創業から現代まで人を虜にするBarbour
みなさんは、「Barbour (バブアー)」ってご存知ですか?
赤ちゃんじゃないです
秋になるとセレクトショップなどで増えてくるアウター
2019-2020年で一気に着用する人が増えたんじゃないでしょうか。僕もその一人で昨年初めて念願のビデイルを購入しました。それからは、まんまと虜になりましたね。でも決してお安くないのでまだこの一着のみしか持っていません。。笑
でもそれさえ着ちゃえばサマになる一枚持ってて損は、無いアウター。今日は、そんな愛するBarbourのルーツなどをご紹介します!
そもそもBarbourって?
Barbourとは、漁師やバイカーなどに愛され続けてきた英国の老舗ブランド。Barbourでメインアイテムといえば「ワックスドジャケット」ワックスで綿生地をコーティングすることによって防水性と防風性を実現。今の化学繊維によって機能している防水、防風に匹敵するほどだ。 また、ワックスコーティングによって耐久性も高く、労働者に愛用されてきた。
歴史の簡単な流れ
1984年にジョン・バブアー氏によって創業された。北海の不順な天候の元で働く漁師、港湾労働者に向けてワックスドクロスを用いた防水ジャケットを提供したことが始まりである。その機能性、耐久性は、高く評価され、第一次・第二次世界大戦には、防水服として英国軍に提供。また潜水艦の公式搭乗員服として採用された。Barbourの名は、実績とともに名声を高めた。
その後は、barbourを象徴するアイテムが続々と生まれた、モーターサイクルレース用に開発された「インターナショナルジャケット」、
今でも一番の人気を誇る乗馬用ジャケット「ビデイル」狩猟用フィールドジャケット「ビューフォート」を開発。
それらは、富裕層、英国王室も愛用され、王室御用達の証し、「ロイヤルワラントを3つも獲得した希少なブランド。
その証は、今でもブランドネームに刻まれている。
ここからは、一番人気の「ビデイル」について深堀していこう
ルーツは、乗馬用!?今でも一番人気を誇る「ビデイル」そして「Barbour」その物の魅力
Barbourを初めて購入される方は、大体このモデルから購入するのでは、ないでしょうか?
Barbourといえばこの形と思われる程の定番モデルです。
そんな「ビデイル」上記でも記述したとおり、実は、乗馬用に開発されたモデルなのです!
もちろん今でもそのディテールは、残っています。
乗馬用ディテールご紹介
まずは、袖口から。
「ビデイル」の袖口、実は、リブニット仕様となっています。
これは、乗馬の際、風の侵入を防ぐためであり、防風の役割を担っております。
次は、後ろ身頃をご覧ください。
なにやらボタンが付いていますね。これ実は、サイドベンツで馬にまたがりやすいように幅を広げられる仕様となっています。
また着丈も長すぎずジャケットと同じぐらいの丈。これも乗馬しやすい仕様の一つとなります。
よくこの様なアウターを「ハンティングジャケット」と言われますが、Barbourには狩猟用の「ビューフォート」というモデルも存在します。
なので「ビデイル」は、正式には、ハンティングジャケットでは、ないのです。
共に年を取る。自分色に染まる経年変化
革製品など使っていくうちに経年変化して自分色に染まっていく。それは、まさに大人のロマンでは、ないだろうか。
Barbourもワックス加工によって、革製品のような経年変化を楽しむこともできる。ワックスが抜けると防水効果も薄れてきてしまう為、自分で再度ワックスを塗ることもできる(リプルーフ)。手間を掛けるからこそ愛情が湧くものです。
秋から冬は、これ一枚あると便利!雨も風も防ぐ
ワックスコットンで水を弾くのは、もちろん、他にも防風に役立つ仕様が他にもあります。
「ビデイル」の襟を見ると温かみのあるコーデュロイ素材となっています。
実は、Barbour襟も含め全締めすることができ、風から首を守ることができます。これをすることによって首にコーデュロイが当たって暖かい。
別売りのライナーで保温力UP
Barbourの欠点といえば保温力に優れていないことでは、無いだろうか。
真冬になるとシャツにBarbourのみでは、防風は、出来るけど保温力には、欠ける。そこで活躍するのが公式のアイテム、ライナーである。
内側のチャックで繋げる事ができる。このような工夫を施せば秋冬春3シーズンで活躍すること間違いなしである。
因みに僕は、無印のインナーダウンを中に着る事が多い。
トレンドに合わせてアップデートしたバージョンが登場!
ここ最近のトレンドとなっている、「オーバーサイズ」。そんなトレンドに合わせて登場したのが「WhiteLabel(ホワイトレーベル)」である。
簡単に言えばオーバーに着こなせるサイズ感のシリーズが登場。
実は、僕が持っているのもこの「ホワイトレーベル」の「ビデイル」である。
サイズ以外で通常モデルとの違いは、「袖口のリブが無い」「ライナーを繋ぐチャックが無い」ことである。
「袖口のリブが無い」のは、僕的には、重ね着しやすくなる気がして好きだ。
「ライナーを繋げるチャックが無い」ことは、あったら便利だが、チャックが無いだけでライナーを着ることは、出来るし、オーバーサイズなのでインナーダウンを着ても着膨れしないのでそこまで気にすることは、無かった。
オーバーサイズにハマっていた自分にとっては、100点満点のモデルである。
あなたも一着いかが?後悔は、しません
ここまでBarbourの魅力を語ってきたが、今回は、筆者が思う魅力であり、着る人によって感じる魅力は、十人十色だと思う。
雨の日も風の強く冷え込む日もBarbour一着あれば済む。もちろん普段の日も。ある意味ファッションに無頓着な人が持っていても良いアイテムではないだろうか。
現代では、様々なブランドから機能的なアウターなどが出ている、驚くほど軽く、スタイリッシュな物もあるが、
Barbourの昔ながらの武骨さ溢れるデザイン、ワックス加工の経年変化で自分色に染まっていく、そんな一着と年を取るのもいいのでは、無いでしょうか。
#barbour
#バブアー