新カード紹介vol.7(デュエプレPLAY'S CHRONICLE PACK)
皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。
デュエプレの新カード紹介をやっていきます。
※この記事において、「TCG」と表記しているものは紙のデュエルマスターズのことです。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典について、既存のデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、デュエマのものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。新カードの画像は公式X(twitter)またはコミュニティから、Youtubeの動画内で公開されたものはその動画内から、神ゲーム攻略の方で公開されたものについてはその都度、出典を明記します。
《常夜の死神ベル・ヘル・デ・モーリー》
これから紹介する6枚は神ゲー攻略さんによるデュエプレ放送局で公開されたカードですね。
動画はこちらです。
神ゲー攻略さんによる《常夜の死神ベル・ヘル・デ・モーリー》の解説記事はこちらです。
こちらはデュエプレオリジナルカードとなっています。
出た時に自分をマナに送り相手クリーチャーのパワーを下げます。
言うなれば闇自然の4コストチャージャーみたいなものです。
比較対象は《無双竜鬼ミツルギブースト》。あちらは種族のドラゴンが優秀でありマナ加速しながらクリーチャーを破壊できる、対抗馬になり得るカードが無かったのでかなり使われています。
《ミツルギブースト》を小型化したようなスペックですが、パワーマイナスなので、使い勝手はちょっとだけ上です。
マナに言って相手クリーチャーを除去する4マナということで、スタン落ちする《霊騎ラグマール》の後釜を担えるかどうかですが、怪しいでしょう。多色なのがきつく、そもそも《獣軍隊 ゴアラ》と《有毒類 ラグマトックス》でどうにか対応できるケースも多いから、【自然単サソリス】では優先度は低いと思っています。
闇自然の4マナでマナ加速できるのはこれで3枚目。墓地肥やしが強みな先輩達とは違った運用になるでしょう。
名前は明らかに《地獄の門番 デスモーリー》を意識しています。デュエプレはまだ《デスモーリー》が生まれた時代に達していませんが、もうじき追い付きます。
死神には《デスモーリー》と同じ仕事ができる《死神の邪剣デスライオス》がいるので、こちらはマナに行くことで差別化しています。
《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》
神ゲー攻略さんによる《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》の解説記事はこちらです。
無茶苦茶地味な性能をしたカードがやってきました。TCGからの変更点はありません。
出た時に墓地かマナからカードを回収できるトリガーです。
強くは無さそうに見えますが、カード回収なのは唯一無二で、大変貴重です。クリーチャーでも呪文でも無いカードを回収できるので、回収が困難なゴッド・カードを拾えるのが現在の魅力。今後D2フィールドのようなカードが実装されたらお世話になるでしょう。
デッキを消費することなくシンプルかつ無条件にマナ回収として使えるのは《一極両得 マクノカ&ヌクノカ》以来です。
トリガーとして使っても受けに使えないように見えますが、革命0トリガーを回収すれば貢献できます。
種族も優秀で、闇のコマンドと言う点が今後重要となってきます。特に《超復讐 ギャロウィン》との組み合わせには注目したいところ。
《ギャロウィン》は自分が破壊された時自身を回収できないので、墓地に落ちた《ギャロウィン》を《ベル・ヘル・デ・スカル》で回収可能です。《ギャロウィン》が破壊されたら《ベル・ヘル・デ・スカル》を回収すればOKです。
トリガーで用意できる侵略元としても申し分ないです。そんなにいないのかと疑問に思う方は現状を調べてみて下さい。
《ギャロウィン》の他にも《復讐 ブラックサイコ》、《超獣軍隊 ゲリランチャー》の上に乗せることになりそうです。
筆者は【闇自然ヘルボロフ】で使ってみたいです。あのデッキにはうまくマナや墓地に触れられるカードが無くて困っていたので。
《死神スクリーム・ハンド》
神ゲー攻略さんによる《死神スクリーム・ハンド》の解説記事はこちらです。
デュエプレオリジナルカードですが、《死神スクリーム》が元ネタでしょう。
デッキから6枚も墓地肥やしを行ってきます。1枚でできる墓地肥やしの量としては最大クラスで、長らく強化が無かった《煉獄邪神M・R・C・ロマノフ》が喜んでいます。このカードが採用されるかですが、似たカードが似たデッキに採用されたことがあるから、試してみても面白そう。
しかも墓地から回収するカード次第ではほぼほぼ《デーモン・ハンド》に化けます。クセが無いカードを選ぶなら《死神術士デスマーチ》を選ぶことになります。
