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気まぐれカード解説vol.21《黄金世代 鬼丸「爆」》

皆さんこんにちは、はじめましての方ははじめまして、保留状態です。
ふと思い付いたカードを紹介していく記事。今回のカードは《黄金世代 鬼丸「爆」》です。

※この記事において、「TCG」と表記しているものは紙のデュエルマスターズを差します。「デュエプレ」と表記しているデュエルマスターズプレイスとは便宜上区別しています。
※画像の出典はデュエプレのカードはデュエプレの公式ホームページにあるカード検索のもの、紙のものはデュエルマスターズの公式ホームページにあるカード検索のものです。


《黄金世代 鬼丸「爆」》は18弾で登場した進化クリーチャーです。

6マナ13000と高いパワーを持ちながら、離れる時にデッキトップ次第では生存することができる除去耐性を持っています。デッキの大半をヒューマノイドに染めることで、大抵バトルゾーンを離れない、無敵のクリーチャーになります。

たとえバトルゾーンを離れてしまっても、進化元にいたクリーチャーを出すことができます。

TCGからの変更点は除去耐性が破壊以外にも対応するようになりました。
また、レアリティが降格したため、入手しやすくなった一方でビクトリーサポートを受けることができなくなっています。

コロコロオンラインに掲載されていたものを引用
実物は金箔が張られているが、画像表示だと視認性の関係からか、金の部分が水色に変更されている。

《鬼丸「爆」》を切り札にした【ヒューマノイド】は事前評価において、切り札が除去に強いビートダウンとして、活躍できるのではないかと注目されていました。生成コストも安かったし、最速4ターン目に《鬼丸「爆」》を出す動きもあったので、何かやれそうでした。

こいつを3ターン目に出せば、4ターン《鬼丸「爆」》に繋がるので、期待されていた。
しかし、役割対象が狭く、多色なのもネックで…

しかし、そんな予想に反して、残念ながら大活躍はできませんでした。その原因はアレなカードがあった、とだけ言っておきます。

【ヒューマノイド】目線では罪なカード
除去ができるが除去以外のことも何でもできてしまうカード
このカードに付属している《勝利のプリンプリン》のせいで《鬼丸「爆」》が置物になることも日常茶飯事だった。

この時【ヒューマノイド】がうまくいかなかったため、23弾で無茶苦茶強そうな強化パーツが実装されたのではないかとすら考えられないでしょうか?

《鬼斗マッスグ》よりもできることが多く、自分で自分のコストを減らせるのが強かった。
現実はヒューマノイドと言うより、メタビートになったが

さて、《鬼丸「爆」》ですが、最後の能力は少々特殊なものとなっています。

手札や墓地、マナに置かれるならば踏み倒しの挙動はわかりやすいですが、《偽りの名 イージス》などによってデッキに戻されてシャッフルされた時の挙動はDCGならではで面白いです。デュエプレの効果だとTCGで離れた時の効果が発動する時、少々厄介なことになります。
デッキに進化元を戻してシャッフルした後、デッキを見てその中から出す必要性がありますから、デッキを見る動きをしなければならず、テキストに書かれていない処理をしないといけない。しかし、デュエプレだとデッキ内に除去されたらそのままデッキから何事も無かったかのように帰ってきます。

これだけなら何ともなく、平凡なカードに見えますが、《鬼丸「爆」》の裁定の中には、デュエプレ史上一、二を争うほど謎な挙動をするものがあります。

それは、ゴッド・カードを進化元にした《鬼丸「爆」》が離れる時のものです。

ゴッド・カードは左の状態でバトルゾーン以外のゾーンに存在するが、右のクリーチャーとしてバトルゾーンに出せる

突然ですがここで問題、《究極神アク》を進化元にした《鬼丸「爆」》が手札に戻された時、どんな動きをするでしょうか?


普通の進化クリーチャーの挙動ならば手札に戻ったクリーチャーはゴッド・カードに戻ります。

正解は、《鬼丸「爆」》と進化元が手札に戻され、《究極神アク》は《超絶究極神》に戻り、《鬼丸「爆」》の能力でゲーム外から《究極神アク》がバトルゾーンに出てきます。

その結果何が起きたかと言うと、デッキの総数が増加します!ゲーム外からカードを取得できるので、変なことができます。例えばこんなことができたり

同名クリーチャー(ゴッドのみ)をたくさん出せたり、デッキの総数を越えたり、意味不明な遊び方ができます。

どうしてこうなるのか、軽く推測します。
ゴッド・カードをゴッド・クリーチャーとして出す時、ゲーム内にてゴッド・カード《超絶究極神》を《究極神アク》として召喚する場合

①:カードの使用宣言(7マナ支払い、手札の《超絶究極神》を《究極神アク》として選ぶ。
②《超絶究極神》は除外され、変わりに《究極神アク》として出る

このような挙動がとられているからであり、
離れる時は

①:《究極神アク》がバトルゾーンから離れ、離れた先に移動する

②移動先にて《究極神アク》は除外され、かわりに《超絶究極神》としてゲーム内に存在する

では、《鬼丸「爆」》が絡んでゲーム内に残ったゴッド・クリーチャーは何かですが、ゴッド・カードによる手続きがなされることなくバトルゾーンに出たので(《鬼丸「爆」》の離れた時にバトルゾーンに出た)、バトルゾーンを離れてもゴッド・カードにはならず、ゴッド・クリーチャーとしてゲーム中存在することになった。

これ前例が無いから正しい動きをしているかわからないのですが、実装直後から今日まで修正されることなくこの処理がなされています。ゴッド・クリーチャーがゲーム外から出ることはゴッド・クリーチャーの能力で片割れを出す時にゲーム外の文言が出ているから、ルール的にも多分問題ないでしょう。

追記.7/25日のメンテナンス終了後からこの記事で紹介した手順を行ってもゴッドが出なくなりました。どうやら《 鬼丸「爆」》の挙動は不具合だったそうです。


というわけで《黄金世代 鬼丸「爆」》の紹介でした。
デッキの総数を物理的に増やせるカードとしては唯一無二の存在でしたが、《鬼丸「爆」》にもついにその座を明け渡す日が来ました。
《神聖の精霊アルカ・キッド》の実装です。

ゲーム外から《ホーリー・スパーク》を取り寄せることができるから、デッキを増やすだけなら《鬼丸「爆」》よりも手間がかかりません。そのことに気付いて急遽、この記事を執筆した程です。

また、《アルカ・キッド》の実装により、デュエプレのマナゾーンの上限枚数が本当にルール通りに99枚になるかもしれません。今なら100枚以上マナにカードが置けるので、試したい方はお早めに。

この記事を楽しんでいただければ幸いです。
 またどこかでお会いしましょう。


#デュエマ

#デュエルマスターズ

#デュエプレ


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