懸命頑張って生きる」ことに興味がなく「マイペースでボチボチ生きる」というタイプが二人そろった場合、どうなってしまうんだろう、というお話。
使い魔の子がなんとか無理やりこの二人を仮契約させることに成功させ、なんとも奇妙な同居生活が始まります。ところで使い魔が可愛いです。
このマンガのみどころは「欲をかかず、つつましく、自分のペースで楽しいことを見つけていけば良いじゃないか」という考えをもっているのに社会がそれをさせてくれない…というジレンマを、悪魔と人間の共同生活でおだやかに解決していく…ほっこりしたところです。
読んでいて心がホッコリしてくる…なんて言葉がまさにぴったりの、ハートフルドラマになっていくと思います。絵もとてもうまく且つ温かい(なかなかいない、羽海野チカさんタイプ?)ものですごく好きです。
1巻しか出てない今、是非チェックしてみてください!!
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