見出し画像

家を守って老後資金もゲット⁉ リバースモーゲージ×耐震リフォームの新制度を解説!

はじめに

皆さんは「リバースモーゲージ」という制度をご存じでしょうか?
ざっくり言うと、**「自宅を担保にお金を借り、亡くなった後に家を売却して返済する」**という仕組みです。

最近、国土交通省がリバースモーゲージと耐震リフォームを組み合わせた新しい支援制度を発表し、注目が集まっています。
この制度が始まると、70歳以上の方は毎月の利息もゼロでリフォームが可能になるかもしれません。

今回は、この新制度のポイントや、リバースモーゲージの基本について、できるだけわかりやすく解説します!

リバースモーゲージとは?基本の仕組み

リバースモーゲージの仕組みをざっくり説明すると、次のようになります。
• 自宅を担保にしてお金を借りる
• 生きている間は元本の返済は不要(通常は利息のみ支払い)
• 亡くなった後、自宅を売却して元本を返済

普通の住宅ローンとは異なり、毎月の支払いが少なくて済むのが特徴。
老後の生活費や医療費、リフォーム資金に充てることができるため、「年金だけでは不安…」という方の選択肢として注目されています。

新制度のポイント:70歳以上は金利ゼロ⁉

国土交通省が検討中の新制度では、リバースモーゲージを活用した耐震リフォームに以下のような特典が用意される予定です。
• 70歳以上の人 → 毎月の利息がゼロ(=返済負担ゼロ)
• 60~69歳の人 → 利息を3分の1に軽減

「耐震リフォームってお金がかかる…」と思っている方も、**「住みながらリフォームして、毎月の負担もほぼゼロ」**という可能性が生まれるのは大きな魅力ですね!

耐震リフォームが注目される理由

日本は地震大国。政府は、**2030年までに住宅の耐震化率100%**を目指していますが、現状では費用の負担が大きく、なかなか進んでいません。

特に高齢の方は、
• 「相続する人がいないし、今さらリフォーム費用をかけるのは…」
• 「手続きが面倒で、どう進めたらいいかわからない」

といった理由から、耐震リフォームに踏み切れないケースも多いのが実情です。

この新制度が実現すれば、**「費用負担を抑えながら安全な住まいを確保できる」**という大きなメリットがあります。

リバースモーゲージのメリットとデメリット

メリット
1. 住み慣れた家に住み続けられる

• 引っ越さずに、必要な資金を確保可能。
2. 月々の返済負担が軽い
• 通常は利息のみ、新制度では70歳以上なら利息ゼロ。
3. 資金の使い道が幅広い
• 生活費、医療費、リフォーム資金など、様々な用途に利用できる。

デメリット・注意点
1. 相続人の同意が必要

• 亡くなった後に家を売却するため、家族との話し合いが必須。
2. 長生きリスク
• 予想以上に長生きすると、借入額を超えてしまう可能性あり。
3. 不動産価値や金利の変動リスク
• 家の価値が下がる、金利が上がるなどのリスクも考慮する必要あり。
4. 利用対象が限られる場合も
• マンションなど一部の物件は対象外の場合があるので、事前に確認が必要。

制度を活用するための3つのステップ

この制度を検討する際は、以下のステップを踏むとスムーズです。
1. 家族としっかり話し合う
• 「相続どうする?」といったトラブルを防ぐため、意向を共有。
2. 複数の金融機関・専門家に相談
• リバースモーゲージの条件や金利は金融機関によって異なるので比較検討を。
3. 自治体の補助制度もチェック
• 耐震リフォームには自治体の補助金が利用できる場合も。

よくある質問(Q&A)

Q1. どんな人がリバースモーゲージを利用できるの?
→ 主に60歳以上の方で、持ち家がある人が対象です。金融機関によって条件が異なるので要確認。

Q2. 返済しきれなかった場合、どうなるの?
→ 追加で返済を求められるケースもあるので、借入額や家の価値をよく見極める必要があります。

Q3. 他のリフォームローンと何が違うの?
→ 通常のローンと異なり、元本の返済が不要で、資金繰りに余裕を持てるのが特徴です。

まとめ:老後の安心を手に入れよう

リバースモーゲージは、「自宅を担保に老後資金を借りる」というユニークな仕組み。
国の新制度を活用すれば、70歳以上の方は金利ゼロで耐震リフォーム
ができる可能性も!

ただし、相続や不動産価値の変動などのリスクもあるため、家族や専門家としっかり相談して、自分たちに合った選択をすることが大切です。

**「家は老後の心強い味方」**として、賢く活用してみてはいかがでしょうか?

いいなと思ったら応援しよう!