企業のデジタル改革〜デジタルトランスフォーメーションとデジタライゼーションについて〜
さて、お久しぶりです!
ライスシャワーです。皆さん、いかがお過ごしですか?
コロナ倒産200件突破 倍のペース、最多は宿泊業―帝国データ
コロナ禍の規制が解除されてから数日たちましたが、レナウンのような企業にも注目したいところですが、やはりホテルや旅館で39社というのは非常に多いですね。。
3700名ほどの解雇者が出ているというニュースもありましたし、本当に心配ですね。。実は身内にも一人、観光業関連で働いている者がいるので、不安の声が聞こえてきます。。。
参考ですが
【調査】新型コロナウイルスによるホテル・旅館の倒産まとめ 全国で37社が倒産し負債総額431億円※5 月 28 日時点
もしよろしければ、
「コロナでリストラしてしまったら」、、というタイトルで書いた前回の記事なので参考にしてくださいね!
さて、今日は少し営業というところから離れて
デジタルトランスフォーメーション(DX)についてお話をしてみたいと思います。
RPAやAIによる業務効率化だけがDXじゃない!
今日実は一番言いたかったことは、コレです。(笑)
多いんです、こういう方。
こないだ、な~んにもわかっていない上司から、こういわれました。
「DXって最近見るけどあれだろ!こうAIとかいうのが、全部自動でパーッとやってくれるってことだろ!?」
っていわれてもうなんか、、、がっかりときたわけです。。。
本当に、コンサル会社のマネージャーかよ、、おまえ大丈夫かと。。。
と、言いたいのを思いっきり堪えましたが。。でも多いと思うんです。以外に勘違いされている方(うちの上司は立場上、だめです。アウトです。)
なので、そんなわかりづらいこの言葉を、端的に説明しますね!
デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、デジタルを活用して新規事業を実現するとか、業務の生産性向上といったことではなく、
デジタルテクノロジーを活用して、経営の在り方やビジネスのプロセスをリデザインすることです。
・・・・・いやよくわからんけど。。って感じですよね。
いきなりですみません。
詳しく説明していきますね。
早すぎる環境変化への適応を求めて
スマートフォンの普及以来、世の中の変化のスピードは本当に早くなりました。
そして事業や経営を取り巻く環境が急速に変化することで
ビジネスプロセスやサービスもまた、この変化に対応できなければ、企業は生き残れない時代になりました。
対応という言葉では生ぬるく、即応が必要といってもいいかもしれません。
しかし、組織体というのは簡単に変化するものではありません。風土やルールなどいろいろハードルがあるからです。
が、変えられるとしたら、それは経営トップを変えるとか、いろいろ手段はありますが、ともかくも
その中の一つの手段として、
伝統的な経営の仕組みやビジネスプロセスを、「デジタルテクノロジーを駆使して」つくり替える。ということが考えられます。
これこそがデジタルトランスフォーメーション(DX)です。
つまりよく勘違いをされていますが、デジタルトランスフォーメーションとは単なる技術の話ではなく、というより経営の改革・改善に他なりません。
デジタルテクノロジーは所詮ツールなんです。
しかし、このツールを皆わかっていないから勘違いしてしまうんですね。
特に、日本の大手企業の経営者で技術を知っている人間は稀です。
どちらかというとおべっかや忖度が大事にされてきた文化で成果を残してきたわけですが、技術への知識なんかは必要ありませんでしたから。。(例外はもちろんいますよ!)
しかし、何ができるか、どのようにできるかということを少しでも知っておかなければ、着手ができない。
着手したとしても実働にあっていない、、、ということになってしまいます。
似て非なるもの?デジタライゼーション!
よく間違われやすいことですが!
デジタルを活用して新規事業を実現するとか、業務の生産性向上といったことは、でデジタライゼーションといいます。
これは、既存の製品やサービスを、IoTやAI、クラウドといったテクノロジーを活用して、機能や効率を高めるなどして、既存の価値を高めることを指しています。
ですから、例えば
PC+電話⇒スマホと開発することや、
カセットテープ⇒iPodとなったのはデジタライゼーションです。
もちろんこれは非常に大事なことで、企業とは価値を提供するものである以上、その価値を高めるために、デジタル化を図るということは大いに重要なことなのですが、これはこれまでもあった潮流にすぎません。
時代性なのか、働き方やビジネスの在り方そのものに目が向けられることで、デジタルトランスフォーメーションは
経営の在り方として着目がされ始めたのです。
私自身はもともと、学生時代にPythonをつ私自身はもともと、学生時代にPythonを使って機械学習を学んでいたのですが、
単なるテクノロジーとしてではなく、経営の在り方という目線まで来たことは世の中にそれだけテクノロジーが浸透して来たということです。
こんなにも世の中の中心にITがある以上、経営者こそは理解がないと務まらないと思います。
コロナによって加速化する、デジタルの潮流
ここまで聞いて、単なる言葉の違いじゃないか、、と思うかもしれませんが
それより大事なのは、目指すものが違っていること。
企業として、これだけ着目しているのは生き残りがかかっているからというわけで、
もちろん、付加価値を高めることも大事(デジタライゼーション)ですが、
経営改革やビジネスの在り方(デジタルトランスフォーメーション)についても大事だということです。
デジタライゼーションの先にデジタルトランスフォーメーションがあるわけではなく、両者が目指すものは異なっています。
しかし当然ながら価値の向上も、働き方やらビジネスのあり方もこれからを生き残るためには必要です。
ですから、この二つを両輪として回すイメージを持つことが、
これまであったデジタライゼーションとDXとを分離させて
経営改革こ方法としてDXを認識させ、
着実な進化を促すものだと思います。
テレワークなんかは、ビジネスの在り方を変えた、まさにDXの第一歩目ですし、コロナが禍もたらした大きな恩恵といってもいいかもしれませんね。
今後も少しずつ、DX等についてもお話していきたいと思います。
ではでは
Sincerely
ライスシャワー
よろしければ、サポートしてくださると嬉しいです。営業やビジネス、個人の能力開発に貢献していきたいとおもいます。どうぞよろしくお願いいたします。