破局パーティー第2話
破局パーティー前夜。
友人が突如家に現れて、いきなりお泊まり会start。
神展開。
その日にやる予定だった課題はもちろん終わらず、深夜2時まで語り合った。
チャットモンチーを流しながら、歌いながら、弾きながら語り合った。
これこそ青春。
友人の元カレからのゴミカスDMを罵ったのは結構楽しかった。
「ちなみに復縁ってある?いや、100%しないけどさ。」
↑ゴミカス。
好きなら、それでも良いと思ってしまうのかな?
私は恋愛経験がそんなにないからよくわからないけど、恋愛してる人って大変なんだなぁ。
それでも輝いて見えるよ。
精一杯に悩んで、答えを出そうとしている友人は素敵だといつも見ていて思う。
なかなか起きない友人を叩き起こして、大学に向かった。
1限から5限まできっつい専門科目を耐えた。
専門はおもしろいけれど、やっぱり難しくて脳が破壊されそうになる。
特に量子力学はわっかんね〜〜〜ってずっと思ってる。
物理自体は専門である化学より得意で楽しくて好きだったんだけどね。
こういうのをすっと理解できる人が研究者になるのかな。
私は難しいことを理解する能力もないし、ずば抜けた知的探究心もないし、何があるんだろう。
ぼーっとしていたら5限が終わって、友人と少し良い居酒屋さんへ。
良いところの日本酒は美味しいんだよ!と聞いていたが、やっぱり苦手だった。
大人になれない!!!
「とりあえず生で」とか言える大人になりたいよ〜。
他の友人に、「ここに行ったら絶対厚揚げ豆腐を食べたほうがいい!」と言われていたので頼んだ。
今まで私が食べていたものは本当に豆腐だったのか...?と思うほどにトロトロで...おいしくて...。
幸せでした...。
友人と恋愛弱者についてよく語っているのだが、私も恋愛弱者の片鱗があるのではないかという話になった。
めちゃくちゃ綺麗で可愛くて面白くて優しい先輩がいて、とにかく仲良くなりたくて仕方がなかった。
誘われ待ちなんて無意味だから、遂に先日私はサシ飲みに誘いました...!!!
めっっっっっちゃ緊張した...。
誘う前、誘っている途中、誘った後。
緊張しすぎて全てを友人に実況していたら、その様子がチー牛すぎると言われてしまった。
まじで、そう。
恋愛弱者辞めたい。
別にこれは恋愛とかではないけど。
どうしたら普通に人を誘うことができるの?
私にとっては連絡をすることも、人を誘うことも、ハードルが高すぎる。
めちゃくちゃ飲んだ後に二軒目へ。
後輩を電話で呼んで、4人で女子会をした。
コミュ障すぎて後輩と話すの苦手って思ってたけれど、2人とも優しくて可愛くてすごく楽しかった。
もっと後輩と仲良くなりたいなって思った。
いろいろあるけれど、ありのままを見せられる友人と、優しくて可愛い後輩とこうやって過ごせるのってだいぶ幸せなことだなと最近思う。
高校の頃はたくさん友達はいたけれど、猫かぶって浅〜い関係しか築けなかったから、今の私、本当に恵まれてるって思う。
しあわせだよ。