大量にデッキを掘削できるから、4枚の切り札にアクセスしたい【闇単ヘルボロフ】でも試してみたいです。6枚も墓地を増やせば《葬英雄 ゲンセトライセ》が墓地に落ちるか《極・龍覇 ヘルボロフ》を回収できるか、どちらかはできます。もしできなくてもデッキトップからひける確率は上昇します。
一緒に使いたいのは《悪魔神バロム・エンペラー》。こんなに墓地が増えるならコストも大きく減るはずだし、《スクリーム・ハンド》の破壊条件を満たしてくれます。
後は《罪英雄 クロノパギャラ》とかどうでしょう。除去耐性を1回作れるのは面白そうで、《スクリーム・ハンド》の欠点でもあるデッキを消費しすぎることをデッキ回復によってケアできます。
《奈落の葬儀人デス・シュテロン》
神ゲー攻略さんによる《奈落の葬儀人デス・シュテロン》の解説記事はこちらです。
バトルゾーンに出るとゲームが混沌とするクリーチャーが実装です。
TCGからの変更点はありません。
一時期【水闇墓地退化】の踏み倒し先として使われていましたね。最速4ターンで着地し、ゲームをめちゃくちゃにしていました。
各ターンのおわりに手札が全滅します。自分でブレイクして相手の手札に渡ったシールドも、相手にブレイクされたシールドも、ターンのおわりに全部無くなります。そのため、デッキトップで引いたカードに全てをかけるゲームが開幕してしまいます。自分は墓地利用して何とかしたいところです。
そんな《デス・シュテロン》を厄介だと除去をすると今度はクリーチャーが全滅します。《デス・シュテロン》を処理するのはトリガーを踏んだ時か相手がトップで除去を引いた時のみになります。なのでどかされることはないですが、攻撃中にうっかりどかされたら残りのアタッカーは壊滅してしまうし、相手にブレイクしたシールドだけが残ってしまいます。
一度バトルゾーンに出たら最後、どのみちバトルゾーンも手札も消えて無くなってしまうでしょう。
クセが非常に強いですが、手札をひたすら使ってマナ加速し、《デス・シュテロン》を投げる使い方が一案です。
《大地と悪魔の神域》
神ゲー攻略さんによる《大地と悪魔の神域》の解説記事はこちらです。
TCGからの変更点はありません。
悪魔神専用の踏み倒し呪文の実装です。自分のクリーチャーは全部マナに送られてしまいますが、強力なクリーチャーが出せます。
最強の組み合わせは《邪霊神官バーロウ》と《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》を出し、《バーロウ》で《バロム・クエイク》を出すことでトリガーを無効にして攻撃するものでしたが、デュエプレだと《バーロウ》が召喚限定になっているため、不可能です。
先ほど紹介した《ベル・ヘル・デ・スカル》はこのカードと組み合わせるために実装されたと考えられます。《大地と悪魔の神域》を手札に抱えて、たとえ悪魔神が除去されても何度でも復活できるコンセプトでしょう。闇のカードがデッキに入っていないと無限に《ドルバロム》を出されて永遠の闇に葬られてしまいます。冗談抜きで。
他の進化元としては、相手に攻撃しなくても出すだけでシールドが増やせるようになった《偽りの羅刹 ミスディレクション》、手札を破壊する《悪魔龍 ダークマスターズ》などが候補です。
このカードの問題は10と非常に重いコスト。かつての【闇自然ドルバロム】と同じように、マナをひたすら貯めて切り札を出すデッキはわかりやすそうです。
《暗黒皇グレイテスト・シーザー》で踏み倒すアイデアも見かけましたが、これは目から鱗です。
ちなみに、《大地と悪魔の神域》や《ベル・ヘル・デ・スカル》、《バロム・クエイク》は同じクロニクルデッキで実装されています。TCGだと「クソデカデドダム」と揶揄されることもある《無敵死神ヘックスペイン》もこのデッキ出身ですが、デュエプレだと最大マナのカードを墓地に置くので悪魔神を墓地に置く可能性が高く、《大地と悪魔の神域》と相性が悪いです。
《悪魔神バロム・クエイク》
神ゲー攻略さんによる《悪魔神バロム・クエイク》の解説記事はこちらです。
TCGからの変更点はありません。
出た時に全体除去に等しい除去を放ってきます。バロムは元々同族に対しては無力なので、闇のクリーチャーよりも範囲が狭いデーモン・コマンド以外の除去なのは嬉しいところです。
もう一つの能力は、あらゆる形でのクリーチャーの踏み倒しを封じる、バロムらしくないものです。その封殺範囲は非常に広大で、侵略や超次元呪文によるものをはじめ、トリガーやストライクバックまで止めます。元々《ヘブンズ・ゲート》を止めるために手に入れていそうなのに、被害が甚大です。
クリーチャーの受け札はこのカードの前には無力で、呪文封殺と合わせてトリガーを完全にケアできます。「クソデカ単騎ラフルル」と呼ばれることもありますが、《単騎連射 マグナム》がおとなしくなったデュエプレでは情けをかけてくれません。
マナを進化元に出せるのも嬉しいです。今までのバロムと違い、必要な準備が少なく済みます。最悪《バロム・クエイク》3枚でも運用は可能ですから。
このカードと一緒に使っているイメージがあるのは《大菜王ビッグ・ナスディーン》です。《ビッグ・ナスディーン》でマナ加速して《母なる星域》で《バロム・クエイク》を踏み倒します。そうすると《ビッグ・ナスディーン》が破壊されてマナからカードを回収できるので、後続の確保もできます。
《ノワー・ルピア》
FT.まったく、鳥使いが荒いッピね・・・。――ノワー・ルピア
こちらはデュエプレオリジナルカードです。
毎ターン墓地を肥やすファイアー・バードです。墓地を必要とするのは《ポッポ・ジュヴィラ》が思いつきます。
そう言えば《ボルシャック・クロス・NEX》もこのカードの恩恵を受けられそうです。
ドラゴンではなく、フェニックスのコストを下げてくれます。しかもコストが重いと更に1つ軽減が入ります。4ターン目に出せるのは《龍炎鳳エターナル・フェニックス》になります。《ノワー・ルピア》が増やした墓地も《エターナル・フェニックス》が離れる時に回収することで活用してくれます。
フェニックスは大抵自前でコスト軽減持っているから他に使いたいカードは少ないです。《ギャラクシー・ルピア》とかになるけど、出したいカードが微妙なのが気に食わないです。
墓地進化のフェニックスがいれば良かったけど、そんな贅沢は言えなさそうです。
《暗黒神羅凰ゼロ・フェニックス》/《羅月デス・フェニックス》
PVで最後に映ったカードで、事前紹介のところで究極進化として帰ってくるのではないかと予想していましたが、本当にやってきました。
性能について見る前に、デュエプレにおける究極進化について解説しておきます。
究極進化は進化クリーチャーの上に進化するクリーチャーです。そのため出すのに要求されるカードの枚数が多く、その割に出してもゲームに勝てないので、TCGだと《神羅ケンジ・キングダム》が出るまで活躍していませんでした。小型の進化元を貰っても進化元しか使われないことがありました。
デュエプレで実装する時には《羅月???》として出せるようにしました。進化クリーチャーがいないと出せない問題点の解決を図った形です。
しかも、マナを支払うことで《羅月》状態から《神羅》に進化することができるようになりました。デュエプレではバトルゾーンに出す方法が増えたことになります。
その結果、デュエプレの究極進化は(実装後もある程度のてこ入れはされたものの)どれも実戦で使われる性能になりました。
まずは羅月面から見ていきます。
出た時にささやかな3000火力を打ってきます。シールド焼却を狙うデッキは早い相手が得意ではなかったから、そうした相手にやれるような力を手に入れています。
離れた時に相手のマナを破壊しますが、相手のターン中のみに制限されました。本家《暗黒凰ゼロ・フェニックス》に与えて欲しかった条件でしたが、自分のターンに破壊して悪用するのを防いできました。これでは《ミケニャンコ》に頼らないと悪さができません。相手への脅しとして使うことになるでしょう。
バトルゾーンに放置されて生き残ると神羅面で出せるようになります。《デス・フェニックス》が《ゼロ・フェニックス》になると言うことで、言葉にできない感動を覚えています。
PVにも映っていた神羅面がこちら。
出た時に除去を放ち、ブレイクするシールドは墓地送り。邪魔だと墓地に送ろうとすると再び除去が飛んできます。
このようなシールド焼却をしてくるクリーチャーは雑なブロッカーで足止めされるとただのデカブツとなってしまうのですが、出た時除去で障害物を排除してくれます。
うっかり《轟く侵略 レッドゾーン》を出して《ゼロ・フェニックス》を破壊してしまうと、《レッドゾーン》が道連れにされてしまいます。
バトルゾーンに闇のクリーチャーと火のクリーチャーがいれば墓地から召喚できます。これはリメイク元がどちらも墓地から蘇る能力を持っていたので、こちらも手に入れた、ということになります。条件自体は闇と火の多色クリーチャーがいれば簡単に達成できますが、問題はこの能力で《デス・フェニックス》を墓地から召喚できるかどうかです。できそうにも見えますが、曖昧であり、使い勝手が大きく変動するから触れにくいです。
究極進化なので目についたのが《エンペラー・キリコ》や《真実の神羅 プレミアム・キリコ・ムーン》との組み合わせ。たくさんクリーチャーを出したついでに道中で出てきた《蒼狼の始祖アマテラス》から《母なる星域》を唱えれば、《キリコ》を進化元にシールド焼却クリーチャーを即席で用意できます。この場合《神羅ゼロフェニ》は《無頼妖精ワイルド・リリィ》でマナに置けるからデッキに多く採用する必要がありません。《プレミアム・キリコ・ムーン》は《羅月キリコ》から《母なる星域》を発射することで《神羅ゼロフェニ》が出せるので、サブプランとして運用可能です。
究極進化サポートは《死神封魔ラヴァール》や《爆裂B-BOY》がいます。先ほど紹介した《ノワー・ルピア》と同じ軽減を行うカードで、1マナクリーチャーが絡めば最速4ターンでの着地に貢献します。
おわりに
ここまでご覧いただきありがとうございました。
一つ気になることがあり、カード公開最終日前日の時点で公開されたVRが13枚あります。その内1枚が「PLAY'S CHARACTER CARD」です。そのため通常のカードとは別枠で枠が設けられていることが推測されます。この枠で思いがけないカードが再録される可能性がありそうです。
次回が最終回になりますが、どうぞよろしくお願いします。
またどこかでお会いしましょう。
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